旧声優陣とは、かつてメインを張っていたキャスト布陣のことを指す言葉である。
主にこのタグが使われているディズニー短編アニメーションのバンダイ・ポニー版(あるいはTV放映版などのマニアックなキャスティング仕様)において使用される。
対義語は新声優陣であるが、現在その新声優が本家となっていることもあり、このタグで登録されている作品は極少である。
ディズニー短編に関する概要
ディズニー作品を初め輸入アニメのキャスティングが、現在版権を取っているブエナビスタを初めとした制作チームとはまるで違うものになっている「バンダイ・ポニー版」のことを主に指す。
いわゆる新声優陣はとにかく原語版の声を元にして、出来る限り近い声の声優を集めているのに対し、旧声優陣は劇団昴所属の俳優を多く配していたのが特徴である。
また、新声優版は原語版の内容や台詞を出来る限り忠実に、あるいはマイルドに台詞の内容量自体を少なめにしているのに対し、旧声優版はオリジナル要素として親しみやすい語り口でキャラクターに話しかけるナレーションが付属されており、その代わりに意訳やアドリブのような台詞が多い。
よって原語版だと本来台詞のないところにも台詞がはいるパターンも多い。
一方で、新声優は現地の人間でなくては出しづらい極一部の声(例・グーフィーの断末魔)などを除きキャラクターが歌う際を含めてほぼ全てが吹き替えされているが、旧声優は歌・わめき声・些細な断末魔・特徴的な笑い声などは原語版そのままにして、和訳しないと話自体が通じない部分を重点的に吹き替え対象にしている。
そのため原語版の声のほうが比率の多い場合すらある。
このように比較するとどちらも個性が際立っており、好みはともかく時代やスタッフによる方針の違いを楽しむのもまた一興であろう。
いわゆる2010年時点で20代・30代ホイホイとされる世代がこの旧声優に慣れ親しんでいるパターンが多い。
そのため、声優の話題は空気を読んで慎重に発言しないと動画が荒れる元となるので注意が必要である。
唯一、現在と過去とでそれほど大差がないのは「不思議の国のアリス」のみであり、旧版ではドナルドでお馴染みだった関時男など、新声優版にはあまり縁のない昴の役者達がそのままキャスティングされていたりしている。
その他の概要
タグとしては使用されていないが、日本では主に先行的にアフレコされたドラマCD版のキャスト・あるいはリメイクというには期間が短いながらキャストが総入れ替えされた作品に用いやすい。
キャストが変わる理由はスタッフなどが違うためである。特に一定期間を置いてからのアニメ化になると高い確率でキャストが総入れ替えになる。そのため馴染みのあるキャストが変更されたことに不満を述べるユーザーと、新しい声優を受け入れる、あるいはそれしか知らないユーザーとでいざこざが起こることもしばしば。
しかし音響監督が同じ・あるいは偶然の一致という形で、以前のキャストが違う役として収まるパターンもある。それを言及する声優もいる。
稀に旧声優と新声優が共演する作品がある。この斬新な手法を行ったのは杉崎ゆきるの画業十周年記念に発売されたオリジナルドラマCD『DECADE』における『D・N・ANGEL』のキャストである。
その他
- ドラえもん
こちらは何度も変更されているので一概には言えない。使われているのは大山のぶ代を中心とする世代。 - らき☆すた
らき☆すた初代声優陣参照。 - 機動戦士Ζガンダム
言わずと知れたキャスト変更問題で取りざたされた作品。→Zガンダム問題 - 鋼の錬金術師
こちらはドラマCD・第一期・第二期と二度に渡る変更がある。しかし第二期は一部のキャストは継続している。 - 聖闘士星矢
一時期大荒れとなった声優の交代劇。
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関連項目
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