概要
東京新聞に2000年に入社。警察や東京地検特捜部などで事件取材に携わる。
2004年には日本歯科医師連盟の闇献金疑惑の取材班にも加わった。また2014年からは武器輸出問題の調査を行う。
一記者である望月が注目を集めたのは2017年6月8日菅義偉の官房長官定例会見でのこと。加計学園問題で総理のご意向文書の存在を元官僚等が認める中菅は「文科省の調査では確認できなかった」と繰り返していた。そんな中望月は「前川(喜平前文部科学省事務次官)さんだけでなく、複数の告発が出ています。もう一度真摯にお考えになって、文書の公開、第三者による調査という考えはないですか。」と食い下がった。
通常ならば一度質問すれば次に移るのが基本的な定例会見での流れだが望月は何度も質問を重ねた。(他者の記者は2~3回程度の質問の所同日の望月の質問は23回を数えた)余裕を見せいていた菅も次第に表情が引きつり、この長時間に及ぶやり取りは報道でも大きく取り上げられ、結果翌日には文科省による再調査実施が発表された。
基本的に官房長官会見は政治部が担当するのが基本だが何度も質問を繰り返すという手法は行われていないため望月は戸惑ったという。しかしそうした出来レースの会見に楔を打ち込み頑なな政権側の対応を変える一助となったのは事実である。
こうしたインパクトのある望月は次第に話題となり各週刊誌やTVにより取り上げられ知名度を上げている。
ニコニコでは動画にあるように否定的な意見が大多数を占めるがこうした氏の活動に対してエールを送る声も少なくない。
……とかリベラルな方々は擁護しているが、問題行動の目立つ記者である。
6月6日の記者会見において、菅官房長官に対し「官房長官が出会い系バーに行って、女の子たちの実態を聴かないのか?」という質問をし、衝撃的なデビューを飾り、6月8日には、20回以上も質問を連発し、官邸報道室担当者が「同趣旨の質問は控えてほしい」と注意してもお構いなしであった。そして、9月14日には「注意文書の事が産経新聞になぜかリークとして記事が出て、これまでの官房長官とのやりとりもいくつも記事にされた。個人へ誹謗中傷が進んでいる。言論弾圧を助長するかのようなネット上の誹謗中傷について、政府はどう受け止めているのか」と質問した。ひょっとしてそれはギャグで言っているのか!?といった具合である。
無論、この際の菅官房長官は「官邸から圧力をかけたことは一切ない。リークした事実も全く承知していない。ネットの記載について政府はコメントを控えるべきだ」と答えた。当たり前である。
今後も自身の行動を正確に記事にされただけで誹謗中傷レベルの罵詈雑言になってしまう望月記者の活躍に期待したい。
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