未来少年コナンとは、1978年にNHKで放送された初セルアニメである。
宮崎駿の実質的な初監督作品として有名。
原作はアレキサンダー・ケイの「残された人々」であるはずだが、忘れていいほど別物である。
本放映時には、視聴率は低迷していたが、口コミで話題が上昇し、再放映を重ねる度に大人気となった。
民放放映時、尺の調整の為に雑な編集が行われて、ファンの怒りを買ったことがある。仕方ないね。
未来少年コナンIIタイガアドベンチャーと言う作品と関連は無い。断じて無い。
概要
西暦2008年7月に、超磁力兵器の影響で世界の半分が消滅してしまう。その影響でおこった大地殻変動により地軸が捻じ曲がり、五つの大陸が引き裂かれ、海へと沈んだ。
つまり世界崩壊後に生きる人々の話。
自分たちが世界最後の生き残りだと思っていた主人公「コナン」と育ての親「おじい」たが、漂流してきたヒロイン「ラナ」の存在で外の世界にまだ人がいる事を知る。
残された島から旅立ち、コナンは他の人間がいる世界へと旅立っていく。
登場人物
- コナン(CV:小原乃梨子)
- 主人公。海へもぐって漁をしている少年。野生児で、かなりの深さや長時間もぐっていられる。また大人数人を抱えて投げ飛ばしたり、足の指で壁にしがみついたりと脅威の身体能力を持つが決して馬鹿ではなく、頭が切れる方である。漁をしているだけあり、銛を武器として使う。
- ラナ(CV:信沢三恵子)
- ヒロイン。ハイハーバーに住んでいた。両親は死別したものと思われる。テレパシーが使えるため、ラオ博士の行方を知る為にダイス船長にインダストリアへ拉致されるが、途中で逃げ出す。最終回で意識を飛ばしてコナンの居場所を見つけた。テレパシーが使えるので、鳥達と話ができる
- ジムシー(CV:青木和代)
- "おれの島"でコナンが出会った少年。初めての仲間で相棒。大人たちとは別れ、弓矢を使って猟をして生活している。カエルの干物を持ち歩いている。ハイハーバーで子豚の「うまそう」を育て可愛がっている。
- ダイス船長(CV:永井一郎)
- インダストリアの人間。バラクーダ号の船長。若干私利私欲に走る傾向があるが、基本的に悪い人間ではない。初めはコナン達をこき使っていたが、インダストリアからラナを連れ出した罪で処刑されかけていたところをコナンとラナに助けられ、以降協力することになる。
- モンスリー(CV:吉田理保子)
- インダストリアの女性。レプカの指示でラナの連れ去りやハイハーバーへの襲撃を行った。敵ながらコナンに対して一目置いている。尚ハイハーバーへと兵を率いてやってくるが、大津波を見て降伏する(ガンボートを沈められたり色々あったのだよ)。
- レプカ(CV:家弓家正)
- インダストリアの行政局長。冷酷な性格で使えないものは全て切り捨てる。初めはインダストリアを救う為と称していたが徐々に本性を表していく。太陽エネルギーを復活させ、ギガントを甦らせ世界を支配しようとしていた(結果的にギガントの復活には成功する)。ムスカ大佐の子孫という設定があるが、あくまで初期設定。
詳細は当該記事を参照。 - ラオ博士(CV:山内雅人)
- 旧世界での研究者グループの一人。ラナの祖父。太陽塔や太陽エネルギー等の制作チームだった。フライングマシン2号(コナン達がハイハーバーからインダストリアへ向かう時に使った飛行艇)を使い各地にいる人たちを救出し、ハイハーバーへと送り届けていた。事故で顔が変わってしまい、それを利用してサルベージ船で「パッチ」を名乗って潜んでいた。
関連動画
関連項目
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