月見うどんとはうどんの一種であり、生卵がトッピングに追加されている料理である。
概要
基本的には熱々のうどんに生卵を割り落としたものが月見うどんとされる。
卵の黄身を闇夜に浮かぶ月になぞらえたものだが、うどんの熱によって卵白が温められ、白化しおぼろ状に変化し、朧月の風情が表れているものが最もオーソドックスだろう。
卵の他のトッピングは一定の決まりはなく様々で、基本的に温かいうどんに合う具であればいずれも取り合わされる。
だが、卵が入ったうどんが全て月見うどんかというと実情はそうではなく、例えば釜揚げうどんに卵を落すと「月見」ではなく固有の名称である「釜玉うどん」と呼ばれるようになる。
「鍋焼きうどん」も大抵の場合生卵が割り入れられているが月見とは呼ばれず、ただ「鍋焼きうどん」と呼ばれるのみである。
基本は温かいうどんを用いる料理だが、冷たいうどんも月見を冠する事がある。その際には生卵のみならず卵黄のみの場合や半熟卵、時には半切りのゆで卵が用いられる事もある。
同様に生卵をトッピングし名称も月見を伴う「月見そば」がある。
うどんに限らず料理のアレンジで生卵を割り落とす事を「月見~」と呼び改める事もある。この呼び名は基本的には和食で用いられ、これが洋食のケースでは「ビスマルク風~」となる。
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