日本教職員組合とは、1947年に設立された教員及び学校職員による労働組合である。略称は日教組(にっきょうそ)。日本で最も歴史の古い教職員組合。
民主党・社民党・新社会党の支持母体(2018年現在は立憲民主党及び社会民主党)の支持母体と目される。複数の政党の支持母体ってなんなんだよである。
概要
日教組結成から今日までの歴史・組織構造はwikipediaに詳しい。(左派系団体の例に漏れず、日教組も内部衝突・分裂を繰り返した。)
基本的な政治思想は左派・極左系。日教組に寄せられる批判の中には
- 反日的・反社会的な思想の宣伝・鼓舞・吹聴がひどい
- 児童・生徒の学業(授業)や学校行事をそっちのけで組合集会・政治闘争をする
- 国旗・国歌に反対し「天皇制」打倒を叫ぶ、式典妨害をおこなう
- 学内に特定の政治団体のポスターを貼るなど、諸法令を無視する
- 過激な性教育をする
- 文部省(現:文部科学省)の指導と対立する
- 授業をしないので生徒の学力が下がる、志望校への推薦枠が組合活動のせいで取り消され進学の選択肢が狭まる
- 非組合員の教師や、上司であるはずの校長を嫌がらせで、時には「自殺するほど」精神的に追い込む
- 北朝鮮の全体主義を思想的にバックアップしている「主体思想(チュチェしそう)」を研究するグループがあり、地域によっては朝鮮総連との結束が強い。
- 教育現場人事への介入
などがある。世間から寄せられる彼らへの批判はこれでも書ききれない。
問題行動
近年特に顕著なのは(1)国旗・国歌の否定、(2)過激な性教育、(3)特定政治団体・政党への法令に反してまでの肩入れ、(4)「自虐史観」に基づく偏向教育であり、たびたび新聞紙面を飾ることになる。これらはソビエト崩壊以降顕著になったものである。
ソ連崩壊以前には、勤務評定闘争・反米軍/自衛隊/警察闘争・学生左派運動支援、ソビエトの政治形態の賛美(ロシア革命賛美・コルホーズやソフホーズ、コンビナートの「自慢」)・中国における「文化大革命」賛美(「中国は清潔な国でハエ一匹いない」という妄言を垂れ流していた)など、共産主義・社会主義世界の優位性を喧伝していた。
また、「教育研究集会(教研)」と称し、生徒への授業を一方的に短縮してしまうこともあった。義務教育を昭和の時代に過ごしたことのある者であれば、これらのうち何れかひとつくらいは思い当たるのではないだろうか。彼らの行動に、「日本を破壊する意思があるのではないか」と見る向きもある。
国旗・国歌の否定
国旗・国歌否定は、現在でも入学・卒業式式典妨害の映像を目にすることがあるが、平成11(1999)年には組合員による反対運動で、広島県立世羅高等学校校長を自殺に追い込んでいる(資料→)。広島県は日本の中でも特に日教組の支配色の強い地域であった。
同年3月5日の参議院予算委員会で亀井郁夫(現:国民新党在籍)参議院議員が同校校長の遺書を紹介している。この事件を契機に「国旗・国家法」が制定され、国旗・国歌尊重の根拠法となった。
過激な性教育
小学生向けの副読本に「セックス(のやり方)」を掲載し児童に読ませるなどが行われている。
特定政治団体・政党への法令に反してまでの肩入れ
政治献金で民主輿石氏を批判=安倍元首相 平成21年3月10日 時事通信
自民党の安倍晋三元首相は10日夜、都内で開かれた同党衆院議員の会合であいさつし、日教組出身の輿石東民主党参院議員会長について、一部報道を紹介する形で、「かつて、山梨県教職員組合がこの人に違法な献金を集めていた。その額はなんと3000万円だ」などと批判した。
さらに、同党の小沢一郎代表の公設秘書が政治資金規正法違反容疑で逮捕されたことを踏まえ、「もしかしたら、そういう問題が民主党に付きまとっているのではないか」と指摘した。(了)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009031000931
そして山梨県教組を出発点とする輿石氏は、1月に日教組に対しこう発言している。
民主・輿石氏、日教組にエール? 「教育の政治的中立ありえぬ」 平成21年1月14日 産経新聞
民主党の輿石東参院議員会長は14日、おひざ元の日本教職員組合(日教組)が都内で開いた新春の会合であいさつし、「教育の政治的中立はありえない」と述べ、「反日偏向教育」の根源ともいわれる日教組へのエールと受け取れる発言をした。教育や教員の政治的中立は教育基本法や教育公務員特例法
で定められており、日教組に肩入れする同党の“危うさ”がまたぞろ浮き彫りになった。
輿石氏は日教組傘下の山梨県教組(山教組)の元委員長。現在は日教組の政治団体、日本民主教育政治連盟(日政連)の会長でもあり、会合では「私も日教組とともに戦っていく。永遠に日教組の組合員であるという自負を持っている」と宣言し、政権交代に向け協力を求める場面もあった。
平成16年の参院選の前には、山教組などで構成する事実上の輿石氏の政治団体が教員から選挙資金を集め、山教組幹部らが政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で罰金命令を受けるなどした。自民党の有志議員による日教組問題究明議員連盟(会長・森山真弓元文相)は、次期衆院選に向け日教組の偏向性を調査する構えで、議連から「輿石氏は標的になる」との声も出ている。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090114/stt0901142151011-n1.htm
