時空戦士テュロックとは、イグアナエンターテイメントが開発しアクレイムが販売したニンテンドウ64用の辛口ッ!なFPSゲームである。
概要
1997年5月30日に発売。原題は「Turok:Dinosaur Hunter」。しかし敵に恐竜や獣はいるものの、それがメインというわけでもない。
内容は主人公テュロックが広大なマップを探索し、次ステージのカギを手に入れ、最終的に破壊神キャンペイナーを倒すというもの。このように書くと非常に単純そうであるが、マップはかなり広大であり、またカギや最強武器のパーツがかなり嫌らしいところに隠されているため、難易度は高いといえる。加えて、ステージごとに強力になっていく敵と、時間経過で敵が復活するシステムがその難易度に拍車をかけている。
特徴として、様々な武器が登場する点が挙げられる。最初から所持しているナイフや弓といった原始的な武器から始まり、拳銃やショットガン、なぜか3点バーストしかできないアサルトライフルやスピンアップ無しで連射できるガトリング、果てはグレネードやロケットランチャーにレーザー兵器と多種多様である。しかし強力な武器を手に入れたからといってそれだけを使い続ければいいというわけではなく、弾薬の残りや敵の強さを考えて使い分けていくことが必要となる。
敵のやられ方も特徴的である。当時の家庭用ハードとしては珍しい流血表現があり、爆発物で倒すと敵が吹っ飛ぶこともある。また、「ウワァーオ!」「アアアアアー!」といった悲鳴や、ニコニコ内で人気の「辛口ッ!」としか聞こえない断末魔もユニークである。
これら「広大で嫌らしい作りのマップ」「様々な武器」「敵の死亡表現」といった点は続編である「バイオレンスキラー」にも受け継がれ、よりパワーアップしていくことになる。そして生まれたのがブレインブラスターであった……。
ジャンルであるFPSは、当時はPCでのゲームが主流であり、家庭用ゲーム機に登場するのは珍しかった。このテュロックはその先駆け……となる可能性もあったのだが、3か月後に登場したあるゲームによってその座はあっさりと奪われることとなった。そう、ゴールデンアイ007である。
しかしテュロックシリーズにも根強い人気があり、海外での評価は高い。2015年には北米でリマスター版が発売。日本語版未対応ではあるもののSteamで購入可能であり、セール時には500円以下で購入出来たりもする。ってか購入しました。
シリーズ作品として日本でも販売されたバイオレンスキラーの他、日本未発売であるがTurok:Rage WarsやTurok3:Shadow of Oblivion等が存在する。また、2008年には「テュロック」のタイトルでPS3とXbox360用として新ストーリーのゲームが販売されている。
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関連項目
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