概要
『昔勇者で今は骨』とは、電撃文庫より刊行されたライトノベル作品である。
作者:佐伯庸介 イラスト:白狼。
2021年5月現在既刊6巻(本編5巻+短編集1巻)。カクヨムにて第1巻を特別連載。個別で番外編を公開中。
ArkLightBooks(アークライトブックス)にて、内々けやきによるコミカライズも連載されている。
あらすじ
世界を滅ぼす魔王との、最後の戦い。どうしても負けられぬその戦いで瀕死の重症を負った勇者アルヴィスは、最後の手段・死霊術までも使って戦いきって……スケルトンになっちゃった!?
それから三年後。魔王討伐後の処理を仲間へ丸投げした勇者改めスケルトン・アルは、平和になった世界でニート生活をエンジョイしていたのだが……
『い・つ・ま・で・遊び惚けとんじゃアルヴィスー!』
――世界が彼を放っておくはずもなく。
魔王が倒された後の世界で、それでも助けを求めている人はいる。骨になっても心は勇者!
コツコツ世界を救っちゃう(※骨だけに)、お気楽異世界ファンタジー!
電撃文庫公式サイト「昔勇者で今は骨」作品紹介 ストーリーより
登場人物
アル(骨)とその仲間達
- アル(骨)
本作の主人公。
魔王討伐後は自由気ままにニート生活を満喫していたが、かつての仲間フブル・タワワトに叱咤を受け失踪した仲間イザナを探しに墓場から旅立つ。
性格は快活、楽しい事が好きで骨に纏わる冗談をよく言うがあまり受けは良くない。勇がある人を見ると、ついついお節介を焼く。生前の頃の半分程度の力になっており、魔王軍幹部級の相手にもなると苦戦を強いられる事も。
置いてある壺や箱を覗き込む生前からの悪癖がある。 - ミクトラ=クート
とある地下ダンジョンでアルと共闘する事となる腕利きの女冒険者。勇者(アルヴィス)オタクであり、その話になると止まらなくなる。基本的には常識人だがいざ覚悟を決めた時の根性はアルすら引くレベル。
くっころ騎士では無い - ハルベル=エリュズ
エンデ村に住む少女。近くの廃砦に魔物が住み着き村から出れなくなり孤立、そこに訪れたアルに助けを求める。一度村が疫病で全滅しかけた事があり、唯一彼女だけ無事だったが一人逃げ出さず皆を救おうと奔走する勇の心を持つ。鋼鉄メンタル。
恋する乙女だが性癖がネクロ
勇者アルヴィスとその元仲間達
- アルヴィス・アルバース
アル(骨)の生前。勇者。人類を滅ぼさんとする魔王オルデンとの戦いの最中命を落とす。享年19歳。
なんの変哲も無い村から生まれ出て、世界最高峰の大魔導士に見出された。万の才を持ち、かつての勇者の仲間フブルとマガツにより魔と剣の技を受け継ぐ。情も愛も解し尊重するが、迷わず、惑わない。自分の命も札の内とする。
本人にその気は無かったが婚約者が何人もいた模様。 - フブル・タワワト
アルヴィスの元仲間で魔法使い。
魔王討伐後はエイン王国の宰相となる。
見た目は10歳ほどの少女だが実際の齢は不明。(本人曰く『二百以降は数えとらん』)
基本的にオカン気質。
アルヴィスを失ってからは人類全体に目を向け後進の育成に力を注ぐようになる。 - マガツ・ヤギュウ
アルヴィスの元仲間で剣士。魔王討伐後は祖国東国ヤマに帰る。アルヴィスに己の剣技全てを教え込んだ。 - イザナ
アルヴィスの元仲間で神官。アルヴィスをスケルトンにした女性。
魔王討伐後はエイン王国に身を寄せていたがある日失踪する。
魔王軍
魔王オルデンが率いる世界に分散する魔族と総称されていた諸種族の軍勢。
魔国を設立し、人類に宣戦布告。
勇者が魔王と相打つまでは優勢に戦争を進め、五ヶ国国土の4割を奪っていた。
- 魔王オルデン
出生・種族不明。突如北辺境に現れ、魔族をまとめ上げ人間国家に侵攻してきた。
本編開始時には勇者と相打ち形で死亡している。 - 十堕臣
十に分かれた各軍団の長。魔王軍最高幹部。
その力は勇者アルヴィスの仲間とほぼ互角であり、各々が一国の主力軍を相手取れる程の軍勢を率いている。
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関連項目
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