本栖高校(もとすこうこう)とは、漫画・アニメ・テレビドラマ「ゆるキャン△」の舞台となる高等学校である。
概要
山梨県身延町の山間部にある男女共学の公立高等学校で、生徒数は少ないが小規模であることが推測され、少なくとも身延町と南隣の南部町の生徒を受け入れている(他の地域からの受入は不明)。
作中で確認されている部活動は登山部のみで、富士登山を行なうなど某登山アニメみたいにかなりガチな活動を行なっている。一方でこれとは別に野外活動サークルがあり、部長として大垣千明、部員として犬山あおいと各務原なでしこの3人がいるが、部員が4人以上いないと部活動として認められないため学校非公式で、部室も「うなぎの寝床」と呼ばれる細長いスペースを使用している。但し途中で鳥羽美波が顧問に就任してからは部活動に近い状態で活動している(但し部費は下りないため、部長・部員はアルバイトをして費用を捻出している)。
制服は女子生徒はセーラー服に冬季はスクールカーディガンを着用(作品ではこれがデフォルト)、男子生徒はブレザーである。また、冬季は結構寒い(標高は300mに満たないが、山からの吹き下ろしが強く、朝は氷点下になることがある)ため、学校指定の紺のコートを着用して登下校している。体育など運動を伴う場合は白線の入った赤色のジャージ(山梨県では「ジャッシー」と呼ばれる)もある。
モデル地
漫画では具体的な場所は指定されていないが、2018年のアニメでは制作支援を行なっているやまなし観光推進機構の特設サイトにより廃校となった身延町立下部中学校・小学校(校舎は作品オリジナル)であることが紹介され、2020年のテレビドラマでは実際に下部中学校・小学校の廃校舎およびグラウンドがロケ地として使用され、図書室や野外活動サークル部室も再現されている。校舎はアニメでは4階建であるが、ドラマでは2階建である。
聖地巡礼の注意点
廃校しているため訪れても授業の妨げになることはないが、以下の点を注意のうえ巡礼すること。
- 校門は撤去されており、通常時もグラウンドまでは入ることができるが、地域住民がグラウンドを利用している場合があるのでその時は立ち入りは避けたほうがよい(使用していない場合もグラウンドには入らず、舗装されている部分を歩くことが推奨される)。
- 廃校舎の建屋内は施錠されており、普段は立ち入ることはできない。イベントで解放されている場合を除き、無闇に入ろうとすると不法侵入となる(廃校舎とはいえ稀に電気がついているので、セキュリティが機能していると考えたほうがよい)。
- 敷地内に体育館とプールがあるが、当然巡礼では立入禁止である(体育館は地域住民が使用している場合がある)。
- 車で来訪する場合、学校の麓にある常幸院の駐車場に車を止め、学校までは徒歩で向かう事(所要2分)。イベント等で案内がある場合を除き、学校まで車で乗り入れることは禁止である(普段は敷地内に車が入れないようになっている)。常幸院駐車場は無料で、隣接して「ラッキードリンクショップ」や交流スペースがある。常幸院の好意で提供してもらっているため、トラブルを起こさないこと。
アクセス
- 身延線甲斐常葉駅(普通のみ停車)から徒歩12分。駅から本栖高校までは案内標識があるので順路通りに進めば到着する(公共交通機関を利用する場合はこのルートが推奨される)。
- バスタ新宿から中央高速バス身延行きに乗車し、飯富バス停で下車。身延町営バスに乗り、旧下部中学校バス停下車。
- 中部横断自動車道下部温泉早川インターチェンジより常幸院駐車場まで車で7分。
関連動画
関連項目
- 2
- 0pt