暁とは、岸本斉史原作「NARUTO」に登場する組織の名称である。
概要
抜け忍10人からなる小組織。NARUTO第二部のボス的存在。
全員が黒い生地に赤い雲模様が描かれた外套を着用し、漢字一文字が刻まれた指輪をはめているのが特徴。また、額あてには各忍里への反逆を意味して傷をつけている。いずれもが数々の重罪から超S級犯罪者として指名手配されており、高い戦闘力や特殊能力を有する。(中には五影を殺害した者も)。原作者の「人間離れした集団にしたかった」という言葉通り、容姿や能力が人間とはかけ離れている。
最終的な目的は金と尾獣を集め、忍里のシステムを崩壊させ世界を征服すること。しかし、それは表向きであり、実際はトビの「月の眼計画」が目的である。元は雨隠れの弥彦が「対話により争いをなくすための組織」として創設したものだが、弥彦の死後、その活動は大きく変わった。
物語の進行とともにメンバーは減少して行き、現在は実質壊滅している。(合わせて10人中8人が死亡、もしくは戦闘不能になっている。)
“暁”創生
2014年9月11日に発売されたゲーム『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストームレボリューション』に収録されている番外編。スタジオぴえろによりアニメ制作されたオリジナルストーリーが収録されており、暁のメンバーを操作しながらの対戦も交えて、忍界の脅威“暁”が、いかにして誕生したのかが追体験できる。多くのメンバーが暁に加入する以前の姿で登場し、クリア後はそのコスチュームで操作することができる。このモードにおけるメンバー加入の様子は各メンバーの項で述べる。原作と若干矛盾している描写もあるため、注意されたい。
メンバー
基本的にゼツ以外のメンバーは二人組で行動している。
ゼツは犠牲になったのだ…奇数人数なのに「二人組作ってー」…その犠牲にな。
ペイン
CV:堀内賢雄/久嶋志帆(畜生道)
雨隠れ出身。指輪の漢字は「零」。パートナーは小南。
雨隠れの人々からは「神」と呼ばれ崇められている。暁の表向きのリーダーであり、正式には「ペイン六道」。
輪廻眼を持つ6人のことを指し、最もよく登場しているのは「天道」で、単に「ペイン」と呼ばれるときは「天道」を表す。他の5体は「地獄道」「人間道」「餓鬼道」「修羅道」「畜生道」。正体は長門が操る死体である。彼ら全員に差し込まれた金属のような棒で遠隔操作されいる。
このうち天道以外の5人は例え再び死んでも別の死体で替えが効くが、天道だけは替えることはできない。
天道の素の人間こそが、暁の創設者、弥彦である。
余談だが女版畜生道は地味に人気がある。「口寄せのじゅちゅ!」
長門
CV:森田順平/前野智昭(幼少期)
ペイン六道を操る、ペインの本体。最も崇高な瞳術、輪廻眼を開眼させた。
幼いころに両親を亡くし、孤児だったところに弥彦、小南、子犬のチビと出会い行動を共にするようになる。しかし、半蔵と三忍の戦いの際にチビを失う。その後、彼らを戦いに巻き込んだせめてもの償いとして自来也に忍術、生きるすべを教わる。彼らは自来也を先生と慕い、短く過酷ながらも4人で仲良く暮らしていた模様。
自来也が木の葉へ帰った後は弥彦がリーダーとなり、暁を創立。しかし、里の長・半蔵の策略により弥彦が命を落とし、長門は怒り狂い「口寄せ・外道魔像」を使用し、半蔵の部下たちを次々に殺害した。半蔵には敗れ、この時長門と小南は死んだということになっていたがなんとか生き残っていた。上記のペイン六道を完成させた後、再び半蔵に勝負を挑み殺害した。
純粋で優しい少年だったが、目的の為にかつての師、自来也を殺害するほど冷酷な心と圧倒的な強さを身に着けた。
