- プロ野球選手一覧 > 李杜軒
李杜軒(リー・トゥーシェン、1988年4月21日-)とは、台湾出身の元プロ野球選手(内野手)である。
概要
OB | |
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李杜軒 Tu-Hsuan Lee |
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基本情報 | |
国籍 | 台湾 |
出身地 | 台北市 |
生年月日 | 1988年4月21日 |
身長 体重 |
173cm 91kg |
選手情報 | |
投球・打撃 | 右投右打 |
守備位置 | 内野手 |
プロ入り | 2006年高校生ドラフト4巡目 |
引退 | 2020年 |
経歴 | |
選手歴 コーチ歴 | |
プロ野球選手テンプレート |
台湾出身の野球選手だが、高校は語学留学のために日本の高校へと進学した。甲子園出場は無かったが、高校通算で52本塁打の成績を残している。
2006年、高校生ドラフト4巡目で福岡ソフトバンクホークスに入団した。日本の高校を卒業しているため、台湾籍だが日本人選手扱いである。ドラフト指名時は「李秉諺(リー・ビンエン)」という名前だったが、入団会見前に「李杜軒」に改名した。陽仲壽が陽岱鋼に改名したように、台湾ではよくあること。
登録名は1年目のみ『トゥーシェン』。2年目からは本名に戻したが、ファンからは今でも「トゥーシェン」と呼ばれる。
ソフトバンク時代
2011年までに2度しか一軍登録されておらず、出場機会は与えられなかった。
2012年6月、主力の度重なる故障で一軍登録されると、6月22日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初スタメン。翌日の試合でプロ初安打・初打点を含む2安打と活躍した。その後二軍落ちしたが7月に復帰すると、7月18日のオリックス・バファローズ戦で代打でプロ初本塁打を放った。その後8月後半まで主に松田宣浩の怪我で抜けた三塁や代打で起用されたが8月はほとんどまともにヒットが出ず、8月終わり頃に二軍落ち。最終的に15試合で打率.207、1本塁打3打点。
2013年は5月に一軍昇格。本多雄一の不振で、セ・パ交流戦中は相手の先発が左投手の時に主に2番二塁手としてスタメンで起用された。その後は代打や、本多離脱時の二塁手、あるいは一塁手で起用。7月に一度抹消されたがその月の内に復帰し、シーズン閉幕まで一軍に残った。最終的に43試合で打率.295、3本塁打、10打点と結果を残した。
2014年は5試合に終わったが、ファーム日本選手権でホームランを放ち、優秀選手賞と本塁打賞を獲得した。
2015年は4月に右肩を脱臼し、そのリハビリに費やしたため一軍出場なしに終わり、オフに育成選手に降格。
2016年は実戦復帰したものの二軍でも結果が出ず、オフに戦力外通告を受ける。
ソフトバンク退団後
2017年は台湾の富邦ガーディアンズと練習生として契約したが、シーズン中に退団となる。
ロッテ時代
2018年、ソフトバンクの元同僚の大隣憲司と共に千葉ロッテマリーンズの入団テストを受け、合格して支配下選手として入団。背番号67。登録名は「リー・トゥーシェン」としていたが、3月13日に「李杜軒」に戻した。開幕一軍に残ったものの4月に二軍落ちしそのまま一軍に戻ることはなく、11試合の出場に留まった。ソフトバンク時代と異なり一軍・二軍ともに一塁手(もしくは指名打者)としての出場がほとんどだった。
琉球時代
2020年は沖縄初のプロ野球球団・琉球ブルーオーシャンズに所属する。背番号5。
2020年限りで現役を引退したようで、2021年からは琉球の内野守備打撃コーチとなった。背番号77。しかし同年8月にチームが遠征先での球団規律違反による新型コロナウイルス集団感染で活動休止となり、9月13日に契約解除となった。ちなみにその少し前に引退した日隈ジュリアスと亀澤恭平は球団が「感染騒動とは無関係」と言っているが、李に関しては単に「契約を解除することになった」としかリリースしていない。
プレースタイル
173cmと小柄ながら、パワーを兼ね備えており、また、俊足強肩であることから、走攻守にわたる活躍が期待されている。
成績
年度別打撃成績
年度 | 球団 | 試合 | 打席 | 打数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 犠飛 | 四球 | 死球 | 三振 | 併殺打 | 打率 | 出塁率 |
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2012年 | ソフトバンク | 15 | 33 | 29 | 3 | 6 | 3 | 0 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 8 | 2 | .207 | .303 |
2013年 | 43 | 72 | 61 | 9 | 18 | 1 | 0 | 3 | 10 | 0 | 1 | 0 | 10 | 0 | 20 | 2 | .295 | .394 | |
2014年 | 5 | 9 | 9 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | .111 | .111 | |
2018年 | ロッテ | 11 | 18 | 16 | 0 | 3 | 1 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 8 | 0 | .188 | .278 |
2019年 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | |
NPB:5年 | 75 | 133 | 116 | 12 | 28 | 5 | 0 | 4 | 16 | 0 | 1 | 0 | 16 | 0 | 42 | 4 | .241 | .333 |
通算守備成績
機構 | 守備位置 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 |
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NPB | 一塁手 | 13 | 62 | 4 | 1 | 5 | .983 |
二塁手 | 17 | 15 | 26 | 1 | 6 | .976 | |
三塁手 | 4 | 0 | 5 | 0 | 0 | 1.000 |
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関連項目
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