「仲間の為に命を懸けたこと後悔なんてしない」
概要
鬼殺隊最強剣士『柱』の一人、霞柱。身長160cmに体重56㎏という小柄かつ華奢な体躯をした柱最年少の14歳。
腰まで届くほどの黒い長髪に浅葱色の毛先をした中性的な少年。いつもぼんやりとした様子をしており、どうでもいい考え事をしていることも。その上、初めて姿を見せた柱合裁判においても「すぐ忘れるので」という理由で我関せずであった。棘のある発言をするが悪意はない。記憶を取り戻した後は修行を完璧にこなす者には優しいが、修行をこなさない者には冷たい。
小鉄を守ったり、鉄穴森に感謝の気持ちを伝えたりしてる描写があるので優しい一面もあるだろう。記憶を取り戻した後は目上には敬語で話している。あまね様に痣の説明をする時には敬語だったので礼儀正しい子ではある
戦闘能力
「いやできる」
「僕はお館様に認められた」
「鬼殺隊霞柱時透無一郎だから」
刀を手にしてたった二か月で柱に登り詰めた剣の天才(通常ならば最速でも二年はかかる)。それを可能としたのは、血反吐を吐くような修練を積み重ねてきたが故の賜物でもある。
彼の着ている隊服は身の丈に合っておらず大きめだが、これは体の線をわかりにくくすることで自身の動作や間合いを敵に悟らせないようにする意図があってのこと。
そんな麒麟児である彼の弱点を敢えて上げるとするならば、急速に駆け上がったが故の戦闘経験の乏しさか。
日輪刀
無一郎の持つ日輪刀。緑の柄に白い刀身、そして金縁の四角を重ね合わせた鍔をしたオーソドックスな日本刀。当初は鉄井戸(CV:斧アツシ)という老刀鍛冶が彼の刀を打っていたのだが、彼の死後は鉄穴森鋼蔵がその跡を引き継いでいる。
鎹鴉
無一郎の鴉。無一郎にゾッコンな雌で名前は銀子。かなり高飛車な性格をしており、無一郎以外に対する当たりがキツく、徹底的に見下している。そのため、炭治郎をして「全力で悪意あるな・・・」と思わせるほど。そればかりか、他の鎹鴉たちとの仲も悪く、特に炭治郎の鎹鴉との折り合いは最悪の一言に尽きる。ちなみに扉絵で無一郎は銀子を可愛がっていた
霞の呼吸
無一郎が用いる全集中の呼吸。風の呼吸からの派生であるが、古い歴史を持つ。独特の移動術が特徴。
壱ノ型 垂天遠霞
弐ノ型 八重霞
幾重にも重なる斬撃を放つ連続技。
参ノ型 霞散の飛沫
周囲を薙ぎ払う回転斬り。
肆ノ型 移流斬り
流れるように素早く敵の懐に滑り込み放つ斬撃。一見すると霞とは何の関係もなさそうな技の名前だが、ファンの間では"移流霧"という気象現象が名前の由来では、と推測されている(一応"移流"という言葉自体も物理学や気象の用語だが)。
伍ノ型 霞雲の海
前方へ突撃すると共に、辺り一面を覆う大量の霞の如き高速の連続斬り。対した上弦の鬼の言葉を借りれば「素早いみじん切り」だが、迫り来る攻撃を裂斬する攻防一体の技でもある。
陸ノ型 月の霞消
宙高く跳躍しての広範囲に渡る斬り込み。その驚異的な速度と攻撃範囲はさながら周囲を霞で包み込むかのよう。
漆ノ型 朧
無一郎が独自に編み出した技。大幅に緩急をつけた動きにより敵を攪乱し、瞬く間に相手の懐に潜り込み斬り伏せる。
家族構成
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父「人のためにすることは」「巡り巡って自分のためになる」
「そして人は」「自分ではない誰かのために」
「信じられないような力を出せる生き物なんだよ」「無一郎」
無一郎の両親であり、父は赤い瞳を持った杣人(木こり)。無一郎の回想から共に心穏やかな人柄が伺える。二人とも生きていた頃はその手伝いをしながら暮らしていたが、具合が悪いにも関わらず働き続けた無理が祟ってしまったせいで母は体を壊してしまう。ある嵐の日にそんな母のために父は薬草を採りに行ったが、崖から転落。帰らぬ人となってしまった。母もそのまま風邪をこじらせてしまったせいで肺炎となり死去。無一郎、十歳の頃の話である。
両親の記憶は失われてしまっていたが、炭治郎の何気ない言葉がきっかけとして目覚めようとしていた。父と同じ赤い瞳を持つ炭治郎が無一郎の脳裏にて父の言葉を口にしていたのはこの予兆であったと言える。
そして、彼の家族は両親以外にもおり・・・・・・
- 時透有一郎
「無一郎の無は"無能"の"無"」
「こんな会話意味が無い」「結局過去は変わらない」
「無一郎の無は"無意味"の"無"」
