概要
日常のゲーム化自体は2009年に告知されていたが、その後アニメ化が決定した経緯もあり、アニメ放送中の2011年7月28日になってようやく発売された。声優はアニメ版と同じであるが、完全フルボイスではなく、序盤の兵士の会話と、投票よって決められた後半ストーリーに声が当てられる。
時間軸はゲームの製作時期の関係から単行本第5巻頃のストーリーである。第6巻が本格参戦である立花みほし、小木、ビスケット2号などは登場しない。
だが厳密になると、オープニングの映画風告知ではみおらしき人影が登場し、「過去シリーズ3部作」と呼ばれている(古代兵器の回は単行本第6巻に収録されている)。そのためフェイ王国3回目の古代兵器付近の時間軸であると思われる。
展開を知っている人は演出やセリフに思わずニヤリとするが、日常のアニメを中心に見る人にはちょっと理解し難い展開もあるところもあるので賛否意見が分かれている。
まして主人公(プレイヤー)が相生祐子や東雲なのではなく、地球部隊に派遣されたプロデューサーであり、投票(ボタン連打)によってストーリーを変更できる設定など、これも賛否分かれるゲームとなった。
更に決定的なのは「原作者あらゐけいいち先生不完全監修エピソード」とパッケージに裏打ちされている。
ストーリー
フェイ王国の兵士のお芝居に飽きたスターラ姫のわがままで大量に兵士が飛行船から落とされてしまうことを見かねた
一人の兵士が、注目のギャラクシーTV番組「笑撃☆地球まるみえTV」の投票システムに目を付け、更に地球上の時定市をフィーチャーし、さまざまな地球人の生活を全宇宙放送で流して、姫のご機嫌取り、ひいては落下していく兵士の命(落下してから大気圏に入るため兵士の遺体は無いと思われる)を守ると言う大役をギャラクシーTVプロデューサー(プレイヤー)に委ねられた。
フェイ王国の登場人物
本作は一部の兵士の番号がアルファベットと数字に別れている。例えばI3番と言う兵士は13(じゅうさん)ではなくI3(アイさん)と呼ぶ。姫がいる「宇宙船(母船)」と地球人調査委員の「地球スタジオ船」に分かれている。
二隻の船の行き来は自由だが姫はスタジオ船には来ることなくビジョンで現れる。
今回の地球上、時定の出来事を起こした張本人。彼女のつぶやきを大抵聞いていれば視聴率も落ちないで済む上、たとえマンネリだろうと評価も高評価がもらえる。
ちなみに数時間(放送時間は合計8時間)もテレビを見てくれているスターラ姫はよく目が疲れないなとつっこんではいけない。
42番
通称、分析と説明の42番と呼ばれている。ギャラクシーTVのことを解説、地球人を分析する。
おつき2
地球ライブでやりたい放題やっていた兵士達に苛立った姫に落とされてしまい、
遺言を残し校長のアンテナ(?)にされた。ちなみにおつき1は原作で既に死亡している。
おつき3
今回のゲームの進行役。
75番
ウェボシーのストーリーの選択肢で現れた。本人曰く宇宙人であり、悪い者ではないと説明した。
ウェボシーは冗談に受けて「パンクしてそー」と語り、75番は喜んでいた。
その他兵士達
地球上にやってきた者、姫の飛行船に残った者のその他の兵士達。
姫の評価によって何人か落とされたり、アンテナ破損によって送信側のスタジオ船にも悪影響が及び、10人単位で落とされる。全員(百人以上)いなくなればゲームオーバーとなる。番号はアルファベットと数字ランダムとなる。声をあてられると「おまえ」と呼び合う。
アンテナについて
落下したおつき2が姿を変えたのかは不明だが、装着者の頭に埋め込まれ、受信操作として操られてしまう。
アンテナの制御は兵士曰く、緩いようで、すぐ壊れたり、折れたりしただけで簡単に破損してしまうとのこと。
地球の情報を伝えるだけではなく更に、視聴者投票によって多かった「空気」で、話の流れを変えることが出来るシステムを搭載している。空気は3種類HOT、WRAM、COOL。
