望月優矢(もちづき ゆうや)とは、小説・アニメ版『Another』の登場人物である。
概要
夜見山北中学三年三組のクラスメイトの一人。出席番号は26番。美術部所属。
本作の準ヒロイン。男の子なのに女の子こと美少女と見間違う程、中性的な容姿を持った今で言うと男の娘(ついでに中の人もリアル男の娘である)。原作・漫画版では榊原恒一や勅使河原の姉達から「美少年」と絶賛されており、原作・漫画版における1998年度の三年三組の男子生徒の中では唯一の公式イケメンである(但し、アニメ版と実写映画版の望月に公式で美少年という設定は無く、代わりにアニメ版ではオリキャラの王子誠が唯一の公式イケメンとなっている)。
エドヴァルド・ムンクやサルバドール・ダリに感銘を受けており、美術の授業で絵をムンク風に描いたり、ダリの『記憶の固執』を模した時計のイラストが描かれたシャツを着用している。
副担任で美術部顧問の三神先生に淡い恋心を抱いている。
温和な性格で、勅使河原直哉と共に終始、恒一の味方となって本編で活躍。恒一が<いないもの>になった時には、伝筆で見崎鳴に事情を聞くように促したり、同部員の鳴が美術室に来た時は後輩達を外へ出す等、気配りも上手い。か弱そうな見た目をしているが、意外に肝が据わった所もある。<現象>を止めるカセットテープを探しに立ち入り禁止の古い教室に入ったり、合宿で勅使河原が襲われて怪我をした時はこれを助けて、共に生還した。但し、アニメ版では門外不出であったはずの<災厄>を防ぐ手段を赤沢泉美・杉浦多佳子・風見智彦に白状してしまい、結果的に三人の破滅を招き、合宿における惨劇のきっかけを作ってしまった(漫画版では風見も初めからこの秘密を共有している)。
その愛くるしい容姿もあって、女性・男の娘好き・ショタ好きの読者や視聴者から大人気である。女装したイラストも沢山あるが、はっきり言って全く違和感が無い。それ所か漫画版では恒一と勅使河原が女装した望月を思い浮かべ、危うくそっちの世界に逝きかけてしまった。クラスの座席表も女子ばかり揃った中央の列に入っているが、完全に溶け込んでいる(前は綾野彩・後ろは江藤悠と両方共ボーイッシュなので、より違和感が無い)。又、彼の年上好みは、<現象>の情報提供に協力した父と先妻の間に生まれた娘である異母姉・知香の存在による所が大きい。実はシスコン?。劇中で呼ばれている訳ではないが、ファンからは「もっちー」や「望月きゅん」の愛称で呼ばれる事が多い。
実写映画版では井之脇海が演じた。然し、内面的にも外面的にも原作・漫画版・アニメ版の面影が全く無いので、望月ファンにはとてもお薦めできない。更に言えば、三神先生に惚れている設定すら無い。
実は三年三組の生徒の中で原作・漫画版・アニメ版・実写映画版の全メディアミックスに登場し、尚且つ全ての作品で生き残っているのは、恒一と鳴以外では彼女彼だけである。
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