札幌市営地下鉄東西線単語

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札幌市営地下鉄東西線とは、札幌市交通局が保有・運行する地下鉄路線である。

概要

札幌市営地下鉄で2番目に建設された路線で、西区の宮の沢駅から厚別区の新さっぽろ駅までを結ぶ。路線記号はT、ラインカラーはオレンジ。

唯一全長が20㎞を越える市営地下鉄最長路線であり、これも唯一2度にわたる延伸が行われた路線。JR函館本線や千歳線に比較的並行しているが、これは同線の計画当時、国鉄は長距離列車に傾倒したダイヤを組んでおり、札幌都市圏輸送には対応しないと考えられていたため。1982年以降、皮肉にも国鉄が札幌都市圏輸送に力を入れ始め、JR移行後はより顕著となり競合が生じている。このため同線の利用者がJR線に流出する傾向もみられるが、近年の利用状況はほぼ横ばいといえる。

南北線の想定以上の利用状況を踏まえ、より輸送力と拡張性を高めており、架線集電式・直流1500V電圧に変更、全長18mのボギー車を最大9両まで増結できる建築設計としている。全線地下とし線内の西車両基地も全面地下式^[1]。駅間距離も僅かだが長め。ちなみに開業時は4両編成であったが、新さっぽろ駅延伸時に6両化、宮の沢駅延伸時に7両化されている。

西11丁目駅～大通駅間には東豊線への連絡線が分岐しており、市営地下鉄初のシールド工法で建設されている。営業運転を想定していないため単線で、西車両基地を間借りする東豊線車両のみが運転されている。ちなみに東豊線車両はまれに東車両基地に入場することもあるらしい。

宮の沢駅より北西に延伸し、JR発寒駅と接続してほしいという要望があり、延伸について検討されたものの、実現困難として計画立案には至らなかった。

使用車両

• 6000形：1976年～2008年
• 8000形：1999年～

自動運転

もともと6000形よりATO(自動列車運転装置)を採用しており、1976年の開業から車掌を同乗させての自動運転が行われていたが、1990年に車両基地への移動を除いて手動に変更していた。
しかし6000形引退後の2008年9月よりATOによる自動運転が再開、翌年にホームドアを全駅に設置し、併せてワンマン運転が開始された(8000形は投入時点でワンマン化に対応済)。
ちなみに現在は3路線すべてがATO使用・ワンマン運転をおこなっている。

料金^[2]

札幌市営地下鉄のページを参照。

駅一覧

全列車、各駅停車。また、全駅が札幌市内に所在。

駅番号	駅名	接続路線/乗継指定バス路線	所在地
T01	宮の沢駅	JR北海道バス、北海道中央バス	西区
T02	発寒南駅	JR北海道バス、北海道中央バス
T03	琴似駅	JR北海道バス、北海道中央バス
T04	二十四軒駅	JR北海道バス
T05	西28丁目駅	JR北海道バス	中央区
T06	円山公園駅	JR北海道バス、ばんけいバス
T07	西18丁目駅	札幌市電:一条線(西15丁目停留所)
T08	西11丁目駅	札幌市電:一条線(中央区役所前停留所) JR北海道バス、じょうてつバス
T09	大通駅	札幌市営地下鉄:南北線、東豊線 札幌市電:一条線(西4丁目停留所) JR北海道バス、じょうてつバス、北海道中央バス[3]
T10	バスセンター前駅	JR北海道バス、北海道中央バス
T11	菊水駅	JR北海道バス	白石区
T12	東札幌駅
T13	白石駅	北海道中央バス
T14	南郷7丁目駅	北海道中央バス
T15	南郷13丁目駅
T16	南郷18丁目駅	北海道中央バス
T17	大谷地駅	JR北海道バス、北海道中央バス	厚別区
T18	ひばりが丘駅	北海道中央バス
T19	新さっぽろ駅	JR北海道:千歳線(新札幌駅) JR北海道バス、北海道中央バス、夕鉄バス

関連動画

関連コミュニティ

関連項目

• 札幌市営地下鉄
• 札幌市営地下鉄南北線
• 札幌市営地下鉄東豊線
• 鉄道関連項目一覧
• 鉄道事業者・路線一覧
• 鉄道車両一覧
• 駅名一覧(北海道地方)

脚注

1. *新さっぽろ延伸時に建設された東車両基地は地上式。
2. *札幌市交通局では運賃を慣習的に「料金」と呼んでいる。
3. *但し乗継指定駅ではなく、割引は適用されない。