最初選ぶのはルーレットで時間によって速さが(遅い順から)、
エスカルゴ、サンボダンサー、背泳ぎ、ママチャリ(アシスト付き)、魚雷、赤城おろし、マッハ等速さが変わる。
破損率ありのアンテナを選ぶと、選んだアンテナ装着者になんらかのトラブルによりアンテナが使えなくなってしまい、
次のルーレットは破損していない2種類のみとなり、2種類の次のルーレットにて破損したアンテナは復活する。
選ばれた地球人ほか動物
装着されたのは3名(?)。
装着者の自我は制御が常に緩いためか、悪影響もないようで、そのままの時が多く
受信操作のみ操られるだけの模様。メインストーリーはほとんど関わらない。
- 校長
投票表数が増える。
校庭にいる鹿対策に鹿せんべいを常備。 - 阪本さん
メインキャラの人気アップ。
両手を挙げたグラがかわいい。 - バディ
メインキャラに関わるサブキャラの人気アップ。
きよしとジェントルマンのペットだが、すぐどこかへ行ってしまう。
登場地球人
登場する地球人は時定高校生(ロボット女子高生も含む)、一般市民、教師、子供、ジェントルマン、
猫ではないある動物までに至る。番組の放送日の時定高校は半日で学校が終わるので昼以降では町に出歩く高校生がいる。ストーリーエンディングをクリアすると新しい地球人ストーリーが追加される。
あくまで放送局的なものなので適当に1番人気のキャラを決めないと思わぬエンディングを迎えることとなる。
いい評価だと選択する地球人の項目にBマーク(BOOMマーク)が付き金、銀、銅の3ランクがある。
ただし同じ地球人を選んでばかりいるとマンネリ化してしまい「マ」マークが付き視聴率もマイナスの影響を与えるので注意。
本項目では人気度ステータスに記載された名前で表記する。
順番についてはプレイ初期の人気度ステータスの順とする。
登録地求人についての詳細は一部の人物を除きそれぞれ登録記事を参照のこと。
- 東雲なの
体育祭に向けて奮闘するが、はかせに新たな機能を追加されたことにより周りに振り回されたり、あるいはなのが周りを振り回すことになる。 - はかせ
普段は東雲家に居るはかせが、珍しく一人で家から出て町を歩き、騒ぎを起こす。中之条の髪を増やしたり、
時定公園にあるカブトムシとクワガタムシの置物二体を動かすことが出来ていていることから、最高の発明家と思われる。囲碁サッカーにも興味を持つが選択により桜井誠が「三連星」を披露するも博士は唖然とした。 - 相生祐子
あまりに自分のギャグが(天気がいいからテンキー買いに~とかの)周りにウケてくれないから自信をなくした所で、イタコから騙されて2種類のお守りを買ってしまったり、囲碁サッカーに興味を向けたり、みさとの大福くん姿に驚いたりする。破損イベントでは稀に二人称が相手の名前ではなく、ゆっこ母譲りで「あんた」と呼ぶことがある。
「田中のヤロー」はもちろん健在。 - 長野原みお
新たな漫画を完成させて徹夜疲れでチョコ一個でゆっこに激怒する中、完成した漫画のページが行方不明になる。
カフェのコースターに中之条×笹原(!?)を書いたり、次のアイデアがオジサマ系で校長×教頭(!!?)というとんでもない公式が病気の脳内イメージを沸かす。
漫画のことになると収拾がつかなくなり、笹原だろうが校長だろうが、見事に投げ技を決める。 - 立花みさと
もちろん笹原のことをめぐり、今日も彼女は銃器をぶっ放す。桜井先生に没収されたこともあった。
カニカマを知らない笹原にカニカマを買おうとしたが、間違えて笹かまを買ってしまうかわいらしい面もあった。 - 中村かな(中村先生)
今回は発明家であることが強くフィーチャーされ、教頭に発明品を依頼されたりもした。「回路ショート君」を使う割りに雷が苦手。教師であることをほとんど自覚しておらず、選択肢によって教師であることに初めて安心する。なのにマッサージと称し、構造を知ろうと、身体を触ろうとするも失敗に終わり、大福を買う為の財布を忘れたり、桜井先生には誤解され散々な目にあうが、エンディングで玉村のやさしさに触れて、ゆっこやみお、そしてなのに誤解される行動をとってしまう。 - 下の名前がはっきりと判明したのは本作から。