記事中にもあるとおり政治資金規正法違反事件を起こしている。このほか、特定政治政党のポスターを学内に貼るなどの問題行動(教育基本法14条2項に反する)がたびたび報告される(ただし、ポスター貼りが「日教組の指導」によるものかは、はっきりしない)。
第14条(政治教育)良識ある公民として必要な政治的教養は、教育上尊重されなければならない。
2 法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。
「自虐史観」に基づく偏向教育
平成元年(1991年)以降に顕著となったとされるが、教員によってはそれ以前、昭和62~63(1987~88)年ごろから「自主的」に「従軍」慰安婦の資料を作成し教材として用いていた例がある。
いわゆる「従軍」慰安婦は当初「強制連行」云々という触れ込みで紹介されたが、強制連行を裏付ける資料が証言以外なく、その証言内容も「同一人物であっても聞くたび内容が変わる」ほどあいまいな事から、次第に「広義の強制連行」、「強制性が問題」とトーンダウンしていった。
またその内容も性描写が生々しいものがあり、義務教育の生徒児童に供することに批判がある。最終的に強制連行派がまとめた数字では、「当時の日本軍の輸送能力・輜重能力」を超えるほどの慰安婦が存在したことになってしまった(あきれたことに「戦後生まれ」まで出てきた!)。
挺身隊に関しては、当時日本本土でも日本人女子学生が「女子挺身隊」として軍用機の部品製造や食糧生産、医療現場出の看護などへ駆り出されており、金銭を伴う性交渉とは無縁であった。「挺身隊」という字面でこういう誤解が生じたものと思われる。なお、女子挺身隊がいかなるものであったかは、故・黒澤明監督が戦中に制作した国策映画『一番美しく』(昭和19/1944年)の方が資料としてよっぽど正確である。元来これ軍部のプロパガンダ目的の映画なのに。
北朝鮮
北朝鮮との関係もけして浅くはない。日教組内部には「日本教職員チュチェ思想研究会全国連絡協議会」が存在し、故・金日成国家主席が纏めた「主体思想」を研究している。会のメンバーには北朝鮮に渡り、金日成から叙勲を受けた者もいる。
日本教職員チュチェ思想研究会 総連中央を訪問 2006年9月12日 朝鮮新報
また小泉内閣時代の北朝鮮訪問(第一回 平成14/2002年)の際、金正日国家主席による、北朝鮮工作員の日本国内潜伏・日本人拉致関与の自供があった。この発言は日本・北朝鮮政府だけでなく朝鮮総連や日教組にも大きな衝撃を与え、拉致被害を「日本のかつての蛮行」と対比し相殺、ないしは問題の矮小化を目論んだが、思惑とは裏腹に火に油を注ぐ結果となった。
25日から日教組教研集会 「拉致」めぐる報告なし 戦争責任と相殺論目立つ 2003.01.20 産経新聞社 東京朝刊 29頁 第3社会
日教組の第五十二次教育研究全国集会(教研集会)が二十五日から二十八日までの四日間、奈良市などで開かれる。日朝首脳会談後、初の教研集会だが、事前に公表された各分科会の報告書によると、北朝鮮による日本人拉致事件を主題にした報告は皆無で、北朝鮮の国家犯罪は過去の日本の朝鮮統治で相殺されるとする認識が目立っている。
今年の教研集会は「社会科教育」「人権教育」「国際連帯の教育」「平和教育」など二十六の分科会に分かれて、各単位組合の約九百の報告をもとに討議するが、拉致事件を国家主権や人権の侵害として、メーンテーマに取り上げる報告はない。
日朝関係への言及が多いのは「平和教育」の分科会だが、「小泉内閣は『拉致問題』を最大限利用し、『ナショナリズム』を煽(あお)り立てながら、イラクや朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を壊滅しようとしているブッシュに付き従って参戦しようとしている」(東京教組)といった位置付けだ。
大分県教組は、「いたずらに『拉致』問題や『不審船』問題を取り上げ、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)にたいする敵意感を倍増させている。もちろん、真相究明・謝罪・補償を訴えることは被害者家族の心情を考えれば当然のことである。しかし、そこで頭をよぎるのは日本の国家が一九四五年以前におこなった蛮行である。自らの戦争加害の責任を問わずしてほかになにが言えようか」などとする報告を行う。(後略)
関連動画
てか、ちゃんと授業すんべよ。
関連項目・リンク
- 日教組問題のまとめ(外部リンク)
- 日教組先生の見分け方
(同)
- 民主党
- 社民党
- 全共闘
- 輿石東
- 売国奴
- 反日
- 左翼
- 圧力団体
- 吐き気を催す邪悪
- 全日本教職員連盟:日教組から分裂した保守系の教職員組合
- 文部科学省
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