日向ヒナタ(ひゅうが-)とは、漫画『NARUTO』の登場キャラクターの1人にして主人公(うずまきナルトの嫁である。
CV:水樹奈々
概要
夕日紅率いる第八班の所属、木の葉でも名門とされる日向一族宗家出身のくの一。父親に日向ヒアシ、妹に日向ハナビ、従兄に分家出身の日向ネジがいる。なお、「ひなた」という字を漢字にすると日当のほかに、『日向』でも「ひなた」という読みがある。漢字名称だと日向日向になるのだろうか?
一部ではショートヘアーだったが二部以降はロング。あと二部からは同年代の女性キャラの中では一番胸が大きい描写がされている。
(みんなで銭湯に行った時は、押さえつけないと浮かんでしまうほどだった)
日向一門ということから一族の血継限界である白眼が使える他、戦闘では柔拳を用いて戦う。ただ、彼女自身は1つ年上のネジや5つ年下のハナビに比べると才能に劣っており、かつては父親の日向ヒアシからは「あやつは日向にはいらぬ」と切り捨てられる程だった。
一部の中忍試験編では犬塚キバ・油女シノとのチームで第二試験までは突破したが第三試験の予選で従兄で分家出身の日向ネジと対決することになり、宗家のヒナタに対して憎しみを向けるネジに徹底的に痛めつけられるが、憧れのナルトの前で格好悪いところは見せられないと最後まで懸命にネジに立ち向かう。
最終的に戦いには敗れ最後にはあわや殺されかけたが、その戦いぶりを見たナルトはネジを倒すことを決意し、実際に本戦でネジを破っている。しかしヒナタはネジから受けたダメージが思いのほか大きく、本戦のナルトの勇姿を最後まで見ることはできなかった。
一部では主に感知の用途で白眼を用いることが多かったが、二部以降では実力的にも成長し、白眼を用いての柔拳での戦闘描写も目立つようになる。
温和で心優しい、照れ屋で引っ込み思案で且つ気弱な性格。しかし、いざという時には自分で決めたことを真っ直ぐ貫こうとする意志の強さも見せる。
幼少期からうずまきナルトに好意を寄せているが、自身の消極的な姿勢もあって進展しない。とはいえ、ヒナタはナルトに強い影響を受けており、「まっすぐ自分の言葉は曲げない」という彼女の忍道もナルト譲りの物である。
特に印象深いのが二部におけるペイン戦、ペインに追い込まれて絶体絶命のナルトを救うべくたった1人でペインの前に立ちはだかり、逃げるように叫ぶナルトの前で堂々と「私はナルト君が……大好きだから……!!」と、消極的な彼女が遂にナルトに対する自らの想いを告白する。
柔拳を用いてペイン相手に立ち向かうもその実力差はあまりにも大きく、吹き飛ばされた挙げ句にペインの放った杭を撃ち込まれて瀕死の重傷を負うことになり、その光景を目の当たりにしたナルトが九尾の力を暴走させるきっかけとなった。
この時の暴走は一際大きく、今まではサスケと終末の谷で殴りあった時も大蛇丸に挑発されて怒り狂った時も四本目くらいまでの暴走だったのが、この時は相手が自来也を殺した仇敵そのものであったというのもあり、八本出た上、九本目が出る寸前まで行った。
アニメでは戦闘シーンが大幅に追加されているだけでなく瀕死の体を引きずりながらナルトの方へと近づき、震える手でナルトに刺さった杭を必死に抜こうとしたり、その光景を見たペインからの問いに自分の忍道を堂々と言い放つなどとより描写が強調されている。
その後の忍界大戦でもネジと連携して白ゼツ軍団と戦ったり、「これからはナルト君の後ろを追いかけるのではなく、隣に並んで歩いていきたい」と、新たな決意を語ったりもしている。更にオビトとの戦いでは情け容赦のない現実を目の当たりにして遂には己の信念がぐらついてしまったナルトを叱咤激励し、立ち直ったナルトから「お前がオレの横にいてくれたおかげだ」と言われたり、本誌掲載時のラスト煽り文で「この手は決して離さない!」なんて書かれてたりも。
上述のペイン戦を見ればなんとなくわかると思うがアニメでは活躍の機会や出番が増えており、二部では彼女メインのエンディングが作られたり、そのことについておまけアニメで「ナルトのスタッフにはヒナタファンがいる」などと公式で認めてしまっていたりする。
このような扱いからなのか、最終回では彼女が報われるエンディングとなり、多くの読者を感激させた。
最終回に登場する兄妹の名前もいろいろ深読みできるようになっている。
そしてNARUTO最後の映画となる「NARUTO THE LAST MOVIE」にてメインヒロインとして抜擢され、ナルトと結ばれるまでの過程が描かれる事となった。
また同映画パンフレットの岸影様インタビューにて「少年編が終わって、青年編に入って少し経過してからナルトとヒナタはくっつく」と決めていた事を明かした。このほか、子供の名前についても舞台挨拶で「ネジというキャラがナルトとヒナタをくっつけるのに重要な役割を果たしていました。もともとネジという言葉は(僕の中で)『2つのものを繋げる』というイメージなので、その別の言い方として」という由来を明かしており、概ねファンの予想した通りのものだったようだ。
日向宗家の長子であり跡継ぎの立場だったのだが、ナルトと結ばれ結婚した後はうずまき性を名乗り「うずまきヒナタ」となっている。日向宗家は妹のハナビが継いでいる。
ハナビが継ぐ事自体は幼少の頃から考えられていたようだが、当初は単に「ヒナタに才能が無いから」と言う理由だったものが、中忍試験の後から宗家と分家の確執はだいぶ緩和されているため、恐らくは純粋にヒナタの意志を尊重しての嫁入りになったのだろう。
なお、ニコニコではサクラよりヒナタの方が先に単独記事が出来たが、Wikipediaでは最終回時点で単独記事すら作られておらず、『数ある登場人物の一人』[1]扱いなのが非常に残念な次第である。
ちなみに、ニコニコでのNARUTO女性キャラの単独記事一番乗りはテンテンらしい。
関連動画
関連静画
関連項目
- NARUTO
- THELAST
- うずまきナルト/ナルヒナ/ヒナタ!膣内(なか)で出すってばよ!
- うずまきボルト
- うずまきヒマワリ
- うずまきヒナタ(この記事へのリダイレクト)
- 日向ネジ
- 日向ヒアシ
- 油女シノ
- 犬塚キバ
脚注
親記事
子記事
- なし
兄弟記事
- 12
- 0pt