有明ガーデン単語

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有明ガーデンとは、東京都江東区有明にある複合施設である。デベロッパーは住友不動産。

概要

2020年 6月に有明地区にオープンした大規模複合施設。隣の台場には数多くの商業施設が存在しているが、有明については今まで大規模な商業施設は存在しておらず注目を浴びた。
住友不動産はマンションやオフィスを中心に開発をしている企業であり、もともとは大規模マンションを中心に開発が予定されていたが、2020年東京オリンピックの開催が決まると需要が見込めるとして方針を転換。結果としてショッピングモール・温泉施設・ホテル・劇場を揃えた大規模施設が誕生することになった。

立地の都合上、有明駅・国際展示場駅側からは2階にアクセスすることになるため、2階をメインエントランス扱いとしている。

以下は主な施設を記載する。

ショッピングシティ有明ガーデン

メインとなる商業施設で、住友不動産としては初めての商業施設である。地下1階・地上5階建て。核テナントは「イオンスタイル」、「無印良品」。モール棟のほか、モール＆スパ棟に店舗がある。
2階がメインエントランスとなっている関係上、店舗はモール棟の2〜5階を中心に配置されており、一部エレベーターは1階を通過する。

レストラン街はモール棟5階にあり、通常のレストランとフードコートが併設されているのが特徴。同じ5階にはゲームセンターとしてセガがある。モール棟1階はイオンスタイルとあまり目立たないバスターミナル。このバスターミナルからは、都営バス「都05-2」の一部、羽田空港行きのリムジンバス、関東バスの「吉祥寺お台場直行バス」、高速バスのほか、有明四季劇場の公演開催時に臨時の都営バス「四季48」が発着する。

5階の一部は屋上「水のテラス」となっており、水遊びができるスペースとなっている。他に4階に無料プレイスペース「キッズ有明ガーデン」があり、家族連れに優しい。
また、5階にさりげなく設置されている螺旋階段を登ると6階「雲のテラス」があり、階段やテラスの存在が目立たないことから、隠れた休憩スペースになっている。他にも3・4階にテラスが存在している。

後述する東京ガーデンシアターのイベント開催時には、BGMがイベントに合わせたものに切り替わることがある。また、当日のチケット提示で割引やサービスがある店舗が数多くある。

泉天空の湯

有明地区初の温泉施設。モール&スパ棟5・6階にある。温泉の他に、サウナ・岩盤浴がある。24時間営業、レストラン併設とスーパー銭湯並みの設備を誇る。
料金は平日 1650円、土休日 2200円（バスタオル・フェイスタオル付き）。深夜料金は3000円。なお、年末年始は特別料金となる。後述するホテルに宿泊している場合や江東区民は割引料金になる。館内のレストランや自販機などの精算は退館時に入館料含めてまとめて自動精算機で支払う。

再入館は不可。ただしホテル宿泊者はチェックアウトまで何度も利用できる。

この温泉施設が発表された当初はコミックマーケット会場である東京ビッグサイトが近いこともあって、コミケ帰りに温泉に行けると話題になった（ただし、有明ガーデンオープン後に開催された2021年冬のC99では特別料金設定となった）。

東京ガーデンシアター

地下1階・地上6階建てのイベントホール。ライブ会場として使用されるほかは、国際会議にも対応している（このため名前が「東京」になっている）。
日本武道館並みの会場として建設され、ライブ会場不足となった最近では重宝される会場となっている。最大収容人数は8000人（アリーナをスタンディングとした場合で、着席時はこれよりは少なくなる）。

イベントホールは平面となっているアリーナと2〜4階席に相当するバルコニー1〜3があり、入場ゲートも別になっている（中で移動できるが）。バルコニーはどこからでも見やすいように独特な配置をしている。このため、各階ごとにさらにA〜Iブロックに細分化されている上に、ブロックごとの移動がしづらくなっている。自分の座席番号にどの扉から入ればいいか記載されている場合があるのでよく確認すること。なお、見やすいと言ってもさすがに端のブロックにいくとステージが見辛くなるため、ライブによっては見切れ席として販売されることがある。
トイレは各階ごとに配置されており、男女比変更できる約300基。大便器の数が多く、他のイベント会場と比べて待つことが滅多にない。
ホールとは別にホワイエがあり、ライブ時は物販スペースとして、展示会ではホールと繋げて展示スペースとして運用できる。

ガーデンシアターに隣接するアトリウムデッキは大屋根があり、雨天時に待機列を形成しても雨に濡れる心配がない。バルコニーゲートに向かう通路も屋根が設置されている。

ホテルヴィラフォンテーヌグランド東京有明

有明ガーデンに併設されたホテル。地下1階・地上16階建て。住友不動産の系列会社が運営。
東京ガーデンシアターでのライブを楽しんだ後にそのままホテルに直行できると言う立地の良さが特徴。

併設してビュッフェ形式のレストランがあり、モーニング・ランチ・ディナー営業を行っている。レストランは宿泊者でなくても利用可能。
当然ながら、有明ガーデンにイオンスタイルやレストラン街があるため、そちらを利用しても特に問題はない。

大浴場である「泉天空の湯」は基本別料金だが、セットにした宿泊プランもある。

その他

劇団四季の会場として「有明四季劇場」（ライオンキング無期限ロングラン）、マンションとして「シティタワーズ東京ベイ」、公園として「有明ガーデンパーク」がある。

駐車場

24時間利用可能。駐車料金は30分ごとに300円。最大料金は24時間2000円。
周辺施設等でイベントが開催される場合は特定日料金となり、30分ごとに500円、最大料金無しとなる。また、3時間以上駐車した場合は5000円が加算される（入庫時間やお買い上げ金額による除外はあり）。ただし、2022年 1月時点で特定日が適用されたのはC99開催日だけであり、東京ビッグサイトで大規模イベントが開催されない限りは特定日が適用されることは無いとみられる。