概要
武家伝奏を務め、妹が後陽成天皇の生母にあたる勧修寺晴豊による日記。天正6年(1578年)から文禄3年(1594年)までのうち部分部分を記載した十二巻が記されている。なお第一巻の末尾に落丁がある。原本は京都大学と内閣文庫に分蔵されている。
内容は織田信長、豊臣秀吉が躍進する時代に武家伝奏という立場にあったために、彼らの動向に密着したものとなっている。特に織田信長の三職推任問題がよく引用されるが、その後起きた本能寺の変や、絶頂期豊臣秀吉をめぐる京情勢なども描かれている。
関連項目
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