長い間シルエットのみで登場していたが、木の葉への侵攻でその全貌が明らかになった。木の葉の忍達を圧倒したが、仙人の力を手に入れたナルトによってペインを全て倒される。逆探知で長門の前に現れたナルトに戦争や平和について語るが、ナルトの自来也の教えを貫き通す宣言によりかつての自分の意志を思い出し彼に全てを託す決意をする。
木の葉の忍達を蘇生させ(ご都合主義なんて言っちゃダメ)自らは術の負担により命を落とした。遺体はその後、弥彦とともに小南に雨隠れに安置された。
その後、穢土転生により復活。しかし、元々体は衰弱していたためイタチに肩を借りる形で行動していた。イタチとともにナルトとキラービーと対峙するも、イタチがカブトの制御を解いたため3人相手に戦うことになる。最後はイタチの十拳剣に貫かれ敗北。意識を取り戻した際、ナルトへ駄作の二部(長門)を帳消しにする最高傑作になれと激励し(一部は自来也)、封印された。
小南
CV:田中敦子/峯香織(幼少期)
雨隠れ出身。指輪の漢字は「白」。パートナーはペイン(長門)。
暁の紅一点。弥彦、長門と同じく戦争孤児で、自来也の弟子。忍としての才と優しい心を持ち合わせた女性。雨隠れの人々は常にペインの横によりそう彼女を「天使」とよぶ。しかし、神の邪魔をする者は容赦なく殺めようとする冷酷な一面も。体を紙に変えるという独自の術を使い、諜報、拘束、攻撃、防御をこなす。
木の葉侵攻編では常に長門に寄り添い、彼の護衛を行っていた。長門とナルトの会話でナルトに平和への希望を見出し、暁を脱退する意思を伝えその場を去った。弥彦と長門の遺体は彼女が雨隠れに持ち帰り安置していた。そして、長門の輪廻眼を奪いに来たトビと交戦する。時空間移動の弱点を確実につきながら戦い、今まで攻撃を喰らうことすらなかったトビのフレンチクルーラーを破壊し右腕を吹き飛ばすなど、女性ながら暁の名に恥じない実力を発揮した。
対トビ用に用意した6千億枚の起爆札で仕留めたように見えたが、イザナギを使用したトビには通用せず、逆にチャクラを使い果たして動けなくなり刀で貫かれてしまう。しかしその瞬間、雨隠れの止むことのない雨が止み、虹がかかる。
かつて、弥彦と長門、二つの平和の架け橋を支える柱になると誓った小南。死んでなお自分に希望を見せてくれた長門に感謝し、彼の意志を継いだナルトが平和の架け橋になると信じる。そして今度はナルトを支える柱になると宣言したが、その直後トビの幻術により、輪廻眼の場所を吐かされ、命を落とした。
回想で、弥彦に思いを寄せていた描写がある。死体の彼と過ごした日々を、彼女はどんな思いで過ごしていたのだろうか…。
者の書の設定画によると、暁コートの下はかなりグラマーでセクシーな肢体であることが明かされいる…が、一度もコートを脱がなかったため、結局本編には出なかった。なんでや…他のメンバーは全員脱いだのに何故小南だけ…。
うちはイタチ
CV:石川英郎
詳しくはうちはイタチの項目で。
木の葉隠れ出身。指輪の漢字は「朱」。パートナーは干柿鬼鮫。
うちはサスケの実の兄であり、NARUTOの中でも最重要人物。キャラ的にもネタ的にもファンに愛されている存在。「サスケェ!」の顔芸はあまりにも有名。
干柿鬼鮫
CV:檀臣幸
霧隠れ出身。指輪の漢字は「南」。パートナーはうちはイタチ。
忍刀七人衆の元メンバーで、怪人の異名を持つ。暁の人間離れした容姿の筆頭とも言える特徴的な姿である。イタチとともに第一部から登場したメンバーであり、登場期間は最も長い。丁寧な口調で話すが、性格は残忍かつ好戦的。マイト・ガイとよく交戦するが、向こうには全く覚えられなかった。水遁に優れ、また愛刀・鮫肌で相手のチャクラを削り取る戦法をとる。この鮫肌は認めた相手でしか使用することができず、長年鬼鮫の愛刀だったがキラービーと交戦中、キラービーのチャクラを気に入ったため突然鬼鮫を裏切った。ビッチである。また、ネジによると30%のチャクラでもナルトと同等のチャクラ量を持っているらしい。
