暗黒大陸とは、アフリカである。
概要
かつてヨーロッパ人がアフリカについての知識をほとんど持たなかった時代にはアフリカ大陸は暗黒大陸と呼ばれていた。
19世紀になってもヨーロッパ人のアフリカ大陸への知識は、地中海に面している部分や沿岸に点在する植民地周辺はまだしも、サハラ砂漠以南の内陸部については過酷な環境や病気などによって探検する事も難しかったため、ほとんど発展しなかった。
しかし、探検家リヴィングストンの活躍などにより徐々にアフリカ全土の姿が明らかになるにつれ、暗黒大陸という呼び名は廃れていくことになる。だがそれはヨーロッパによるアフリカ分割の始まりともなっていった。
創作の中の暗黒大陸
アフリカ大陸が暗黒大陸と呼ばれるのはもはや過去の話であるが、「暗黒大陸」というなんとも恐怖と冒険心を煽るこの言葉は創作の中で現代まで生き続けている。
創作の中でもかつてのアフリカと同じように、人類や国家の力が及んでいない大陸を指して暗黒大陸と呼ぶことはままある。以下にその例を挙げる。
- HUNTER×HUNTER - 人類の居住域の外の世界の事。既存領域よりはるかに広い事が知られているが、危険に満ちているため、人類が進出する事は出来なかった。記事下部で詳しく記述。
- ゾイドシリーズ - 惑星Zi世界における暗黒大陸ニクスは、当初の物語の舞台だった中央大陸とは別の大陸で、ガイロス帝国が存在する。作中では中央大陸との大陸間戦争も勃発する事になる。
- マギ - 現実の世界地図ではアフリカにあたる場所に存在する大陸。レーム帝国の属州以南で開発が進んでいないためこの名前で呼ばれている。戦闘民族ファナリスの故郷だといわれている。
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関連項目
漫画『HUNTER×HUNTER』において、人類が暮らす世界の外側にある世界のことである。
概要
世界地図に記されている一般的な世界は、超巨大な暗黒大陸の中央に位置する巨大湖メビウスの中に位置する。
人間が住む世界より外の世界のほうが圧倒的に大きかったのである。キメラアントなどの魔獣は暗黒大陸から来たと言われている。
過去に暗黒大陸へ進出しようとした人類は、五大厄災と呼ばれる災いを持ち帰ってしまった。
危険を冒して冒険の旅に出たのは、無尽石やニトロ米、三源水、メタリオンなどの大きなリターンを得るためである。
五大厄災と対応するリターンは以下の通り。
【人飼いの獣バプ(危険度:A)】無尽石(水に沈めると発電する鉱石)
【双尾の蛇ヘルベル(危険度:A)】ニトロ米(究極の長寿食)
【ガス生命体アイ(危険度:A)】三源水(あらゆる液体のもととなりえる)
【植物兵器ブリオン(危険度:B+)】万病に効く香草
【不死の病ゾバエ病(危険度:B+)】メタリオン(錬金植物)
※危険度Aは最高、B+は準最高。ちなみにキメラアントの危険度はBである。
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