月月火水木金金とは、土日を返上して働くことである。
概要
もともとは帝国海軍大尉が愚痴として漏らした言葉だが、大東亜戦争(太平洋戦争)時には民間で勤勉に働くための標語として用いられ、軍に逆輸入された。
※現在ではあまり使われていないが、土日を返上して働いている人がいないわけではないし、月月火火水水木になっている人がいないわけでもない。
軍歌
上記を元にして作られた日本の軍歌で、作詞は高橋俊策、作曲は江口源吾(江口夜詩)。帝国海軍の一日を唄った歌となっている。ちなみに両者とも、著作権有効である。
この曲は1940(昭和15)年10月20日に、海軍省海軍軍事普及部推薦曲として内田栄一、ヴォーカルフォア合唱団の歌でポリドール・レコードから発売されたが、当初はまったく売れなかったという。しかし、日本放送協会の偶発的なミスにより、民間人に広く知られる流行歌となった。ちなみにもともとの曲名は、「艦隊勤務月月火水木金金」だったとのこと。
替え歌
国民に広く親しまれた流行曲だけあり、この曲には軍民を問わず、様々な替え歌が存在していた。例えば、1971年に日本テレビで放送されていたザ・ドリフターズが主演の「日曜日だョ!ドリフターズ![1]」のOPテーマや、1977年からフジテレビで放送している同じくザ・ドリフターズが主演の「ドリフ大爆笑」の初代OPテーマにもこの曲の替え歌が使われていた。しかし、間もなく曲を変更。同番組で一般的に広く知られるOPテーマは2代目であり、こちらの原曲は「隣組」。
また、ザ・ドリフターズはバンドグループでもあり、「月月火水木金金」をはじめ、「軍隊小唄(ほんとにほんとにご苦労ね)」「海軍小唄(ズンドコ節)」「酋長の娘」「加藤隼戦闘隊」「戦友」などといった様々な軍歌をカバーしている。
関連動画
関連項目
脚注
- 6
- 0pt