抜け忍になる前は霧隠れで敵に情報が漏れるのを防ぐために用心棒兼仲間殺しを生業としていたが、内心ではその事に苦悩し、自分が何者であるかわからなくなっていた模様。最期は仲間の情報を守るために、自分で口寄せした鮫に己を食わせ、自害した。仲間の為に命を絶ったその最期は、その場にいたナルトやガイたちに衝撃を与え、ガイは彼を称えて「一生覚えておこう」と告げた。(ちなみに彼の死を鮫肌はさめざめ泣いていた。このビッチめ。)
また、元々トビの正体、彼の目的を知った上で暁で行動していた。マダラに手を貸したのは、マダラの言う「理想の世界」に惹かれたため。死に際に「私もそこへ行ってみたかった」と思っていた。
タイミングが合わず、穢土転生で復活することはなかった。
また、ジャンプ本誌にてイタチの容体を気にかけて言った「お体に障りますよ」というセリフが誤植し、「お体に触りますよ」となってしまったという事件が起こり(主にナルトスで)ネタにされている。公式スピンオフ作品『ロック・リーのフルパワー忍伝』でもこれネタにされていた。
ちなみに、嫌いな食べ物はフカヒレ。
デイダラ
CV:川本克彦
岩隠れ出身。指輪の漢字は「青」。パートナーはサソリ、彼の死後はトビ。
暁の最年少メンバー。物質にチャクラを練りこむ岩隠れの禁術・起爆粘土の使い手。「芸術は爆発だ!」というどこかで聞いたようなセリフと、語尾につける「うん」が口癖。爆発させる際には「喝!」と叫ぶ。もとは岩隠れで粘土造形師として絶賛されていたが、さらなる高みを求め里の禁術に手に入れ、抜け忍となった。風影になった我愛羅に勝利するなど、その実力は確か。
「儚く散りゆく一瞬の美」こそが芸術であると主張し、コンビであるサソリの芸術観とは正反対。自らの芸術に絶対の自信を持っており、その自尊心を傷つけられると激怒する。ただし、サソリのことは同じ物造りとして尊敬していたらしく、彼を「サソリの旦那」と呼ぶ。
暁にスカウトされる際、うちはイタチと交戦するが、幻術をかけられ敗北している。芸術を感じ、心を奪った写輪眼、うちはの力に劣等感を抱いており、サスケを「血統に恵まれただけの勘違いヤロー」と評した。また土影であるオオノキにも彼の芸術をバカにされており、根に持っていた。
サスケとの死闘の末、サスケと心中を図って自爆し、死亡した。
穢土転生で復活後はサソリと行動し、カンクロウやサイと対峙する。が、シンの扱いに激怒したサイの風神・雷神に吹き飛ばされ、カンクロウの黒蟻に捕獲された。
悪役らしく冷酷で黒い面が目立つが、不死コンビに忠告を入れる、爆発に巻き込んでしまうであろうトビに謝罪を入れるなど、同じ暁のメンバーに対しては仲間意識があった様子。また、同郷の黒ツチや赤ツチにはデイダラ兄と呼ばれ慕われ、穢土転生後に出会った際生きていた(死んでるけど)ことを喜ばれている。
暁の中では人気が高く、第6回人気投票では主人公をおさえて3位、第7回人気投票でも6位にランクインしている。(ちなみに作者は第6回の順位の高さに驚いたと発言している。)アニメで録音監督を務める神尾千春氏のお気に入りキャラらしい。
サソリ
CV:青山穣(ヒルコ)/櫻井孝宏(本体)/矢島晶子(幼少期)
砂隠れ出身。指輪の漢字は「玉」。パートナーはデイダラ。
赤砂のサソリと呼ばれる砂隠れの傀儡師。人間を傀儡に作り替える人傀儡を作れる唯一の人物。その人傀儡の中には歴代最強と謳われた三代目風影もおり、その強さが伺える。また、デイダラも「俺より強い」と彼の強さを認めていた。
普段は老人のような姿をした傀儡、ヒルコの中に潜み行動する。本体はナルトと同じくらいの少年。実年齢は35歳だが、自らの体も傀儡に作り替えているため永久に年を取ることはない。そのため、外見は里を抜けた15歳前後で止まっている。サソリさんじゅうごさい。
