「アタシ、綾波型駆逐艦『朧』。誰にも負けない・・・たぶん・・・」
朧とは、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する、大日本帝国海軍の特II型(綾波型)駆逐艦7番艦「朧」をモデルにした艦娘である。
概要は・・・必要です、また戦うために
綾波型・特II型駆逐艦としては7番目、吹雪型・特I型から数えると17番目となる。それまでの特II型とは煙突の高さなどの仕様がいくつか異なっており、朧から潮までの4艦は後期綾波型もしくは特II改型[1]と呼ばれている。(絵師やCVが綾波・敷波とは変更されているのもそのため)。
特II改型としては1番目なのだが、ネームシップでは無く性能も駆逐艦の平均程度。レアリティもコモンで序盤から出やすい[2]ため、着任間もない頃に入手し、主力として使い続けている人もいるだろう。
また、朧以降は「○雪」「○波」といった命名規則が廃止され、特型最終艦の電に至るまで一文字の艦名となっている。姉妹艦である曙・漣・潮と共に第七駆逐隊を構成している。艦これ登場艦で構成可能な駆逐隊では第六駆逐隊(「暁」「響」「雷」「電」/絵師はやどかり)・第七駆逐隊(「朧」「曙」「漣」「潮」/絵師はdrew)・第八駆逐隊(「朝潮」「大潮」「満潮」「荒潮」/絵師はコニシ)・第一七駆逐隊(「浦風」「磯風」「浜風」「谷風」/絵師はパセリ)などが絵師が共通となっている。
容姿は頬や腕の絆創膏と右足を大きく挙げた姿勢が特徴的。あと拡大しないとわかり辛いが、艦これでは数少ない八重歯っ子でもある。この絵師の描く艦娘は可愛らしい装飾品を随所にあしらうのが特徴であるが、朧も例に漏れず機関部ダクトから体を覗かせる謎の蟹が印象的。妹達はウサギの装飾なのに朧だけが海の生物なのは、開戦後に別々の道を歩んだためだろうか。蟹の元ネタは、史実で朧が沈んだベーリング海が蟹の漁場だからと考えられる(公式4コマ漫画では、艦装内に蟹がうじゃうじゃ詰まっている)。
見た目からわんぱく少女といった印象を受けるが、性格は至って冷静で言葉遣いも丁寧。その一方で負けず嫌いで、戦闘時などで興奮すると口調も荒っぽくなるようだ。第七駆逐姉妹長女としての威厳なのか気丈で我慢強く、お腹が空いていても(提督以外には)決してその事を口に出す事は無い。
提督にはそれなりに好意を持っており、MVPで褒められると取り乱したり、妹達と違い提督のお触りに対しても大変寛容な姿勢である。熱いところの海が好きで、寒いキスカ島の海には近づきたくないらしい。
・・・まあ、沈んだ場所だからね・・・。あっ、でも3-2の「キス島撤退作戦」は朧に任せて!
中大破すると背中のラインと白パンツが露わになりとてもセクシー。特筆すべきはこの状態で秘書艦にすると、狙ったように画面下ギリギリの絶妙な位置でパンツが見え隠れする事。
そっとお尻を撫でて「提督のそういうトコ・・・キライ・・・じゃないです///」と言わせt
憲兵隊の者ですがちょっと憲兵詰所までご同行を・・・。
な なにをする きさまらー
他にこんがり焼けた蟹や足には謎のヒトデが貼りつくなど、絵師さんの遊び心も光っている。立ち絵が横向きかつ腕に隠れてしまっているために上部装甲がどのくらいあるかは不明だが、大抵の駆逐艦と同じくブラは着用していないようである。もっとも、相当に厚い三女や圧倒的に厚い四女もノーブラであるが・・・
11月初頭、彼女達を描いた絵師さんが最近描いた第七駆逐隊のラフ絵がTwitpicにこっそり上がっており、それを見た感じ漣と同程度のものをお持ちのように見えるが・・・。
更に中頃には、絵師さんと提督達との間でTwitterにてパンツの日談義があり、朧のパンツは白+フロントに青いリボンでスポーツブラを身に付けている、姉妹全員が様々なブラをしている(ただし無くてもよい)、上部装甲は潮>>>朧=漣>>曙である等の設定が語られている。
・・・とまあ色々と書いてきたが、どうも妹達に比べるといささか地味な印象を拭えない。クソ提督やらご主人様等の独自の呼び方や身体的な特徴も無いし、後述する史実でも同じ第七駆逐隊に所属しながら最後まで単独で行動する事が多く、姉妹艦達とのエピソードも殆ど残ってないのである。建造終了時の「新しい仲間?別にいいのに・・・」というセリフからも、孤独な一匹狼といった感じの少女、それが朧という艦娘なのかと気付かされる。一方でその分の愛情は提督へ向けられているのか、何かと提督から一歩引いた位置にいる妹達と比べてもとても積極的で健気な娘である。もし彼女を気に入ったのなら、是非とも彼女を大事にしてあげて欲しい。
「朧が頑張ったって?あ・・・そう、そうね、次も頑張るから!」
季節限定グラフィックおよび朧改グラフィックの差し替え
2015年6月に初夏・夏の限定グラフィックとして水着姿が、同年9月には秋の限定グラフィックとして浴衣姿が実装された。
さらに同年12月には朧改のグラフィックが差し替えられ、改造するとイラストが大きく変化するようになった。改装前と改装後、あるいは季節限定グラフィックとの違いにびっくりする人も多いのではないだろうか。
2016年夏にも初夏・夏限定グラフィックが実装されたが、2015年バージョンとは微妙にマイナーチェンジしている。2016年バージョンではさらに朧と朧改でもグラフィックが微妙に違っている。
