普通のホモサピエンスとは、つまり我々のことである。
概要
特撮ドラマ『仮面ライダーセイバー』第1章において、新堂倫太郎が口にした台詞。
ゴーレムメギドの攻撃によって降り掛かってきた瓦礫の下敷きになりかけた神山飛羽真だったが、自らが持っていたワンダーライドブックに身を守られた。さらに、飛羽真が本を開くと、目の前に炎に包まれた聖剣・火炎剣烈火が姿を現す。
先代の炎の剣士の言葉が頭によぎった飛羽真は、運命に誘われるかのように聖剣を引き抜こうとするが、炎の熱さに思わずたじろいでしまう。そんな様子を見た倫太郎は叫んだ。
「無理だ!普通のホモサピエンスには聖剣は抜けない。」
本来、仮面ライダーになれるのは聖剣に選ばれたごく一部の剣士であり、倫太郎は飛羽真をただの一般人だと思っていたようだ。しかし、飛羽真はゴーレムメギドを倒すという強い意志によって見事聖剣を引き抜き、仮面ライダーセイバーへと変身するのであった。
シリアスなシーンに突如として挟まれた「普通のホモサピエンス」という聞き慣れない言葉は、視聴者に絶妙なインパクトを残し、放送後すぐに話題となった。新堂倫太郎はこのシーンに限らず、第1章の最後でわざわざ青いライオンに乗って主人公のもとに現れたり、エンディングでニコニコしながらダンスを踊っていたりと、まだ1章なのにネタに事欠かない人物となっている。公式Twitterも「次回は普通のホモサピエンスではない仮面ライダーブレイズが登場」とネタにしている。
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https://twitter.com/saber_toei/status/1302403581664878592
また、前作の2号ライダーであり、プログライズキーを無理矢理こじ開けた不破諫を思い出した視聴者も多いようで、「彼ならゴリラパワーで無理矢理引っこ抜きそう」と話題になった。
このような言い方になったのは、倫太郎の好きな本のジャンルが動物図鑑だからではないか、と言われている。また第2章以降、「エクレア」→「エクレール・オ・ショコラ」や「ガラポン抽選機」→「新井式回転抽選機」など通称ではなく正式名称で呼ぶ場面が見られることから、そういった癖があるのかもしれない。この台詞の後、飛羽真はすぐに聖剣を引っこ抜くので、神山飛羽真が普通のホモサピエンスではないことを示すための台詞とも言える。
余談だが、そもそも仮面ライダーの主役は基本的に普通じゃないか普通じゃなくなるかの二択である。昭和ライダーは(一部を除き)改造人間だし、平成ライダー・令和ライダーも出自が特殊だったり、なんらかの超人的な能力を有していることがほとんど。主役以外でも人間やめましたライダーが多い。
なお、第二章においてもワンダーワールドについてきてしまった須藤芽依に対して
「普通のホモサピエンスが来るところじゃないんですよここは!」と釘を刺すシーンがある。
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関連項目
- 仮面ライダーセイバー
- ヒト / 人
- 神山飛羽真 - 普通のホモサピエンスではない人その1
- 新堂倫太郎 - 普通のホモサピエンスではない人その2
- 須藤芽依
- 人間やめましたシリーズ
- 仮面ライダーの関連項目一覧
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