- 水上麻衣
高崎先生と桜井先生の関係を知るやいなや「なんだ、日常の光景か」と語っている。
ゆっこから弥勒菩薩をもらうが本人は木製を好んでいて、銅製はあまり好きではないらしく、
それが原因で金縛りに苦戦する。エンディングでは貴重な私服姿が見れる。 - 笹原幸治郎
みさととは一緒にいるわけではなく、今回はなののロケット腕のおかげでいい句が浮かんだことをなのに感謝するなどするなど新たにいい句を浮かべようと街を歩く。そんな中コジロウ対鹿の戦いに巻き込まれる。
麻衣からも御大な態度を隠せず、さすがに「変な人」と思われたりもした。 - 大工健三郎
囲碁サッカー部部長、時間軸的に自分が考えたオリジナリティーだった囲碁サッカー部はほとんど姿を消していた。
高崎先生や誠などによると、囲碁サッカーの素質がある模様で、囲碁サッカーの練習はある程度興味を示したり、実際に行うものの、やっぱり遊んでいることが多い。 - 中之条(中之条剛)
主に頭のモヒカンにまつわる被害を受ける。
モヒカンで礼儀正しいことは学校中で有名で、桜井誠も彼のことを「モヒカンだから不良」と悪い方向で知っていた。
ウェボシーに片思いされているが、彼女が思っているより上の行動を起こしてしまい驚かしてしまう。
終盤は再びイタコに遭い、金をせびられてしまう。 - 桜井先生(桜井泉)
生徒指導の中ちょっと変わった物を見つけていく。
かつてみおの絵がテストに使われたことにより、後に桜井先生が美術部に依頼してみおの絵が巨大な垂れ幕にされ校舎に飾られたり、風で飛んできたみおの漫画のページに興味をもったりと意外にBLに興味があるのではと思われる。 - 高崎学(高崎先生)
時定高校教師の中で一番教師らしく、選択肢によって授業中に漫画を描いていたゆっことみおを廊下に立たせたり、鹿やエセ宗教的なイタコをを追い出したり、苦しんでいる中之条さんのアルバイトするなどまさに教師の鑑的な姿を見せるが、安中に呼ばれただけで「ええーっ」のスラングをやってしまったり、みさとが扱う銃器を黙認したりもした。 - 桜井誠
囲碁サッカーの練習に励んでいるが、途中で笹原やはかせに出会い、笹原から「大傾きの者」と呼ばれる。
どうにかこうにか大工や高崎先生に囲碁サッカーをさせようと、自分から引いてみてみるも失敗する面もある。 - 関口ユリア
囲碁サッカーの練習にもある程度ついていったが、断りながらも結局はマネージャーと言うことで落ち着いた。
アニメ終盤では大工に対して「ラブ的」な物があったが、原作本編、ゲーム中には明確にされていない。 - 田中
やっぱりおいしいところを持って行ってしまい、「田中のヤロー」と煙たがれる。
本作は何故か高圧的な態度を取り、中之条やみおとゆっこを腹立たせた。
アフロの構造は田中自身分かっていない。 - 安中(安中榛名、安中さん)
本作でスターラ姫が呼んだことにより、初めて下の名前が判明した。
すっかり「ええーっ!!」を高崎先生に刷り込まれたのか、「もう結婚すれば?」というくらい高崎先生を案じている。
趣味はクラスメイトとのおしゃべり。本編は主に、中村先生(と思われる)の発明した磁石マシンに驚く。 - 教頭先生(邑楽耕介)
本作でスターラ姫が呼んだことにより、初めて下の名前が判明した。
ウサギが大好きで再び校長になることを夢見ている。
嫌味面も多いが、受験生のために黒猫(阪本)を追い払ったり、生徒に睡眠薬を使おうとする中村先生を窘めるなど、教師らしい所もある。またサッカーも意外と上手。
剣道部で優秀だったみお姉をおぼえており、当時校長だった自分に嬉しそうな表情を見せたが、
破損イベントで入ってくる校長から二人の親しげな姿を見て「FU・RI・N(不倫)!?」と誤解された。 - 中之条さん(中之条剛の父)
