『暁古城』(あかつきこじょう)とは、ライトノベル/アニメ作品「ストライク・ザ・ブラッド」に登場する男性主人公である。
概要
普通の高校生(と言ってもリア充)であったが、ある事件をきっかけに吸血鬼「第四真祖」となった少年。なぜそうなってしまったかという記憶は本人は思い出せない(思い出そうとすると、頭痛が走る)。
吸血鬼となった後も普通に生活はしているが、やはり吸血鬼なのか日中は夏でも長袖で白いフード付きのパーカーを上から着用しており、また性的興奮を感じると吸血衝動に駆られるため抑えるために自分の鼻血を飲み込み対応している。もともとバスケ部で活躍していたため、身体能力は高いのでそこそこの戦闘能力を持っており、意外と熱血漢でコミュニケーション能力も高い方であり妹の凪沙や後輩などに対する面倒見も良い。
頭や胴体を斬られてもしばらくしたら復活する特異なレベルで不死身な再生能力と、雪菜のはじめとする吸血による契約で使用する強力な眷獣を召喚・使役する能力を有する。ただし後者に関してはその破壊力が往々にして天災級であり純粋な広範囲・大規模破壊や高威力攻撃の手段には事欠かない反面あまり細かい制御は不得手である。また、古城自身の骨などの体組織と何らかの方法で従者の身体をつなげた上で、吸血を行うことで「霊的経路」を確立できる。こうすれば従者は「血の従者」(男女の関係を伴う場合は「血の伴侶」)となり、不老不死性と強大な魔力供給を受けられるようになる。
以上のことからストーカーヒロインの雪菜をはじめ、もうひとりのヒロインである浅葱、そして紗矢華やアスタルテ、ラ・フォリアといった多くの女性や同性のヴァトラーからも好意を持たれているハーレム系主人公ではあるのだが、上記のように元々イケメン属性ではあるためと声優の細谷佳正による低音を効かせた演技によりそれほど嫌悪感のない良主人公と言える。
なお、ある理由により雪菜と浅葱の二人とは結ばれることが確実視されている。
決め台詞
古城「ここから先は、第四真祖(オレ)の戦争(ケンカ)だ!」→
古城の「血の伴侶」
ここから先は、ネタバレ成分を含んでいます。 ご注意ください。 |
ストーリーが進むと、雪菜が雪霞狼を使い続けた弊害で、模造天使となって存在自体が別次元へシフトし、この世から消え去ってしまう恐れが出てくる。これで古城の監視役を続けられなくなるところだったが、雪菜の師匠である遠藤縁(えんどう ゆかり)が、古城の肋骨から作り出した指輪型の呪具を雪菜の左手薬指にはめるようになる。これで古城と擬似的な「血の従者」として生きることが出来るようになり、天使化の進行を防止できるようになった。
ここから先は、さらに物語の核心をつくネタバレ成分を含んでいます。 ご注意ください。 |
さらにストーリーの終盤になると、ある理由により第四真祖としての力を失ってしまった古城に対し、第一真祖のキイ・ジュランバラーダが本来第四真祖のプロトタイプである「吸血王"ザ・ブラッド"」の黒い眷獣を無理やり移植。その力を押さえつけるために12の眷獣分の「血の伴侶」をあてがうことを提案。古城の身体から11個の指輪型の呪具をキイの「血の伴侶」であるザナが作り出した。
結局、雪菜や浅葱たちは別の手段で古城をもとに戻したが、11個の指輪は最終決戦の最中で紆余曲折を経て各ヒロインの手に渡ることになり、物語完結時には12人の古城の「血の伴侶」が確定した。
これで12人は事実上の不老不死と古城からの魔力供給による強大な戦闘力を得た。雪菜以外の11個は指環自体からの直接吸血が可能であり、ヒロインたちは吸血時に強烈な性的快感を受けることになる。
なお、恋愛度の進行に関してはそれぞれの事情があり、「血の伴侶」になったからと言って子孫を残すかどうかは確定していない。
雪菜が「暁零菜」を生み、浅葱が「暁萌葱」を生むという未来の世界線があるのは事実であり、それを実現するために古城たちの戦いはまだ続くのだろう。他のヒロインたちの恋愛も含めて、それはまた「別の物語」ということになるのだ。
関連動画
関連項目
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