「長く美しく後々まで残っていくもの」こそが芸術であると主張し、コンビであるデイダラの芸術観とは正反対。
せっかちな性格で、人を待つのも待たせるのも嫌う。これは幼少期、戦争に行った両親を待ち続け、ついに帰らなかった経験からだと思われる。両親のぬくもりを欲している描写があり、両親のかたちをかたどった傀儡を作ったが、心が満たされることはなかった。
風影奪還編で祖母であるチヨとサクラと対峙。激しい攻防の末、最後の最後で祖母への攻撃をためらい、その一瞬のすきに父と母の傀儡に生身の核を貫かれ死亡した。生身の核を持ち、人の心を捨てきれなかった自身を「人形になりきれなかった人間」と自嘲した。
穢土転生で復活した後はデイダラと行動を共にし、カンクロウやサイ達と戦うが、デイダラとともに黒蟻にとらえられる。(ちなみに烏、山椒魚、黒蟻は昔サソリが作ったもの。)カンクロウの言葉で自分の求めた永久とは何かを悟り、カンクロウに父と母の傀儡を託し、そして後々まで託されていくことを願い昇天した。カブトの縛りが弱かったとはいえ、自力で魂の呪縛を解いたのはシンとサソリのみである。
「“暁”創生編」では、里を抜けた直後、人傀儡に改造する前の生身の姿で初登場。砂隠れの里の中忍などと同じベストを着用している。小南と交戦し敗北したことで、暁に加入したとされている。
また、ペインと共に、暁の情報を手に入れようと探っていた大蛇丸と接触。この時点でサソリはヒルコの姿で行動しており、大蛇丸がスパイとして送り込んだ薬師カブトを部下にしていたようである。本来の姿で大蛇丸と交戦するが、お互いに本気を出さず、勝負は引き分けとなった。大蛇丸が暁への加入を志願した際は、「暁の情報を盗みたいだけに決まってる」とペインに苦言を呈した。
ちなみに誕生日が作者と同じだが、別に深い意味も思い入れもあるわけではなく、「サソリは蠍座にしよう→そういえば自分が蠍座→じゃあ一緒でいいや」という、データ本を作る際にその場のノリで適当に考えたらしい。
飛段
CV:てらそままさき
湯隠れ出身。指輪の漢字は「三」。パートナーは角都。
「汝の隣人を殺戮せよ」という物騒な教義を掲げる新興宗教、「ジャシン教」の信者。実は「戦を忘れた里」と称される平和主義の湯隠れの里で生まれたが、忍として育ち、戦いに飢えた飛段はジャシン教に目をつけ、ジャシン教を世に知らしめる(=殺戮を肯定する世界にする)ために暁に属した。何かと複雑な事情で暁にいる他のメンバーに比べ、非常にわかりやすい動機である。
彼の最大の特徴は、何と言っても「死なない」こと。文字通り、首を斬られても平気で喋り、術を食らっても痛みこそ感じるも決して死なない。(でも穢土転生後なら皆不死身の肉体なわけだが…。)これはジャシン教で実験され続けた「呪い」によるものであり、殺戮を止めない限りこの呪いは持続する。
この不死身の体を利用し、相手の血を体内に取り込んで飛段が受けた傷をそのまま対象者に与える呪術・死司憑血を使用する。術が成功した際は体に黒い紋のようなものが浮かび上がる。武器の鎌と合わせ、作者曰く「イメージは死神」。パンダではない。この特殊な技と不死身の肉体を用いてアスマ、シカマルが所属する暁討伐隊を返り討ちにし(角都の助けもあったが)、アスマを殺害した。しかしその後、三尾封印の為ペインに呼び出され反撃の隙を与えてしまったため、彼の術を分析したシカマルの罠にはまり起爆札で体をバラバラにされたあげく、生き埋めにされた。(ちなみにNARUTO疾風伝はテレビ東京系7:30~のゴールデンタイムアニメである。)
腐ってきてはいるがまだ生きているため、穢土転生されることはなく戦争編では登場しなかった。
