最後の四人(レ・デルニエ・キャトル)とは、漫画『からくりサーカス』に登場する4体の自動人形(オートマータ)である。
※以下ネタバレ注意
概要
真夜中のサーカス崩壊後、フェイスレスが作り出した4体の自動人形。新・真夜中のサーカスの幹部格であり、フェイスレスの側近を務める。
最後の四人
ハーレクイン
最後の四人の一人。全身タイツ。口癖は「○○の○○にかけて」(豚の鼻にかけてなど、特に意味は無い)。道化師を自称し、常におちゃらけており、なかなか本性を見せることのない「最後の四人」一の食わせ物。雨、霧、雷、風などの天候を自在に操る能力を持っている。ジャコのグリムリーパーを指二本で止めたり、ブリゲッラの攻撃を軽くいなしていたりと、恐らく四人の中では最強だと思われる。
エレオノールに恋心を抱いており、造物主のフェイスレスがいた時は我慢していたが、フェイスレスが宇宙に行ってしまった後は、力ずくでエレオノールを手中に収めようとする。その過程でパンタローネと交戦するが、人形が恋心を抱いたことに大爆笑され、はじめて怒りの感情を露にし、パンタローネを破壊した。その後もエレオノールを追いかけるも、最後は教会にてエレオノールを守らんとする鳴海に倒された。
ブリゲッラ・カヴィッキオ・ダ・ヴァル・ブレンバーナ
最後の四人の一人。名前の長さに定評がある。眼深に全身をコートで覆っている人形で、人間の格闘技に興味を持ち、強者と戦うことを望んでいる。しかし実は体中に強力な小型ミサイルが登場されており、格闘技の使い手である彼にとってはそれがコンプレックスとなっており、普段は封印している。
しかしアルレッキーノとの戦いで追い詰められたことでミサイル攻撃を使用。アルレッキーノを大破させるが、その一発でミサイルの圧倒的な威力に快感を覚えてしまい、鳴海との戦いではミサイル攻撃を使おうとしたことが仇となって敗北してしまった。
カピタン・グラツィアーノ
最後の四人の一人。中世の軍人風の容貌。まだ作られて間もない人形だが、「自分は由緒正しき軍人の家系である」、「先の大戦で大活躍した」などの大嘘を自慢気に語るアホ。必殺技は「血と雷」(サングレ・イ・フェーゴ)。
勝と交戦し、嘘の自慢話をペラペラ語りながらも圧倒するが、あまりに鬱陶しかったのか、勝に「カピなんとか」呼ばわりされ、最後はセリフの吹き出しごと真っ二つにされて倒された。
ディアマンティーナ
最後の四人の一人。コロンビーヌと同じゴスロリ風の少女だが、こちらはあまりお近づきになりたくないタイプの外見。入浴シーンもあるが、完全にホラーの領域。武器に変化するクマのぬいぐるみを使用。
造物主であるフェイスレスに恋心を抱き、相思相愛だと信じていたが、コロンビーヌとの戦闘で「フェイスレスの愛は人間同士の愛ではなく道具としての愛」だと聞かされ、激昂してコロンビーヌを破壊。
フェイスレスにそのことを問いただすため、ロケットに忍び込み、「愛してくれなきゃ殺す」とヤンデレっぷりを発揮してフェイスレスに迫るも、逆に分解されてしまう。しかし皮肉にもこの歪んだ愛が、フェイスレス自身にも過ちを気付かせる結果となった。
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関連項目
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