月亭八方(つきていはっぽう)とは、上方落語の落語家兼タレント。本名は寺脇清三。阪神タイガース教徒のタレントとしても有名で、純金の野村監督優勝祈念像(時価100万)を購入したり、日本一になった1985年には、公言通りアドバルーンで空を飛んだりするほどである。今でも阪神タイガースのために、Twitterのアカウントを持っているという。
概要
若い頃はギャンブルに溺れるなどちゃらんぽらんな生き方をしており、その破天荒な生き様に「西の高田純次」などという、何とも度し難きあだ名が付いた。また、若い頃は東京進出にも意欲的だったが、全く名が売れなかったため本人曰く「水が合わんかった」と黒歴史扱いしている。そのため、東西の知名度は天と地ほどの差があるが、関西では笑福亭仁鶴、桂文珍、桂南光、桂ざこばなどと共に、タレントとしても名が知られた落語家の一人である。弟子に月亭八光などがいる。
月亭一門の代表格として知られるが、師匠の月亭可朝は元々桂米朝一門だったため、米朝一門とも関わりが深い。また、月亭は笑福亭一門とも仲が良いため、笑福亭一門から教わった演目も少なくないなど、月亭ならではの、双方の芸風を折衷したリベラルな語りが特徴的である。
コメディアンとして売れたことと阪神タイガース落語が有名なため、あまり正統派の落語家として意識されていないが、その実力は立川談志からも認められており、特に50代になってからは、本格本寸法の落語を多く演じている(ただ、柳家喬太郎のようにけっこうメタなネタを不意打ちしてくるが)。
また、今日では月亭方正(山崎邦正)の師匠としても知られ、邦正に正式に月亭入門を許可した張本人である(きっかけは弟子でもあり、八方の長男である月亭八光が邦正と飲み仲間であったことらしい)。
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