信心深い性格で、殺戮後のジャシン様への祈りは欠かしたことはなかったが、唯一しなかったのがアスマ殺害後。もしかしたらジャシン様に見放されたのかもしれない。
ペインを「クソリーダー」、(年は下だが)先輩であるデイダラを「デイダラちゃん、若輩者」、「マジ本気」「超スーパー激痛」など、頭の悪そうな発言が多い。実際シカマルにそう指摘され、また角都も否定せずむしろ肯定していた。(だが、ガイ班にはコイツ以下の「賢」のパラメーターの奴が3人いるぞ)
「“暁”創生編」では、大蛇丸・角都・ゼツと接触。不死身の体となった直後で自由気ままに殺戮を繰り返していたが、ジャシン教に対する熱弁を角都に「可笑しな宗教話」と否定されたことで逆上し、交戦する。戦いに敗れた後は、大蛇丸に「身の安全を守りながら殺戮を継続できる」「不死身の存在である先達(角都)に学ぶことができる」と諭されて、暁に加入することとなった。
ナルト役の竹内順子氏が気に入ってると公言したキャラの一人。曰く「(見た目が)かっこいいのにお馬鹿さん」が魅力らしい。なんやかんやで愛されている馬鹿である。しかし、暁の中で唯一ナルトと一度も会わなかった。
角都
CV:土師孝也
滝隠れ出身。指輪の漢字は「北」。パートナーは飛段。
91歳という暁最年長のベテラン忍。だが、滝隠れの禁術「地怨虞(ジオング)」で他人の心臓を奪い生き永らえているため見た目は年齢よりはるかに若い。
滝隠れに所属していた頃は初代火影暗殺任務を課せられるほどの精鋭だったが、任務は失敗に終わり、里から重罰を与えられる。里の為に心身を賭してきた彼への里の対応に激しい憎しみを抱き、脱獄して地怨虞と重役の心臓を奪い里を抜け、現在に至る。
心臓を体内に取り込むことにより、その心臓の持ち主だった者のチャクラの性質を自由に使うことができる。実際作中で5つの性質変化の内4つ、火遁・頭刻苦(ズコック)、土遁・土矛(ドム)、風遁・圧害(アツガイ)、雷遁・偽暗(ギアン)を使用した。全然関係ないが角都の誕生日は8月15日である。(つまり…どういうことだってばよ?となってる人は「ジオン公国」でググってみよう。)ただし、取り込める心臓は5つまで。要するに5回刺さないと死なない。心臓を全て潰さないと死なず、さらに心臓を取り込むことにより半永久的に生き続けることができるため飛段ほどではないが実質不死である。そのため飛段は自分たちを「不死コンビ」と称した。(鬼鮫には陰でゾンビコンビと呼ばれていたが)
非常に短気な性格であり、過去に数人の暁メンバーとコンビを組んでいたが飛段以外は全員殺害している。(そのメンバー達から奪った心臓もあるらしい。)また、暁のサイフ役を担っているため、金に関してはがめつい。「信じられるのは金だけ」と豪語するほど。
戦闘経験多さゆえその実力は確かなものであり、カカシ、いの、チョウジを追いつめた。しかし、間一髪で現れたナルトの風遁・螺旋手裏剣を喰らい瀕死になり、カカシの雷切でとどめを刺された。角都は犠牲になったのだ…新技のお披露目…その犠牲にな。
他の暁メンバー同様、カブトによって穢土転生で復活させられた…が、コテツとイズモに「ひじき野郎」「死んで金が役に立ったか」と散々罵倒された挙句、次の登場の時はもうすでにチョウジに抑え込まれており、正直扱いは悪かった。
「“暁”創生編」では、マダラが暁のメンバー候補として最初に目星をつけた忍の一人であることが明らかになった(残る2人は「サソリ」と「イタチ」)。賞金首を狙い金稼ぎを気ままに行っていたところ、ペインと接触、交戦するが敗北した。「名のある賞金首と戦う機会があるかも」「金の匂いがする」という理由をつけて暁に加入することになった。
また、ペインが持つ「輪廻眼」を存在を知らなかったらしく、「写輪眼」の一種と考えていたようである。
ゼツ
CV:飛田展男
