春秋航空とは、中国上海市に本社を置く格安航空会社(LCC)である。
概要
中国初のLCC運行会社(香港除く)であるとともに、同国初の民間資本系航空会社である。
2004年に設立され、翌年の上海-煙台線を皮切りに運航を開始した。
もともと国内線のみを運行していたが、2010年に国際線への進出を決定。7月に日本の茨城空港との間に定期チャーター便を設定した(後に定期便へ昇格)。茨城空港にとっては初めて誘致に成功したLCCである。
その後、日本国内の地方空港を中心に順次日本線を就航させている。
他の国・地域では、一国二制度下にある香港とマカオ、両岸直行便にあたる台湾、更に韓国・タイ・カンボジアへの路線を保有する。
スプリング・ジャパン(旧・春秋航空日本)
春秋航空は2012年、日本国内線への参入を目指し、その運行会社として春秋航空日本を設立した。
外資法の関係から春秋航空の出資は33%であり、残りは岡山のパチスロ機メーカーである山佐とベンチャーキャピタル企業であるスカイスターFMなどで占められている。後にはJTBも加わった。日本における新規航空会社としては数少なく、当初は全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)と資本・業務提携関係がなかった。
2017年12月より航空機整備を一部JALエンジニアリングに委託するようになった。その後債務超過に陥ったために2021年6月にJALが春秋航空以外の出資者から過半数の株式を取得し、JALの連結子会社となった。同年11月1日、現在のスプリング・ジャパンに社名を変更した。
就航開始は2014年8月であり、成田国際空港を拠点に新千歳空港、広島空港、高松空港、佐賀空港への便を運行している。
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関連項目
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