明治神宮(めいじじんぐう 正式な表記だと明治神宫)は、東京都渋谷区にある神社である。
概要
東京は原宿駅の真裏に隣接している神社で、明治天皇と昭憲皇太后を祭っている。初詣に多くの日とが訪れることで知られ、元日のニュースではほぼ高確率でここが映る(すぐそばにNHK本部があることも理由のひとつか)。
敷地の北側に隣接する形で神社本庁の本部がある。近くには代々木の地名の元になった「代々木」というモミの木があったが、撃墜されたB29の直撃を受けて焼失している。
特徴
でかい
明治神宮は「内苑」と「外苑」に分かれている。神社があるメインのエリアは内苑といって、こちらだけでも総面積が70万m2とめちゃくちゃにデカい。
元々ここには代々木御料地があったが、神社設営にあたって荒地だった当地に人工林を造営している。その際に日本中の名だたる学者が集められ、植生遷移の考えに基づいて100年先を見越しての造園計画が立てられ、植林が行われた。この植林事業が日本の近代造園学の始まりとされている
内苑には神宮の部分のほかにも明治神宮御苑や代々木公園が隣接して整備されていて、市民の憩いの場となっている。
外苑部分には国立競技場や神宮球場をはじめ、スポーツ施設などが建てられている。明治神宮はこれらの使用料などで生計を立てているそうな。
おみくじがない
明治神宮には所謂おみくじのようなものがない。その代わりに、祭られている明治天皇や昭憲皇太后の詠まれた和歌が書かれた紙をもらう。これは持ち帰って繰り返し詠むものとされており、ほかの神社によくみられるようなおみくじを結びつける木や台は存在しない。
ただ、その和歌が書かれた紙(大御心)は複数種類用意されており、そのうちのどれをもらうかはくじ引きで決まるので、ガチャ要素はあります。
パワースポット
明治神宮には「清正の井戸」をはじめとして複数のパワースポットがあり、たびたびメディアで話題になっては若い女性が押し掛けるというムーブメントが起きている。中でも清正の井戸に関しては、最盛期には井戸の前に行列ができるほど人気があった。
そもそも神宮自体が神域であり、敷地全体がパワースポットであるはずだと言われることもある。パワーの濃さでいったら日本随一、などと言われることもあるが、筆者には何を根拠に言っているのかよく分からない・・・。
立地がリッチ
南参道鳥居に通じる参道は表参道と呼ばれ、周辺には高級ブランド店などが軒を連ねる。表参道を抜けた先には青山通りが走っており、渋谷にかけて青山の街並みが広がっている。
内苑の北側にある参道は裏参道と言われており、そのまま北進すると新宿駅につく。
この周辺は東西南北どこをとっても都内の一等地であり、家賃もとんでもなく高い。そういう地価の高い場所にありながら広大な緑が広がる明治神宮はまさに都会のオアシスなのだ。
だから駐車場があってないようなものなのも仕方のないことであって、文句を言ってはいけないのだ(できるだけ公共交通機関を利用しましょう)。
アクセス
最寄り駅
最寄り出入口
- 代々木出入口
- 首都高速4号新宿線
関連動画
関連商品
関連項目
- 0
- 0pt