月の光
- 名の通り月光(月明かり、月影)の事。夜に燦然と輝く事もあり、神秘的なものの代表格。
- フランスの作曲家クロード.A.ドビュッシー(1862~1912)作曲のピアノ夜想曲及び艶なる宴に収録されている楽曲。本稿では前述の方を詳述。
- フランスの詩人ポール・マリー・ヴェルレーヌ(1844~1896)の「艶なる宴」のうちの詩の1つ。2番の元ネタ。
- マーベラスインタラクティブ(当時ビクター - )から発売されているプレイステーション2用ソフト「月の光 〜沈める鐘の殺人〜」。詳細は項目参照。
- ドイツの作曲家ルードヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770~1827)作曲のピアノソナタ14番・・・それは月光じゃッ!
ドビュッシー「月の光」
ドビュッシーのベルガマスク組曲(フランス語でSuite bergamasque)の第3曲目に収録されている変ニ長調の曲。原題はClair de Lune。元々は上にあるように詩人ヴェルレーヌの詩を編曲した夜想曲であり、切ない曲調で纏められている。ベートーベンの月光と少々似ている(どっちかと言えば月光は雲掛かってる月って感じで、月の光は晴れてるお月様って感じの違い・・・か?)。ちなみにドビュッシー作曲の同名の歌曲がある。
ドビュッシーの曲の中で一番有名な曲の1つと言っても良く、独奏で使われることも多い。序盤と中盤の曲調が変化する辺り(27小節あたりから)、これは教会旋法の第七旋法のヒポミクソリディアンを用いている)が特に印象に残る曲で、iPodで聞いてたら眠ってしまう恐れあり(ry
因みにピアノのダンパーペダル(音を伸ばすアレ)の使い方にテクを要し、曲のテンポが頻繁に変わる曲で、さらに言えば演奏者によってもテンポ(Nicholas Yorkのアレンジだと27小節から速度が急激に速くなったり、Laura Sullivanアレンジだと曲調が全体でゆったりとした感じになったりなど)や曲調がガラリと変わってしまう。その点で好みや楽しみが変わってくる曲でもある。
なお、月の光は本来ピアノ曲であるが、オーケストラ調やヴァイオリンなど、色々なアレンジで演奏されている。有名曲名だけに、数多くの映像作品で使われることも多い。以下一例である。
- ディズニーの「ファンタジア」 - オーケストラ調
- オーシャンズ11 - ラスト辺りでオーケストラ調のが流れる
- NHKの「みんなのうた」 - 独自編曲版
- 上記4の作品のOP - ピアノ、奏者は酒井彩名である。
- サミー製セガサターン用ソフト「実戦 パチスロ必勝法!3」 - オプション画面で流れる。ただし中盤の27小節から42(うろ覚え、44ぐらいだったかも?)小節途中までのループ。
- フィギュアスケート - 浅田真央が2008年-2009年のSPで使用しているのが有名。他、安藤美姫が2002-2003EXで使用。
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