杉江茂とは、テレビアニメ『SHIROBAKO』の登場人物である。CVは小柳基。
概要
武蔵野アニメーション所属のアニメーター(原画)。最古参であり社長と同年代のやや年上の模様。
言葉数は少ないが仕事は早いようでほぼ毎日定時に退出している。 社外の子供向けアニメーション(『ニャンとワンたろー』)の作画を担当して、『えくそだすっ!』の制作には関わっていない。
絵柄は古く、萌え絵は無理だろうと思われている事もあり、 『えくそだすっ!』第三話(SHIROBAKO第一話)がピンチの時も応援依頼はされなかった。
孤高のようでありながら後輩へはそれなりに気を配り、隣席の絵麻が作画に迷いを見せた際には話しかけた。 が、言葉が足らず、また年代差もあってか良いアドバイスにはなったとはいいがたい(絵麻に余裕が全くなかったせいでもある)。この時もそのまま放り投げず、改めて井口祐未に絵麻をフォローするよう声をかけている。
「世界中の子供達が笑顔になってくれたら」をモットーに今日も鉛筆を走らせる。
概要(11話以降向け)
ここから先はネタバレになるので先に12話までの視聴を終えてからまた来て欲しい。
杉江茂とは武蔵野アニメーション所属の神原画マンである。 世界中の子供達を笑顔にする能力を持つ。
作中最強クラスの菅野光明監督も「あの人は天才」と脱帽する能力で、 『山はりねずみアンデスチャッキー』のOPも一人で3日で仕上げた技と速さを兼ね備えた英雄。 萌え絵には向いてないが、基本ができているので馬100頭俯瞰で動かすくらい余裕である。
11話までのディスりは全て伏線であり、12話では以下のような杉江無双が展開される。
- 冒頭の菅野発言「杉江三日伝説」「あの人は天才」
- 半日単位の正確な見積もり → 井口さんがそのスピードに軽く驚くレベル
- ムサニのツートップ(小笠原 & 井口)が嬉々として第二原画に挙手
- 監督も気づかない作画ミスを3時間で自主リテイク(短時間の見積もりも正確)
- 線を引く速度が圧倒的で迷いがない(井口、遠藤、絵麻との比較あり)
- 当初の見積もり通りに間に合わせる
- 若い原画達に囲まれて技術話
- 技術伝達講習開催を頼まれる
- 結果出しても腰が低い
- これにはアンデスチャッキー厨の宮森さんも大歓喜
一方で弱点が無いわけではなく、絵柄の古さは克服出来ていない。 また深夜まで起きてるのが辛いようで(午後11時には寝る)、飲み会もキャンセルである。
小笠原綸子の師匠筋にもあたり、『えくそだすっ!』最終話作業後、 改めて動きの勉強をし直したいと決意する程の差がある。 彼女とて主人公級の絵麻が理解できないレベルのボス級設定なのだが。
奥さんも元動画。言葉が足りなかったり多すぎる夫を的確にフォローする。
11話までの冷遇
ベテランにとっては「萌えアニメをお願いするなんて恐れ多い」存在で敬遠され、(実績を知らない)中堅・若手層は「萌えアニメの絵柄ではない。終わった人。」と言う認識。
一方で杉江さんの方にもプライドがあり、孤高を気取って気楽にやりたかった所もあった模様。
実際画風が古いのは否めず、円の言葉も間違ってはいなかった(が尊敬が足りない)。
12話開始時点では、原画陣で杉江本来の実力を知っているのは小笠原だけだった。 井口は小笠原越しに想像はしていたが、実際に目の当たりにしたのは12話が初めて。
第二クールでは特に動物原画において作画依頼が増えた。 苦手とする人物多めのシーンは絵麻との共同作業でこれを補ったりもする。
19話にて
丸川氏よりやや年上か。当時はデスク丸川氏が敬語を使う立場。杉江さんは正人と呼び捨て。 粗暴と言う程ではないが現在に比べるとキツい口調。昭和の職人感。
杉江夫人も12話での発言通り、アンデスチャッキーに動画で参加している。(他の人達が昭和感丸出しの髪形なのに、この人だけ今でも戦えそうなスペック)
19話は特殊エンディングで、アンデスチャッキーのOPを流している。これが…杉江三日伝説!
神託
「早く描くには上手くなる。上手く描くにはいっぱい描く。いっぱい描くには早く描く。技術とスピードは、実はまったく別の問題でね」
「僕は才能というのは、まずチャンスを掴む握力と失敗から学べる冷静さだと思う。」
「人に教えるということは、自分にも教えるということだからね。言葉にして伝えることで、改めて分かることもあるし。自分がちゃんと理解してないと、教えられないからね。」
こいつ息を吐くように名言を生み出すな。
モデルについて
杉野昭夫とも、森康二とも、 杉野昭夫、小田部羊一、森康二を合わせたとも言われている。
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関連項目
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