有澤隆文とは、「アーマード・コア フォーアンサー」に登場するリンクス、及び作中に登場する企業「有澤重工」の社長である。CV:浦山迅
氏が社長である有澤重工についても、本項で解説する。
概要
カラードランク16、有澤重工43代目社長(ただし、影武者という説もある)。
フロム作品で前線を張る偉い人というと、某アメリカ合衆国大統領のような人が思い起こされるが、こちらは渋めに抑えたオジサマである。その台詞には多少中二病臭いものもあるが、渋い声がそれを全く感じさせない。
搭乗機体「雷電」は、有澤重工製新標準機「RAIDEN」に、両肩を占有する超大型グレネードキャノン「OIGAMI」を装備し、装甲はすべて実弾防御に特化したもので固めている。早い話が「ガチタン」である。
武装は武器腕に取り付けたグレネードキャノンに先述のOIGAMI、つまりグレネードキャノンのみである。
ACシリーズのアセンブルにおいては、一般的に防御力が低い武器腕はタンク型には不向きとされるが、本機が装備している武器腕「RAIDEN-AW」は、武器腕としては比較的防御力が高く、そもそもそれ以外の部位が非常に高いAPと防御力を持つため、あまり問題にならない。
とはいえ、防御力が高いのは実弾兵器に対してのみであり、エネルギー兵器やコジマ兵器には滅法弱い。社長曰く「コジマは、まずい…」。
エンブレムは「人」の文字がデザインされている。ガチタンに乗る社長に「じん」のエンブレム、担当声優の名前も「じん」、その所属事務所は「プロダクション・タンク」と来れば…古参プレイヤーならばニヤリとすることだろう。
両肩の超大型グレネードキャノン「OIGAMI」は、待機時には砲身を3つに折りたたんで両肩に橋を架けるように装備され、展開時にはACの全長をはるかに超えるほど長い砲身となる。
そして発射時には発射時の反動や排莢による非常に素敵なギミックがある浪漫武器。
その素敵ギミック故、武装の切り替えにかなりの時間を要するという難点もあるのだが、溢れんばかりの浪漫の前には大した問題ではない。
愛好家に言わせると、発射しているのは榴弾ではなく、浪漫である。
その素敵性能と、有澤社長が愛用していることにより、ファンの間では「社長砲」と呼ばれる。
性能はレギュレーションによって大きく変動し、初期のレギュレーションでは他のグレネードキャノンと同等の威力で弾数が多い、というあまりパッとしないものであったが、レギュレーション配信を重ねるごとに威力アップ&弾数減の修正を受け、現在ではコジマ兵器を除けば唯一無比(除アームズフォート)の破壊力を持つ武装となった。
なお、OIGAMIの入手条件は、後述の社長が敵機として登場するミッションのクリアである。(社長を撃破する必要はない)
ただし、このアセンブルには一つ大きな欠点がある。ゲームシステム上、武器腕と両肩武器はどちらも右武器として扱われるため、同時に使うことができないのである。
有澤重工はGA社の傘下企業であるため、主にGA社からの依頼で僚機として雇うことができる。
作中において、制圧力で普及型アームズフォートに匹敵すると評される通り、僚機として雇えばランドクラブなどの量産型アームズフォート程度なら任せっきりにしてもあっさり撃破してくれる。
でもコジマだけは勘弁な!!
優秀な僚機であり、社長という身分もあってか、報酬の取り分は45%と高額である。
一方、アームズフォート「グレートウォール」撃破ミッションのハードモードでは敵機として登場する。
このミッションの目的はあくまでもグレートウォールの撃破であるため、社長は無視してしまっても構わないのだが、グレートウォール内部の狭い空間(というか侵入口のすり抜け困難な場所に鎮座している)というガチタンにとって絶好の環境であるため、正攻法でやり合おうとすると結構難儀する。
また、仮に撃破してしまっても、後のミッションでは何事もなく僚機として雇える。雷電を削りきっても社長を削りきることはできないようだ。
有名な台詞
- 面妖な、変態技術者どもめ…
- コジマは、まずい…
- 正面からいかせてもらおう それしか能がない すべてを焼き尽くすだけだ
- 当然の結果だ 撃ち負けはせんよ、当るのであれば
- そんな機体で、よく耐えるものだな 感心するよ
- 匹夫(ひっぷ)どもが 雷電に削り合いを挑むとはな
ゲイヴンとして
有澤重工
有澤隆文が社長を務める企業。作中最大の企業であるGA社(グローバル・アーマメンツ社)の傘下であり、作中唯一の日本企業である(過去にもキサラギなどの日本的な企業はあった)。
有澤重工自体と、社長がリンクスであるという設定はAC4から存在していたが、実際にリンクスの一人として登場したのはACfAでのことである。
GAグループはネクスト開発において、全体として実弾武器・実弾防御を重視した開発を行ってるが、その中でも有澤重工は特にAP・実弾防御に特化している。
有澤のACパーツについては、「戦車」「温泉」「グレネード」の三語であらかた説明できる。
つまり、開発しているパーツは、温泉の名を冠したタンク型ネクストとグレネードキャノンのみである。
そのあまりにも特化した開発砲身方針から、ACfAにおける変態企業の一角に名を連ねる。
有澤製パーツには全て日本に実在する温泉の名前が付けられているため、ファンの間では有澤製パーツのことを「温泉ウェポン」と呼ぶ。
例えば、先述の社長砲ことOIGAMIは、群馬県沼田市利根町の老神温泉から。腕部用グレネードのSAKUNAMIは宮城県仙台市青葉区作並にある作並温泉から。有馬や箱根などの有名どころはパーツ名に採用されていないので、有澤製パーツを使っていると知る人ぞ知る温泉に詳しくなれる…かも。興味のある人は聖地巡礼してみてはどうだろうか?
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
- アーマード・コア フォーアンサー
- アーマードコア・ネクスト
- ガチタン
- アームズフォート
- タンク / 戦車
- 温泉
- グレネード / 榴弾
- ロマン砲
- 社長
- 神直利
- 変態企業 / 変態に技術を与えた結果がこれだよ!
- お前が言うな
- 素敵性能 / 浪漫
- ゲイヴン
- アーマードコアの関連項目一覧
- 10
- 0pt