木更津キャッツアイとは、2002年にTBS系列にて放送されたテレビドラマである。全9話。
概要
脚本は宮藤官九郎。
1話につき、野球にちなんで表と裏に分け、あるところまで話が進んでから、ある時まで巻き戻しを行い、表で起こっていたことと同じ時に裏で起こった出来事を説明するといった凝った表現をしている。
また氣志團や哀川翔が実名で登場したりなど個性の強い出来となっている。
そんな特徴的な出来が良かったのか、番組開始当初はそれほど高い視聴率ではなかったが、じわじわと人気は上がっていった。
2003年には『木更津キャッツアイ 日本シリーズ』、2006年は『木更津キャッツアイ ワールドシリーズ』として映画化された。
撮影は実際に木更津市で行われ、ここに訪れるファンも出てきた。
登場人物
木更津キャッツメンバー
- ぶっさん(田淵公平) 役:岡田准一
- 主人公。木更津キャッツのキャッチャーで木更津キャッツアイのリーダー的役割。
木更津第二高校時代、県予選で準優勝したチームの一人。実家はバーバータブチという理髪店。 - バンビ(中込フトシ) 役:櫻井翔
- 木更津キャッツのピッチャー。木更津キャッツアイ唯一の大学生。実家は呉服店。童貞。
- ぶっさんとは、県予選の決勝戦の一件で不仲となっていた。
- うっちー(内山はじめ) 役:岡田義徳
- 木更津キャッツのショート。ぶっさんの1歳上。第1話でぶっさんの父親の田淵公助にモヒカン刈りにされてしまう。
- 謎の多い人物。父親はCIAのスパイらしい。
- マスター(岡林シンゴ) 役:佐藤隆太
- 木更津キャッツのファースト。野球狂の詩という飲み屋を経営している。木更津キャッツアイ唯一の子持ち。
- アニ(佐々木兆(きざし)) 役:塚本高史
- キャッツのサード。実家は佐々木写真館(なお佐々木写真館は実在する[1]。)。弟の佐々木純はエースピッチャーで将来を有望視されている一方で、兄の方は一年中ぷらぷらしているため、悪い意味で比較される。
- 山口 役:山口智充
- 地元のヤクザ。モノマネ教室の講師をしている。
- 猫田(猫田カヲル) 声:阿部サダヲ
- 木更津キャッツのキャプテンで木更津第二高校野球部監督。
ぶっさんとバンビの不仲の原因を作った張本人。
山口にはしょっちょうシバかれている。 - オジー(小津裕次郎) 声:古田新太
- 木更津第二高校時代はエースとして活躍していたが、頭に打球を受けて記憶喪失になった。以降は野球狂の詩に入り浸って酒を飲みまくっている。木更津の守り神と言われている。朝になると「朝だよー」、夜になると泣きながら「夜だよー」と叫ぶ。
その他のメンバー
- モー子 役:酒井若菜
- バンビの彼女。木更津にスターバックスができることを望んでいる。父親はオカリナ奏者である。
- 二代目・木更津ローズ 役:森下愛子
- 木更津のストリップで働いていたが、ヘルニアが原因で解雇される。
- 田淵公助 役:小日向文世
- バーバータブチという理髪店を経営している。しかし美容師免許は今は亡き妻のもので無免許で経営している。
山口のモノマネ教室に通っている。 - 美礼先生(浅田美礼) 役:薬師丸ひろ子
- キャッツアイメンバーの元担任。木更津第二高校教諭。古文担当だが白衣を常に着ている。
- 男の勲章店長(帯谷) 役:嶋大輔
- 男の勲章という喫茶店を経営している。
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関連項目
脚注
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