のいずれかを達成した昭和生まれの選手が入会できる私的機関である。「昭和名球会」とも言われる。
後に「昭和以降の生まれ」と改定されたため、平成以降の生まれの選手も条件達成で入会可能となった。
また、当初は250セーブの条件はなく、2003年になって新たに制定された。特例入会の条件は2019年に新たに制定された。
概要
1978年に金田正一が中心になって設立。発足時のメンバーは18名。
1981年に法人化
2010年に一般社団法人化
入会条件は上記の通り、2000本安打・200勝・250セーブを達成することと昭和生まれであること。
この「昭和生まれ」というのは金田(昭和8年生まれ)が自分より年長で権威のある大正生まれの選手(たとえば川上哲治)を入会させたくなかった、という説がもっぱらである。
※ただし設立メンバーの一人である山内一弘は金田より年上である。
入会規定を達成しても入会しない選手(落合博満)や、退会した選手(堀内恒夫など)もいる。
入会資格について
冒頭に記載の通り、2000本安打、200勝、250セーブが入会の条件ではあるが、これはアメリカのメジャーリーグ(MLB)での成績も通算する。ただし、日本プロ野球(NPB)でプレーを開始した時点から起算することになっている。また、日本国内の独立リーグやMLB以外の海外リーグは通算の対象には含まない。
例えば、横浜DeNAのアレックス・ラミレスは2012年のシーズン中に日米通算2000本安打を達成したが、来日前の86安打は入会資格の対象にはならず、翌2013年にNPB通算2000本を達成した際に入会している。逆に、近鉄やドジャースなどで活躍した野茂英雄は通算201勝のうちMLBで半数以上の123勝を挙げているが、プロ選手としてのキャリアをNPBでスタートさせているので日米通算で入会資格を得ている。
非常に珍しい事例として、元広島のアルフォンソ・ソリアーノ(現ヤンキース)は日本でのプレーは2年のみで一軍ではわずか2安打に終わったが、その後所属したヤンキースで頭角を現してMLBを代表する打者なり、2013年8月7日にMLB通算1998本目の安打を放って、日米通算2000本安打を達成した。日本での実績が著しく少ないこと等から、入会資格については同年12月の総会で話し合われることになっている。しかし、2015年に入っても公式ホームページにソリアーノの名はなく、何ら声明も出されていないままである。
かつてはプロ野球マスターズリーグでの成績を現役時代の成績と合算して入会条件を満たせば名誉会員として認定すると規定されており、2006年に松永浩美がこの条件を達成して認定されていたが、マスターズリーグが2009年に中断(実質終了)したこともあり、現在はこの規定は削除されており、現在HPに記載されている名誉会員は物故者のみとなっている。
近年では投手の分業化が進み、200勝達成での名球会入りは非常に困難となっている。
そんな中、上原浩治が「通算100勝、100セーブ、100ホールド」を達成したため、制定当初から増えた中継ぎ投手や配置転換をした投手なども鑑みて、同条件を名球会入りの条件とするべきか審議されていた。
2019年に制定された特例入会はこういった事情を考慮したものである。
初の特例入会者は2022年12月9日に認定された上原浩治と藤川球児の2名である。
現会員
野手
あ行 | か行 | さ行 |
---|---|---|
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行 |
|
||
わ行 | ||
投手
あ行 | か行 | さ行 |
---|---|---|
た行 | な行 | は行 |
ま行 | や行 | ら行 |
|
|
|
わ行 | ||
|
物故者
野手
投手
退会者・入会辞退者
野手
投手
関連項目
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