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日本赤軍とは、左翼過激派(新左翼)のテロ組織である。現在は解散。
概要
学生運動末期の1971年に学生系過激派左翼集団の一つ『共産主義者同盟赤軍派(通称「赤軍派」)』に属する一派が、独自の世界革命戦争論に基いて海外左翼の活動と共産主義革命の為に海外に拠点が必要と考え、パレスチナで作った左翼のテロ組織。
本拠地はパレスチナ。そこでパレスチナの左翼組織や反イスラエルのテロ組織と手を結び、各国の大使館を脅迫したり、空港でテロを行なったりした。有名な事件としてテルアビブ空港乱射事件がある。
が、80年代～90年代にかけて主要メンバーが逮捕。またシンパの高齢化や新規シンパ獲得の困難化、ソ連崩壊とそれに伴い思想が時代遅れとなるなどの逆風もあって2001年に正式に解散した。
ちなみにあさま山荘事件で有名な連合赤軍とよく混同されるが、連合赤軍は日本赤軍が赤軍派から分派した後に赤軍派と別の過激派組織が合併して産まれた派閥であり、全く別物の組織である。元連合赤軍メンバーの坂東國男が後に日本赤軍に加わっている他は、直接的なつながりもない。
自爆テロの元祖？
現在、イスラム過激派のテロリストが自爆テロを起こすことがあるが、これは日本赤軍のテロ活動が元になっているという意見がある。
前述のテルアビブ空港での銃乱射事件の際、成功の望みの無い自爆攻撃により自らを犠牲にテロを行なったことはパレスチナやアラブ諸国の過激派達に感銘と影響を与え、後の自爆テロの参考にしたといわれている。
それまでは自殺をよく思わないイスラム教徒はほとんど自爆攻撃を行なわなかったが、前述の事件の実行者は英雄視され、自爆テロを聖戦ととらえるようになったという。
おもな日本赤軍の起こした事件
関連項目
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