日田彦山線単語

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日田彦山線とは、福岡県北九州市小倉南区の城野駅から大分県日田市の夜明駅までを結ぶJR九州の地方交通線である。

主な経由都市は福岡県田川市で、田川郡香春町・川崎町・添田町などかつての炭都・田川地区を縦断していく。

添田駅〜夜明駅間は九州北部豪雨の影響で長期不通となっているが、2023年夏に「BRTひこぼしライン」としてBRTで再開する予定。

概要

単線で路線総延長は68.7キロ。全線非電化。特急列車は走っておらず、全て普通・快速列車である。ほぼ全列車が2両編成で運行されている。路線記号はJI。

接続するJR路線は、日豊本線（城野駅）・後藤寺線（田川後藤寺駅）・久大本線（夜明駅）である。また平成筑豊鉄道にも接続しており、田川後藤寺駅で糸田線、田川伊田駅で伊田線（直方方面）・及び田川線（行橋方面）と接続している。

元は平尾台・香春などから産出される石灰石や添田地区の石炭を運ぶために敷設された路線。現在は、小倉方面への通勤利用が主であるため、小倉駅～田川後藤寺駅・添田駅間は上下とも毎時1‐2本のペースで運行されている。また沿線に中学校・高等学校が多数あることから通学利用者も多い。

添田駅以南では列車本数が少ないが、修験道で有名な観光地「英彦山（ひこさん）」の麓を通ることもあり、観光路線としての役割も果たしている。2008年には、「道の駅歓遊舎ひこさん」に隣接して歓遊舎ひこさん駅が新設された。

…のだが、平成29年7月九州北部豪雨で筆舌に尽くしがたいほどの被害を受けてしまい、久大本線の光岡〜日田とともに不通となってしまった（光岡〜日田間は約1年後に復旧）。現在、同区間では代行バスが運行されている。詳しいことはJR九州のサイトで確認されたし。

九州北部豪雨から長らく復旧方法の方針が定まっていなかった。鉄道での復旧の場合、初期費用が56億円かかる上、運用コストも年間約3億円かかることから沿線自治体からの財政支援を要請していたが、自治体は費用負担に難色を示していた。2019年にJR九州はBRTや路線バスでの復旧案を提案。協議の結果BRTで復旧することが決まり、彦山駅〜宝珠山駅間を専用道として整備することになった。

2023年夏、添田駅〜夜明駅・日田駅間は「BRTひこぼしライン」としてBRTの運行が始まる予定である。これにより、添田駅〜日田駅間には24のBRT駅が新設される予定である。

路線・車両

駅一覧

太字は有人駅。小倉〜西小倉は鹿児島本線、西小倉〜城野は日豊本線、夜明〜日田は久大本線にあたるのだが、便宜上記載する。
また、背景色が灰色の区間は平成29年7月九州北部豪雨で被災し不通となっている。

※北九州高速鉄道の城野駅及び志井駅と、JR日田彦山線の城野駅及び志井駅は場所が違うので注意が必要。

BRTひこぼしライン

2023年夏運行開始予定。▲は朝・夕の一部便が停車する。

現在使用中の車両

• キハ40系（キハ40形・キハ47形・キハ140形・キハ147形）

大都市近郊区間（福岡近郊区間）

• 城野駅～今山駅

逆に言えば、夜明駅だけがこのエリアに含まれていないことになる。

関連動画

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関連項目

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