春日一番とは、セガより発売されているゲーム「龍が如く」シリーズの登場人物である。
元東城会傘下荒川組若衆。
概要
「龍が如くONLINE」で桐生一馬に代わる主人公として初登場。その後「龍が如く7」でナンバリングタイトル初登場する。
背中に彫られている刺青は「龍魚」。鯉が試練を経て龍へと変わる「登竜門」にちなんだもの。本当は「龍」を彫りたかったらしい。
神室町のソープランド「桃源郷」で生まれ、ソープ嬢やスナックのママなど神室町の人々を親代わりに育った特異な経歴を持つ。神室町の人間にも広く顔が利き、社交的で交友関係も広い。子供の頃から遊んでいたテレビゲームの「ドラクエ」が好きで、自身の戦闘スタイルにも「自分は勇者だ」という気持ちで戦うためターン制として表れている。素手で虎を倒したり分身したり片手で人間持ち上げてぶん投げるような人らと違って単独でのケンカがめちゃくちゃ強いわけではないが、春日一番の強さは仲間と力を合わせて戦うところにある。基本的に単独で行動し敵と戦う過去作の主要キャラと比べると異質の存在。
と言うか一方的に相手をボコる喧嘩は調子が出ない事を若い頃から公言しており、舎弟として良く連れ歩かれていた安村光雄(ミツ)は内心本気でドMなんじゃないのかと思っていた程。
また知力や学力が高いわけではないが口は達者で、冗談を発したり口論で相手を論破したりなど腕っぷしの強さだけではない強みもある。
龍が如くシリーズの主人公の例にもれず多種多芸であり、「7」では会社の社長からアルバイト、ハローワークを通じてあらゆる職業に就き、なんと衆議院議員選挙に出馬までしちゃう。さらに遊びでカートの運転もこなす。
略歴
1978年(ONLINEでは1977年)1月1日生まれ。先述の通り神室町のソープランド「桃源郷」で生まれ、店長の春日次郎を親として少年時代を過ごすが、15歳の時には亡くしている。
その後はケンカに明け暮れるが、うっかりヤクザにケンカを売ってしまい半殺しの目に遭った時に口から出まかせで東城会の三次団体・荒川組の組長である荒川真澄の名前を出し、縁もないのに助けに来てくれた荒川真澄の男気に惚れ込み、恩義に報いるため荒川組の門を叩き極道へ足を踏み入れる。数年後、殺人を犯した若頭の沢城丈の身代わりとして22歳の誕生日(2001年1月1日)を迎えた日に出頭し、18年刑務所に服役する(本来は15年の予定だったが、荒川の悪口を言われて激高し、3年延期されている)。
2019年に出所するが神室町は近江連合が牛耳る町へ変貌、桃源郷はかつての東城会の抗争で廃墟となっており、帰る場所のはずだった荒川から銃で撃たれ、全てを失った状態で神室町を追われる。
以降の展開は媒体によって違う。
「龍が如く7 光と闇の行方」では横浜の伊勢佐木異人町に流れ着き、ホームレスとなるが仲間たちと出会っていきどん底から這い上がっていく。そして東京都知事(青木遼)が死亡していたと聞かされていた荒川真斗で一連の事件を起こしていたことを知ることになる。さらに横浜流氓の趙天佑を救出する際にミツと再会し、荒川が近々近江連合で大きな博打に出ようとしていることを知り、近江連合本部で荒川だけでなく真島吾朗、冴島大河、堂島大吾とも会い、荒川は東城会を裏切ったのではなく、東城会と近江連合を同時解散させるために裏切り者を演じていたことを知る。後日の同時解散宣言の日に渡瀬勝に歯向かう近江連合幹部を真島、冴島、桐生一馬、仲間と共に蹴散らし、荒川と本当の意味で再会を果たして涙を流した。しかし荒川は天童陽介に殺され、星龍会の星野龍平を殺した沢城丈から真斗が本当は沢城の息子、一番は荒川の息子でコインロッカーで赤ん坊の入れ違いが起きたと聞かされたことでモヤモヤしたが、近江連合本部で会っていた桐生が現れ、桐生との戦いを経て冷静さを取り戻す。ミレニアムタワーで真斗と決闘し勝利し、コインロッカーで真斗と和解を果たしたが、直後に真斗が久米に刺され、最期を看取った。荒川真澄、荒川真斗の親子の葬儀で東城会の面々から警備会社にスカウトさせるが、異人町で暮らしていくと断った。
「ONELINE」はパラレルワールド的な扱いとなっている。ひそかに神室町に止まり街の人々と協力して近江連合に立ち向かう。
「龍が如く8」では何かがあって桐生一馬と会い、「桐生さん」と呼ぶのがPVで確認できる。
関連動画
関連静画
関連商品
関連項目
- 11
- 0pt