ちなみに、改グラ、限定グラなどでは明らかに胸が増量して、漣よりも大きいように見える。それに伴い、上記の上部装甲に関する朧=漣の関係は朧>漣とされることも多くなった。
以後も第七駆逐隊で追加衣装が増えており、朧は更にリアルでのコラボレーションの機会が多い。七駆総出で参加したリアル鎮守府秋刀魚祭りに加え、佐世保出身のため2018年・2019年と佐世保市とのC2機関コラボイベントで七駆代表として参加、旅姿を披露し2019年には護衛対象だった翔鶴(JAL高機動mode)と共に佐世保へ帰還している。
ちなみにこちらの姿は上着を外した状態で2019年の呉コラボに参加した曙と共に2020年度のカレンダー(5月度)に採用。その縁ゆえか同年のカレー機関の来店記念ステッカーとして揃って採用されている。
2024年4月23日のアップデートで周年祝賀カクテルドレスmodeが実装。僚艦は9周年以降連続で周年祝賀modeが実装され続けているのでその流れから本年のみ外れた形ではある。なお、その前年にはローソンコラボで曙がカクテルドレスmodeを披露していたので、第7駆逐隊では2人目のドレス姿となる。
なお、同時に実装されたドレス組は米重巡の3人(Northampton,Houston,Tuscaloosa)と大和、翔鶴。吹雪、山汐丸。他第二十二号海防艦、熊野丸にも限定modeが実装されている。
時報ボイスの追加実装
2024年4月23日アップデートでは更に、改に時報が実装された。同年1月25日実装の曙・潮に続き7駆では3人目となる時報実装であり、早坂梢さん担当艦(第7駆逐隊初期編成)で残すは漣だけとなった。
曙・潮同様メインは僚艦たちとの関わりが中心だが、朧で特徴的なのは第五航空戦隊に所属していた頃の僚艦である秋雲と朧戦没時に僚艦だった初春へ言及するようになった点だろう。何気にほぼ毎回「提督」って呼びかけてれるので、かなり提督Love度が高いことも窺えるようになっている。
史実は任せて!
1929年11月29日、佐世保海軍工廠で建造。一等駆逐艦に類別された。翌年11月に進水、更に更に翌年10月に就役に就く。「朧」と命名、この名を持つ日本海軍の艦船としては雷型駆逐艦「朧」に続き2隻目となっている。姉妹艦の「曙」と共に第七駆逐隊を新編する(潮・漣は後に編入)。
1932年の第一次上海事変において初陣を迎え、長江水域の作戦に参加。その後も上海・杭州湾上陸作戦、仏印作戦など曙・漣・潮らと共に各地を転戦した。
1935年9月には第四艦隊事件に遭遇し。艦橋前付近で艦体が曲がる被害を受けている。
太平洋戦争勃発直前、朧は一航戦のトンボ釣り担当だった七駆から一隻で引き抜かれ、陽炎型の末妹「秋雲」と共に第五航空戦隊付[3]として翔鶴と瑞鶴の護衛(というかトンボ釣り担当)にあたる。そして太平洋戦争勃発後、朧は第七駆逐隊を離れ横須賀鎮守府付へと所属が変わっている。ここで第十戦隊に編入され空母直営部隊となった他の姉妹艦とは離ればなれになってしまうのである。
その後は主に南方侵攻作戦に参加し、海上船団護衛や輸送任務等に従事する。1942年10月17日、キスカ島への輸送作戦中に米軍機の襲撃を受け奮闘するも、輸送中の弾薬に被弾し爆発、轟沈。乗組員は同時に損傷した僚艦「初春」に救助された艦長含む17名[4]以外は全員戦死した。同年11月15日に除籍。
第七駆逐隊の面々では最初の戦没となってしまったが、 その後1944年1月に漣が戦没するまでの1年以上の激戦のなか、第七駆逐隊はいずれも沈む事なく戦い続けたのである。
提督、関連動画です
艦隊が戻ってきた、関連静画はあるのかな?
水着バージョン
関連項目ですねっ いよいよか!
- 艦隊これくしょん~艦これ~
- 早坂梢
- 駆逐艦(艦これ)
- 第七駆逐隊
- 第五航空戦隊
- カニ
- 夏服七駆
- 朧(艦これ)が好き過ぎる人
- 佐世保艦娘(建造地) : 初春(艦これ) ※戦没時の僚艦。時報で言及
- 横須賀艦娘(母港)
綾波型姉妹 / 吹雪型駆逐艦 (特II型:11~20番艦) |
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1.綾波 - 2.敷波 - 3.朝霧 - 4.夕霧 - 5.天霧 - 6.狭霧 - 7.朧 - 8.曙 - 9.漣 - 10.潮 特I型: 吹雪型姉妹 - 特III型:暁型姉妹(第六駆逐隊) |
脚注
- *特IIA型と呼ばれることもあるが、正確に言うと特IIA型は、特II型の艦体に12.7cmA型主砲を乗せた「浦波」のことをさす。
- *というか、第七駆逐隊の面々は1面(鎮守府海域)以外でのドロップ報告が皆無に近く、早々に次の海域に行ってしまうと1-1でのキラ付けくらいでしか訪れる理由が無いためむしろ入手が難しくなる。
- *なお、艦これにおける任務「第五航空戦隊を編成せよ!」で必要となる駆逐艦2隻は朧・秋雲指定でなくどの駆逐艦でも達成可能となっている。これは、秋雲の方が後から追加実装されたためと思われる。後日実装された「第五航空戦隊再編成」では、朧・秋雲が必須となる。
- *数少ない生存者の一人山名艦長は、舞鶴工廠で修理艦複数の艦長を兼務した後「霞」艦長として北号作戦まで戦いぬき、「冬月」艦長として坊ノ岬沖海戦で奮戦し生還している。
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