「最上型のネームシップ最上よ。……といっても、ミッドウェイで三隈と那智をあんな感じにしちゃって、もうネームシップ失格ね、私。まああの後も……とにかく、私に仕事を任せてもいいけど、あまり期待しないでね」
最上(アズールレーン)とは、STGゲームアプリ「アズールレーン」の登場キャラクターであり、大日本帝国海軍・最上型重巡洋艦1番艦「最上」をモチーフとしたKAN-SENである。
概要説明なら私がしてくる。指揮官はそのまま仕事してて
重桜所属の軽巡洋艦[1]。レアリティはSR。CV:伊藤静 デザイン:realmbw
改造することで重巡洋艦となり、レアリティがSSRに変化する。
史実についてはこちらを参照。 →最上(艦これ)
2018年3月27日~2018年4月10日にかけて開催された復刻イベント「紅染の来訪者」での期間限定・先行実装建造により入手が可能だった軽巡洋艦。同イベントでは妹の三隈や雪風も共に実装されている。
「紅染の来訪者」は前回(2017年10月27日~2017年11月9日)の開催から半年経ってからの復刻であり、その当時始めたばかりで翔鶴や瑞鶴を入手できなかった指揮官や、不幸にも暁をドロップできなかった指揮官にとっては待望のイベントだった。またミリタリーの界隈で超有名な異能生存艦駆逐艦「雪風」の実装も予定されていたため、注目度がかなり高かったイベントである。
そんな中にあってレアリティがSR、他の艦種と比べて扱いにくい重巡洋艦、加えて「改造」という不確定要素が重なっていた彼女に対する当時の指揮官の反応は良かったとは言い難く、実装前は色々な不安の声が散見された。しかし改造後の性能が判明すると評価が一転、火力に全振りすることで破格のDPSを叩き出せるようになった彼女は、ポートランド改と共にこれまでの重巡洋艦に対するイメージを払拭するまでになった。また同時期に実装されたエクセター改のこともあって、資金と改造図不足で悲鳴を上げる指揮官が続出する事態となったという。
その後、長らく入手不可能な状態になっていたが、2020年1月8日のアップデートで小型艦建造に通常実装された。SRのキャラを狙って出すことはある意味SSR以上に沼にハマりやすいとよく言われている。未入手の指揮官の諸君はデイリー建造などを活用しつつ、焦らずに狙いたいところ。
黙っていればクールに見える?……そう思うのはあんただけでしょうね
(容姿・性格)
腋部分が大きく露出した赤みがかった衣装を着ており、袖部分が分離していることから腋巫女っぽいスタイルになっている。袖には錨のマークが刺繍されていて、手には両脇の艦砲を操作するためものであろうのリモコン型の操縦桿が握られている。髪を引っ掛けているおでこから突き出した一本角が特徴的だが、これは重桜に所属する艦船に施されるセイレーンの技術を元にした改造の影響。彼女はこの角を疎ましく思っており、これにより目立ってしまうことを嫌っている。ちなみにプレイアブルでの追加に当たってデザインが一部変更されており、その前は三隈共々角が生えておらず代わりにケモ耳が生えていた。
性格はかなりのダウナー系で自己肯定感が非常に低い。自虐的な発言も多く、妹すらも比較に持ち出して自身を卑下するほどであり、指揮官に対しても自虐的な態度は変わらない。その一方で好意を向けられることには慣れておらず、特にコンプレックスである角を褒められると大きく動揺する。
史実において撤退戦で三隈や那智と衝突し、彼女等を沈める遠因となったためか、一緒に編成すると戦闘開始時に謝罪の言葉を口にする。レイテ戦で一緒になった扶桑に対しては、悪運を取り除くためにお祓いをしてもらえないかどうかお願いすることがある。不運艦の一人である扶桑のお祓いに効果があるのかは少々疑問だが。