無一郎の双子の兄。茫洋とした無一郎とは正反対で、常に険しい表情を浮かべており、口にする言葉も刺々しいものばかり。無論、無一郎に向けられる言葉も例外ではなく、何かとなじられることが多かった。両親の死後、二人きりになってからは息が詰まるような日々だったという。そんな春頃に産屋敷の妻であるあまねが来訪。二人の先祖と鬼殺隊の存在を伝えるも、有一郎が追い払ってしまう。そればかりか、無一郎の鬼殺の剣士への憧れとそれと共に抱いた志さえも全否定。これにより兄弟仲は険悪なものとなり、以降も足繫くあまねが訪ねてくる度に有一郎は追い返し続け、ついには彼女に水を浴びせる。これによって喧嘩になってしまい口さえ利かなくなってしまった。
ここまで見ると、弟に対する思いやりのかけらもない冷たく薄情な人間のように見えることだろう。だが、実際は亡き両親同様に無一郎のことを想っており、無一郎自身も元々は有一郎のことを慕っていた。彼がこのような態度となってしまったのも、清く正しく生きてきたはずの両親が何者にも守られることなく死んでしまったため、自分が無一郎を守らなければと日々必死に生きていた。しかし、本来は繊細な心の持ち主である有一郎にとってそれは常に張り詰めた日々を送るも同然だったので、いつからか余裕がなくなってしまっていた。
無一郎がそんな兄の本心を知ることができたのは、彼の死の間際に直面したことのよって。
うだるような暑い夏の夜、思わず戸を開けて寝てしまったために鬼に襲われてしまう。幸い鬼は無一郎の逆鱗に触れてしまったことによって実質的に彼に始末されてしまったが、二人とも瀕死の重傷を負ってしまった。これにより有一郎の命の灯が消えようとする中で、彼の口から出た言葉は無一郎の無事を願う気持ちと弟への偽らざる想いであり、そこに秘められていたのは無一郎への謝罪と後悔であった。
無一郎、十一歳。今度こそ一人になってしまった彼は生き地獄を味わいながら記憶さえも失われてしまった。
「わかって・・・いたんだ・・・」
「本当は・・・・・・」
「無一郎の・・・"無"は・・・・・・」
此の先よりのネタバレ注意喚起せねば・・・
無作法というもの・・・
私の・・・言いたいことは・・・
わかったか・・・
無一郎は日の呼吸の使い手の末裔であるという。それは間違ってはいない。しかし、正しいわけでもない。正確に言うならば"日の呼吸の使い手の血縁者の末裔"である。
無一郎の先祖の名は継国巌勝。日の呼吸の使い手である継国縁壱の双子の兄。そして、またの名を十二鬼月最強の鬼、上弦の壱・黒死牟。
なお、彼の正体が明かされた時点で黒死牟こと巌勝と縁壱の二人が双子であるどころか、そもそも日の呼吸の使い手が何者かなどの情報がまだ開示されていなかったため、読者のミスリードを誘ったことは想像に苦しくない。
余談
- ズンビッパ組などない!
そもそも何のことかと言うと「鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録」にて無一郎と山の王こと嘴平伊之助の出身地が間違って同じ山の出身として掲載されてしまっていたことがきっかけ(無一郎は現在の東京と神奈川との間にある景信山で伊之助が奥多摩の大岳山)。そのため、公式ツイッターにて2枚の掲載情報訂正告知イラストが公開される。一枚目が"二人きりになったら全く喋らない距離感。""おたがいに好きでも嫌いでもない様子。"という解説文と共に静かに隣り合っている二人のイラスト。そして問題は二枚目。"同じ山の出身だった場合こうなるはず。""こうならない二人は同じ山の出身ではないということになる。"と解説されている二人は、お互いに肩を組み全く似合わない満面の笑みを浮かべながらVサインをしている姿が描かれていた。そして、下の方で小さく描かれている作者から発せられた言葉が「ズンビッパ」である。意味はわからんが、とにかく印象に残る言葉であるために、いつしか二人がこう呼ばれるようになった。
ズンビッパ組と。 - 真意はわかるけど、有一郎の当たりの強さにも問題ありだと思う。それに耐えてきた無一郎は普通に偉いと思う。水をかけられたあまね様は可哀想だ
- 単行本のキメ学の無一郎と有一郎の説明で、なにかあった時に反応してすぐ手が出やすいのは無一郎、有一郎は固まると書いてある。一部の人が勘違いしているが無一郎のが有一郎より暴力的だと言っているわけではない。変質者などが出た時の話である
関連動画
関連項目
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そんなの自分でちゃんとわかってるよ」
「僕は」
「幸せになる為に生まれてきたんだ」
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