時限バカ弾とは、ドラえもんに出てくるひみつ道具の一つである。
概要
単行本の41巻に収録されており、タイマーをセットした後にこれを背中に付けると、時間になったらバカなことをしてしまう。
こう書いてしまうとそれまでであるので、話の内容をかいつまんで話すと…(以降はネタばれなので反転)
「静香&出木杉の前でKY発言をして所払されたのび太に追い打ちをかける様にママのお説教と言う状況を見かねてドラえもんが出した道具を使って、ママをバカにしたあと、憎き恋敵の出木杉をしずちゃんの前で大恥をかかせようとしたものの、その目論見が外れて、逆にのび太がバカになってしまう」というドラえもんの王道スタイルである。
各々のキャラの壊れっぷりが半端ではなく、割合に安定期に入った中において、初期ドラえもんを思わせる強烈なナンセンス・ドタバタギャグが繰り広げられた。なお、この話では台詞だけであるが出木杉の母親が出ている。
発言集
- 「ベロベロバー、オッペケペッポー、アジャラカモクレン!!」
最初の被害者であるのび太のママが発した発言。その様子はストレートにいえばキチガイじみており、その効能をいやでも見せつけてくれた。なお、最後の「アジャラカモクレン」とは落語の演目の一つである「死神」に出てくる呪文のキーワードの一つであり、藤子・F・不二雄氏の趣味嗜好の一端をうかがい知る事が出来る。 - 「パッパラパー」
出木杉に仕掛けた時限バカ弾は途中、服が汚れるという不測の事態に陥り、それを取換えた為に出木杉の母親がその被害にあってしまった。なお、出木杉の係累は未来の世界における息子のヒデヨと嫁さんが登場しているが、親となるとこの1コマと、「貸し切りチップ」でこれまた1コマだけ父親らしき人物が登場しただけである。 - 「スイスイスーダララ、ギッチョンチョンノパーイパイ」
ジャイアンはスネ夫を呼んで新作の披露をした。神妙な面持ちで真面目な歌であることを言い、例の如く「ボェ~」でありながら、おそらくはバラード系であろう歌を披露した。のび太はジャイアンにバカ弾を設置していたので爆発した瞬間に一気にクレイジーキャッツ的なコミックバンドな雰囲気となった。笑ってしまったスネ夫が「これは笑う歌じゃねえ!」と言われながらフルボッコになったのは言うまでもない。 - 「ナンジャラモンジャラホニャラカピー」
もう少しでバカ弾が出木杉に炸裂していく所でしずちゃんがそれに気付き、のび太が取り上げてしまった瞬間に爆発、のび太の目論見はしっぺ返しとなって、しずちゃん&出木杉の前でバカとなってしまった。手をヒラヒラさせながら目が3の時となって鼻水たらした危険極まりない描写はオチを閉めるのにふさわしい狂気あふれる描写となった。
ニコニコでは…
当然ながら本編を流そうものなら即刻削除されるが、キチガイじみた壊れっぷりを表わすような動画のタグに貼られる…かもしれない。
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関連項目
- ドラえもん
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