日豊本線とは、福岡県北九州市小倉北区の小倉駅から大分県・宮崎県を経て鹿児島県鹿児島市の鹿児島駅までを結ぶJR九州の幹線である。JR九州で最も長い距離を持つ路線である。
概要
日豊本線 | |
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概要 | |
起終点 | 起点:小倉駅 |
終点:鹿児島駅 | |
駅数 | 111駅 |
基本情報 | |
開業日 | 1895年4月1日 |
所有者 | 九州旅客鉄道 |
使用車両 | 使用中の車両を参照 |
路線記号 | JF |
路線諸元 | |
路線総延長 | 467.2km |
軌間 | 1,067mm |
電化方式 | 20,000V・60Hz |
架空電車線方式(交流) | |
前述の通り東九州を縦断する路線であり、北九州市・行橋市・中津市・別府市・大分市・佐伯市・延岡市・高鍋町・宮崎市・都城市・霧島市・鹿児島市…と、同エリアの重要な都市を次々と経由していく。これらの都市を結ぶ特急列車が数多く走っているほか、小倉〜新田原間や亀川〜幸崎間、高鍋〜田野間、国分〜鹿児島中央間などでは都市近郊輸送の役割も担っており、普通列車もそれなりに走っている。
ただし、佐伯〜延岡間(通称「宗太郎越え」)については特急こそ通過しまくるものの普通列車の運行本数が1日3〜4往復と全国でも指折りに少なく、「青春18きっぷの難所」ともいわれる魔のエリアとなっている。そして、2018年春のダイヤ改正では佐伯〜重岡間1日3往復、重岡〜延岡間1日1.5往復にまで列車の数が削減されることになってしまった。ここまでくるとかつての石北本線白滝シリーズのようだ。
また、さすがにここほどではないが、西都城〜国分間もまた、普通列車の運行本数があまりない区間である。このあたりを通る普通列車のご利用は計画的に。
ちなみに下記の駅一覧以外に掲載されている区間以外にも、小波瀬西工大前駅から苅田港へ向かう貨物線があったのだが、2005年以降この設備は一切使用されておらず、2016年になってようやく廃止された。
特急列車
線内のどこかの区間を走るものを列記する。
- ソニック (鹿児島本線方面)小倉~中津・大分・佐伯
- にちりんシーガイア (鹿児島本線方面)小倉~南宮崎(日南線・宮崎空港線方面)
- にちりん 小倉・大分~佐伯・宮崎・南宮崎(日南線・宮崎空港線方面)
- 九州横断特急・あそぼーい! 別府~大分(豊肥本線方面)
- ゆふ・ゆふいんの森 別府~大分(久大本線方面)
- ひゅうが 延岡~宮崎・南宮崎(日南線・宮崎空港線方面)
- 海幸山幸 宮崎~南宮崎(日南線方面)
- きりしま 宮崎・国分~鹿児島(鹿児島本線方面)
- はやとの風 (肥薩線方面)隼人~鹿児島(鹿児島本線方面)(運休中)
- 36ぷらす3 (鹿児島本線方面)(鹿児島)→宮崎、(宮崎空港線・日南線方面)(南宮崎)→別府、大分→小倉(鹿児島本線方面)
過去に富士・彗星といった東京や京都などからの寝台列車もあったが2009年3月の改正ですべて消滅してしまった。
また、博多~南宮崎・宮崎空港を結ぶ夜行列車「ドリームにちりん」も2011年3月12日のダイヤ改正で消滅している。
現在使用中の車両
- 415系
- 713系
- 787系
- 811系
- 813系
- 815系
- 817系
- 883系
- 885系
- キハ40系(キハ40形・キハ47形・キハ140形・キハ147形)
- キハ71系
- キハ72系
- キハ125形400番台
- キハ183系1000番台
- キハ185系
駅一覧
太字は有人駅。●:停車 ▲:一部停車・通過。[九]:北九州市内(特定都区市内)。
小倉〜西小倉、鹿児島〜鹿児島中央は鹿児島本線にあたるが、便宜上記載する。
関連動画
関連項目
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