概要
1964年、東京オリンピックの競技会場の一つとして建設された。
屋根の上には大きな擬宝珠があり、これは爆風スランプの楽曲「大きな玉ねぎの下で」で歌われている。
もともとは武道大会の会場であり、日本における武道の聖地としての役割が強かった。
1966年、ビートルズの来日公演が日本武道館で開催。
当時ビートルズ側が提示した会場の条件に合う設備を持った会場が東京には武道館しかなかったという事情があり選定されたが、元々武道のために建設されたという経緯があったのが災いし、反発する者が少なくなかった。
しかし、ビートルズ公演を機に「ビートルズと同じ会場でライブを開催したトップアーティスト」というステータスが生まれ、現在でも有名アーティストのライブが武道館で多数開催されてており、ライブ会場としては重要な場所となっている。
ちなみに、当初からコンサートを行う設計をされて建設されたものではないため、音響面や環境面では難があるのは否めない。後に東京やその周辺に建設された東京ドーム、さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナ等の屋内施設はライブの開催も視野に入れて建設されており、武道館よりもそちらでの開催を選択するアーティストも存在する。
その他、東京大学や東京理科大学、明治大学といった大規模な大学の入学式、毎年夏に放送されている「24時間テレビ」のメイン会場などにも使用されている。
関連項目
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