東方Project>東方Projectの登場キャラクター>本居小鈴
本居小鈴とは、東方Projectを題材にした漫画、「東方鈴奈庵」の主人公。
種族:人間
二つ名:判読眼のビブロフィリア
能力:あらゆる文字を読める程度の能力
主な登場作品:東方鈴奈庵
人物
人里の貸本屋、「鈴奈庵」に住む少女。
天真爛漫な性格で愛想が良く、店内の掃除から店番まで一人でこなすしっかり者。
一方で、天然で向こう見ずなところがあり、問題を起こして霊夢らに解決を依頼することも。
読書家であり、店の本(外来本)は飽きるほど読み尽くしている。
現在は妖怪が書いた妖魔本を集め読むことを日課としており、「幻想郷一の妖魔本コレクター」を自負する。
妖魔本は大半が人間には判読困難な文字で書かれているが、彼女は「最近目覚めた」能力によって読み解くことができる。
なお、本を読むときは丸メガネを着用する。東方キャラでメガネ愛用者はこれで五人目で、読書時に使うのは小鈴とルナチャイルドだけである。
能力
人間の言葉以外で書かれた文章を読むことのできる能力を持つ。
単行本第一話では、古代天狗語で書かれた地獄植物に関する妖魔本をスラスラと読み上げた。
妖魔本の妖気には「ゾクゾクする」らしく、その本自体が巻き起こす問題には頓着しない場合が多い。
そのため妖魔本関係の騒動の中心にいる事が多く、霊夢や魔理沙に対して「字喰い虫」を追い払うため自ら「煙々羅」を解放していたのを隠蔽し、責任を字喰い虫に押し付けた事もあった。
しかし「霊夢さんたちも喜んでいたみたいだし」と反省の色は見られず、その後も妖魔本関係に関わらず天然のトラブルメーカーっぷりを発揮している様子。
また徐々に妖魔本の持つ「妖気」を感覚的に分かるようになってきたらしく、話を聞いた阿求は「人間の道を踏み外しても知らないからね」と発言している。これに対して小鈴は「逆にそうなったら知らないわけにいかないでしょ?妖怪記録家の稗田家として」と、冗談とも本気ともつかぬ顔つきで返している。
実際に様々な妖怪たちと出会うことにより、小鈴の妖怪観も変化しつつある。
・・・とはいえ、恐怖を感じると気を失っていることが多く、阿求によれば気絶は「よくあること」。
家族
鈴奈庵には小鈴以外の人物も生活しており、判っている限りでは両親がいる。
母親は姿は登場していないものの第一話にて「ご飯ができたよー」と呼びかけたり第十三話にて小鈴が「おかあさん私の靴知らないー?」と尋ねたりしている。
父親は第二十話にて本を仕入れて帰宅した男性のことを同話中にて小鈴が「昨日親が仕入れてきた~」と言及しているので、この男性が父親である模様。作中では専ら小鈴が店番をしていることを考えると、父親は主に外回り(得意先への本の貸出や返却、新本の仕入れ等)を担当しているのだと思われる。
交友関係
基本的に友人である稗田阿求との会話シーンが多い。
しかし、二十六話でその阿求からは「あんた友達少ないもんね」と言われている。…少なかったらしい。
博麗霊夢
「霊夢さん」とさん付けで呼ぶ。ですます調で話すことが多い。
二つ名:楽園の素敵なシャーマン
霊夢自身は鈴奈庵のことを「小鈴んち」と呼んだり、小鈴を「小鈴ちゃん」とちゃん付けで呼ぶなど、第一話が始まる以前からの仲のようだ。小鈴を中心に異変騒ぎが相次ぎ、天然の気のある彼女を心配し気にかけている。
実際、霊夢は人妖(妖怪じみた人間、或は妖怪化した人間)を幻想郷のバランスを崩す存在と見ており、妖魔本が集う鈴奈庵ひいては小鈴を含む「一部の人間」を監視している。
霧雨魔理沙
霊夢の場合と同様、「魔理沙さん」とさん付けで呼び、会話は丁寧語を基本とする。
二つ名:極めて普通のマジシャン
霊夢と共に小鈴を訪ねることが多く、異変騒ぎの解決に便乗することも。
鈴奈庵の貴重な蔵書に目を付けているが、小鈴らにきっちり釘を刺されて以来、泥棒行為は自重しているようだ。
稗田阿求
二つ名:九代目のサヴァン
阿求は鈴奈庵で幻想郷縁起を製本しており、旧知の仲のようだ。
第二話では妖怪『字喰い虫』の駆除を小鈴に依頼したことから、間接的に異変騒ぎの発端となる。
二ツ岩マミゾウ
二つ名:捕らぬ狸のディスガイザー
小鈴が集めたある妖魔本の存在に気付き、人間を装って接触した。
霊夢らに警戒されるも、その老獪さに懐いた小鈴に取り入ろうと画策している。
子狐
人間の子供に化けている狐。
妖魔本コレクターの小鈴にとっては大切なお得意様でもある。
→子狐(東方Project)を参照。
元ネタ
本居という苗字は江戸時代の学者、本居宣長のことだと思われる。
彼は「古事記」を研究し、それを基に注釈書の「古事記伝」を記した。
小鈴の能力も解読不能の文字を読める力なので、このあたりも元ネタと考えることができる。古事記が解読不能になっていた時代はないが。
他にも、自宅が「鈴屋」という屋号だったり、そこから「鈴屋大人」と呼ばれたり、鈴コレクターらしかったりと、何かと鈴にまつわるエピソードが多い。小鈴の名前の元ネタもこれと考えられる。
全くの余談だが、Wikipediaの本居宣長の記事には「解読不能に陥っていた「古事記」の解読に成功した」というデマが2008年から2017年までの9年に渡って放置されていたことがある。
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関連項目
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