日本テレビ盃とは、毎年9月に地方競馬の船橋競馬場で施行される、3歳以上・ダート1800mの重賞競走(ダートグレード競走)である。格付けはJpnII。1着賞金3500万円。
概要
1953年より日本テレビ放送網(略称NTV)が民間放送局として初となる地方競馬中継を船橋競馬場で開始したことを記念して、1954年に2000m戦の南関東重賞「NTV盃」として創設。現在の交流重賞の中では、全日本2歳優駿(1950年創設)、川崎記念(1951年創設)に次ぎ、東京大賞典(1955年創設)よりも長い歴史を持つ。1979年に現在の時期の開催に変更されるまでは例年8月に開催されていた。
1998年に統一GIIIの交流重賞となり、1800m戦に変更。1999年から「日本テレビ盃」にレース名が変更となる。2002年からJBCクラシックのステップレース「Road to JBC」に指定され、統一GIIに格上げ。2007年のみ馬インフルエンザの影響で南関東SIIIの地方重賞として開催。2008年から格付け表記がJpnIIとなり現在に至る。
JBCクラシック、チャンピオンズカップ、東京大賞典など秋のビッグレースを目標とする有力馬が始動戦として出走するレース。中央の芝でいえば毎日王冠みたいなポジションといえばわかりやすいか。優勝馬にはJBCクラシックの優先出走権が与えられる。
というわけで歴代の勝ち馬は錚々たるメンバーで、交流重賞となって以降では、アブクマポーロ、アグネスデジタル、マキバスナイパー、スターキングマン、ボンネビルレコード、フリオーソ、スマートファルコン、ワンダーアキュート、クリソライト、サウンドトゥルー、アウォーディー、アポロケンタッキー、ケイティブレイブ、クリソベリル、ウシュバテソーロと数々のGI/JpnI勝ち馬が並ぶ。
複勝圏内まで含めるとさらにアジュディミツオー、ストロングブラッド、サンライズバッカス、トランセンド、マグニフィカ、コパノリッキー、モーニン、ノンコノユメ、ダノンファラオが加わる。
2010年のフリオーソまでは地元の船橋所属馬がJRA勢相手に健闘していたが、2011年以降はJRA勢が優勢。2021年のサルサディオーネはフリオーソ以来の地方勢での勝利、そして交流重賞となって以降で初の牝馬による勝利となった。
歴代優勝馬
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関連項目
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