大福くんをこよなく愛しているようで、それに反すると、たとえ女の子でも教師だろうと大福を舐めた猫だろうと、
殴り飛ばす。ライバルは大工カフェのケーキ。実は不審者扱いされるのを気にしている。
置かれている大福の値段は不明のままだった。終盤は大福くん3兄弟を用意するが・・・。 - きよし
バディの飼い主。子供の割りにみおの漫画に興味をもってしまったり、大工コーヒーのカスタムブレンドをみおや田中に負けずと言えたりするが、コーヒーそのものが苦手。一人っ子らしい。
意外と猛烈な所があり、操られたとはいえ校長に襲い掛かり、フェイ王国兵士から「オヤジ狩か!?」と評させた。 - みお姉(長野原よしの)
みおの姉。ゆっこやはかせ以外で、実はなのの最大の理解者でもある
(アニメではみおも友達以上の理解者になっていたが原作では設定されていない)。
教頭先生のことを校長と呼ぶことから、時定高校の出身者であることがわかる上、卒業してすぐであることからみおの年の差が分かる。ストーリーは教頭だろうがからかって遊ぶ。みおの漫画のことを知っている。 - ウェボシー
日常の刺激的なものを求め町を歩く中、中之条を探し回っている。 - ギャラクシーTVに「ウエボシスポーツ」というスポンサーが存在することから、ファンの中ではそこが自宅では無いかと言われているが、本編では明らかになっていない。一部投票候補では「上星」と表記される。
- フェっちゃん
カツサンドを鹿にあげて、本人はお腹がすきすぎたあまり、田中にもらったどらやきを、カツにしたら美味しいかと、尋ねたり、みさとやウェボシーに大技を食らったりする。 - ジェントルマン
バディを探す中、何故か時定高校に迷い込んだジェントルマン。
やっぱり孫のきよしの名前を覚えず「さとし」、「つよし」など間違えるが、普通に「きよし」と呼ぶこともあった。なのとはロケットパンチもしくはボールの縁で顔見知り。 - イタコ
中之条が片道8時間で訪れた恐山にいたが、今回はなぜか時定にいる。中之条に過去の代金を請求したり、ゆっこにお守りを売りつける商売をしていた。実は理科の教師資格を持っていたらしく、中村先生をも凌いだ。 - 玉村(大工カフェ店員)
コーヒー用語を知らない客のためにポップ表を作ったり、ゆっこや中之条さん(父)の為に気を使ってくれたり、優しい面を見せた。 - 鹿
本来原作1巻に登場したのみの動物だが、何故か候補に選ばれている。しかも唯一の動物。阪本さん涙目
激しい体当たり攻撃は健在で子供でも老人でも容赦ない。 臆病なのか、果敢なのか、単に食いしん坊なのか性格は毎回異なる。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
最後にフェイ王国の兵士録(宇宙人)
94番(通称:ダジャレの94番)
ぼっちゃんが、池に落ちた!ぼっ---- パカ ---ちゃーーーーーーーーん!38番(通称:下ネタの38番)
ふっ、心配するな。俺は元カノの結婚式で下ネタをやった男だぜ?
それじゃまず、俺の育てている芋の話を・・・。
姫「・・・興味ない。」クイッ9番と97番(9番通称セクハラの9番)
えー・・・・・・まずは、俺が育てている芋の話から・・・
(地球上いるため落ちずに済んだがその後登場していない)70番(通称:あわてんぼうの70番)
我ながらあわてんぼうにも程があったぜえええ!
かくして百の兵隊達が散った。
姫の笑顔のため、彼らは挑んだ---
挑んで挑んで---そして星になった。
私達は忘れてはならない。
星になった兵隊たちのことを。
絶望の中、
最期まで挑み続けた兵隊たちのことを。
なぜなら、彼らに続く次の百人の兵隊は・・・・・・。
お 前 た ち だ か ら だ
ゆっこ「のわっ!?……えっと…あの……廊下に立ってます。
……また変な夢見ちゃったよ。」
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