改造後は上に赤の法被を着るようになり、更に下のスカートを脱ぐようになる。なお構図の問題で大事な部分を見ることはできない。ちくしょう。艤装の重厚感も増し、新しい武器として大きな刃の薙刀を持つようになった。自虐的な性格も幾分か改善し、指揮官に対しても信頼を寄せるようになる。むしろケッコン後のような非常に好意的な発言までもするようになるため、改造前とのギャップに堕とされる指揮官も多いようだ。ちなみに本人としては変わったつもりはないらしい。
戦闘は別にやりたくないけど、でも……負けたくはないっ!(性能)
入手直後は軽巡洋艦に属しているが、ステータス配分は重巡洋艦のものとなっている。そのため使用感は古鷹型や青葉型の重巡洋艦に近い。改造して運用することを想定しているためか、燃費はレアリティSRの重巡洋艦のものに準じており、軽巡洋艦として用いる場合は燃費の悪さがネックとなる。性能は抑え気味だが全弾発射が強力であるため、限界突破した後は雑魚処理用として優秀。しかし重巡洋艦のステータスである関係上、回避や速度に難があるため、運用するためには対策が必須である。軽巡洋艦のまま近代化改修手前で改造を止める(俗に言う半改)方法もあるが、燃費が同じベルファストやモントピリアとの差別化が難しいため、素直に重巡洋艦に切り替えたほうがいいだろう。
改造後はステータスがバランスよく上昇し、中でも特に火力と耐久が大きく伸びる。また装備補正は砲補正が集中的に上昇し、より火力特化の性能となる。代わりに回避と装填が若干低下するが、装填に関しては改造の際の「装填強化Ⅰ」によりほぼ相殺。艦種が変わるため対潜が0となり、潜水艦への攻撃ができなくなる。
スキル1「火力全開」はオーソドックスな火力強化スキルであり、改造後は砲座が1つ増えるためより大きな効果が期待できる。「制圧射撃」とのシナジーもあるため、同時に発動すれば「補正率プラス64%」という驚異的な火力補正を得ることができる。
スキル2「徹甲弾防御」は自身への徹甲弾によるダメージを軽減する常時発動型スキル。現状徹甲弾を使用する敵艦船は鉄血艦やセイレーンといったイベント限定に限られ、演習でも榴弾が主流となっているため効果を発揮する機会は少ない。ただ軽減率は最大20%と発動すればかなり強力である。
スキル3「制圧射撃」は改造後の戦術啓発スキルであり、魚雷を5発当てるたびに最大3回まで火力が永続的に上昇する。「開始魚雷+1」を持っているため、戦闘開始直後の棒立ちの敵艦に魚雷をぶち込めば開幕で1回分の効果を得られる。効果は高いが魚雷の装填の関係上、最大まで恩恵を得られることは稀であり、大抵は勝利目前で2回目の効果が発動することが多い。
全弾発射は従来ならば完凸の時点で強化が完了するのだが、最上の場合改造によって艦種が変わる現在唯一の前衛艦(改造での艦種変更自体はあったが、当時は主力艦の山城のみ)ということもあってか、改造で更に強化される(後にサンディエゴも同様に改造で全弾発射が強化された)。改造前より1発のサイズが大きくなった榴弾を3発×5回扇状に発射する。
魚雷のストックが少ないこともあり、重桜駆逐艦ほどの爆発力はないが、火力上昇させるスキルと「主砲砲座+1」により非常に安定した高火力を出せる重巡洋艦である。好感度補正や中装甲を加味すると総合的な耐久力は高い方ではあるが、重巡洋艦に共通の悩みである船速・回避値はそのままなので、この辺をフォローできるような装備や編成を構築しよう。
関連動画持ってきた。ここに置いていい?
関連静画なら私が取ってくる。指揮官はそのまま仕事してて
関連項目よ。…文句ある?
脚注
- *史実において重巡洋艦に分類されているはずの彼女が軽巡洋艦として実装されている理由は、最上型は初めに軽巡洋艦として建造され、後の太平洋戦争前に重巡洋艦に改装されたためである。なお書類上においては軽巡洋艦のままだった。
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