草隠れ出身。指輪の漢字は「亥」。
植物のような外殻で覆われた、鬼鮫と同じく人間離れした姿をしている。ナルトに「アロエ」と言われて怒っていたため、アロエではないらしい。
体の真ん中から色が白黒で分かれており、それぞれが別の人格を持っている。片方(通称白ゼツ)は子供っぽい性格と喋り方をし、もう片方(通称黒ゼツ)は厳格でカタコト喋りをする。左右の人格はそれぞれ分離することもできる。
人間を捕食して力を吸収していくという能力を持ち、また体を地面や木と一体化させその中を自由に行き来し、特異な忍の観察をすることが趣味。戦況を分析しながら的確なツッコミを入れることも多く、大蛇丸を「口からゲロゲロきもいヤツ」と評した。(でもお前が言うな)
戦場に赴きその戦いを記録する役割を担っていたが、第四次忍界大戦では尾獣の力で量産された白ゼツが主戦力として忍連合軍と交戦している。黒ゼツは連合軍側への人質として大名の拉致を画策するが、水影・照美メイに妨害されている。
暁の中では最も謎の多い人物であり、未だに産まれ、正体などの詳細は不明。しかし、トビのことをよく知っており最も彼に近い人物であることは確か。
トビ
CV:高木渉/内田直哉
出身里不明。指輪の漢字は「玉」。
死亡したサソリの代わりとして補充された、暁の新メンバー。フレンチクルーラーのような仮面をかぶりおちゃらけた口調で話す軽いノリのキャラ。コンビであるデイダラには余計なことを言っては爆発させられるというのがお約束になっている。アニメではそのキャラが顕著になっており、「エリマキトカゲの術」なるものを発動したり、先輩に思いを寄せる女子高生の演技を披露した。
シリアスな面々が多い暁の中ではムードメーカー的な存在…と思いきや…。
その正体はうちはマダラであり、暁を陰で操る真の黒幕。
「だいたいコイツのせい」で説明がつくほど、NARUTOで起こった事件ほぼすべてに関わっている。(一例をあげるならうちはがクーデターを起こす間接的な原因、弥彦に暁を創るよう仕向ける、長門に輪廻眼を与える、クシナ殺害、九尾に木の葉を襲わせるなど。)十尾の力で世界中の人々に幻術をかけ征服するという「月の眼計画」を企てている。
全ての術をすり抜けるという謎の能力を持つ。(しかし弱点はあり、すり抜けられるのはせいぜい5分、自分を吸い込む時空間忍術を発動させる際には必ず体が実体化する。)
サスケにイタチの真実を伝え木の葉を恨むように仕向け、八尾を狩るために「鷹」と手を組む。その後は長門から輪廻眼を奪い返し、カブトと手を組んで忍連合軍に宣戦布告をした。
そして…
第四次忍界大戦中、カブトが本物のマダラを穢土転生させたことによりトビはマダラではなかったことが発覚した。ではこいつは誰なのか、様々な憶測が飛び交ったが、最近ジャンプ本誌にて正体が明かされた。
現在ネットと本誌はネタバレの巣窟なので、コミックス派、アニメ派は注意されたし。
今や一種のネットスラングと化した「犠牲になったのだ」の発言者はコイツ。ある意味NARUTOファンでない人に最も愛されている存在なのかもしれない。
大蛇丸
CV:くじら
暁の元メンバー。加入時につけていた指輪の漢字は「空」。
第一部開始前の約10年前に暁を脱退しており、 裏切り者である大蛇丸を粛清することも暁の目的の一つだった。暁の一員だった頃は、同メンバーであるイタチの肉体を器にしようとしたが失敗し、その際に指輪の付いた腕を切り落とされている。加入する以前や脱退した後もマダラを始め暁についての様々な情報を調べ上げており、その情報量の多さはマダラをも驚かせている。暁を抜けた後は音隠れの里を創設、砂隠れの里を利用して木ノ葉崩しを引き起こす。
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