万策尽きたー!!
本田豊は、テレビアニメ『SHIROBAKO』に登場する人物。CVは西地修哉。
万策尽きた概要
本作の劇中劇「えくそだすっ!」においては制作デスクを務め、主人公・宮森あおいをはじめとする制作の面々を束ねている。
第8話で制作進行のメンバーが将来の夢について語り合っていた時、彼が挙げたのは意外や意外、ケーキ屋さんであった。その場にいた興津以外の全員が驚くが、本人はいたって真剣であり、「えくそだすっ!」制作完了後に武蔵野アニメーションを退職し、近所のケーキ屋「ウルリン(Ourrin)」で働き始めた。
転職先のケーキ店からはムサニにたびたび差し入れを持ち込んでいる。入店当初は監督の木下誠一同様余分な脂肪を抱えていたが、万策尽きなくなった結果、脂肪も尽きてしまい、激やせした衝撃的な姿を見せつけ、木下誠一に恨まれている(ただし差し入れで懐柔している)。
万策尽きた名言
彼の代名詞ともいえるのが、冒頭にも掲げたセリフ、「万策尽きたー!!」である。そのインパクトの強さから、2014年のアニメ流行語大賞においては見事13位を獲得。しょっちゅう言っているイメージがあるが、実はSHIROBAKOの前半クールでは5回しか言っていない。宮森や渡辺Pに取られたり、尽きる詐欺だったり…と、彼の代名詞というよりは本作の代名詞と言っても過言ではないかも知れない。
なお、後半クールでは第16話の時点で一度も出てきておらず、代わって「変な話」が台頭してきている。
あと、意外に万策は尽きないらしい。後半クールでは「まだ尽きてない!」と叱咤激励することも多い。
関連動画
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関連項目
「万策尽きた」の本来の意味
「万策尽きた」タグからリダイレクトされて飛んできた人もいると思うので、以下で本来の意味の方に触れることにする。
本来は「あらゆる方法を試みたがうまくいかず、もはや、ほかにとるべき方法がない。」という意味である(出典:『日本辞書』)
無論、SHIROBAKOがこの言葉の初出ではない。例えば吉川英治の『三國志』には以下のような記述がある。
そして、力なく、
「小沛へ行こう。小沛の城には、腹心の張遼、高順のふたりを入れて守らせてある。しばらく小沛に拠って形勢を見よう」と、いった。
実際、残る策としては、それしかなかった。さすがの陳宮も万策つきたか、黙々と呂布に従って行った。
なので、間違ってもSHIROBAKOがこの言葉の起源であるとか、「アニメで作画崩壊を起こす」という意味であるとか、そういう主張を行ってはならない。掲示板にあるような他作品への出張など、もってのほかである。
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