村井国夫 / 村井國夫(むらい くにお)とは、日本の俳優・声優である。
概要
1944年9月20日生まれ、佐賀県出身。トム・プロジェクト所属。俳優座養成所第15期生で、同期生に地井武男・夏八木勲らがいる。2012から芸名を村井國夫に変更したが、現在も旧名で表記されることが多い。
既婚者でありながら音無美紀子と交際し、一時期スキャンダルとなったが、のちに前妻と離婚し、音無氏と結婚。現在も仲の良いおしどり夫婦として有名である。
時代劇への出演が多く、若い頃は鋭い目つきなどから悪役が中心だった。渋みのある美声から声優としても活躍しており、ハリソン・フォードの吹き替えを担当することが多い。
特に「インディ・ジョーンズ」シリーズの主人公であるインディアナ・ジョーンズは彼の当たり役となった。映画第4作では、スケジュールが合わなかった事から、内田直哉に変更されているが、村井以外のインディはあり得ないという人も少なくなく、長らく村井フォードの再演が望まれていた。当然ながら、東京ディズニーシーのアトラクション「インディ・ジョーンズアドベンチャー クリスタルスカルの魔宮」のインディも、村井が担当している。また2014年公開の映画「エクスペンダブルズ3/ワールドミッション」では豪華俳優陣を長年担当したFIX声優陣がキャスティングされる中で、村井も約10年ぶりにハリソン・フォードの吹き替えを再び担当した。
その後、「インディ・ジョーンズ」シリーズで唯一村井版が存在しなかったクリスタル・スカルの王国も、金曜ロードショーにおいて村井國夫の吹き替えが制作され、15年越しのインディ役復帰となった。さらにシリーズ完結篇と銘打った第5作「インディ・ジョーンズと運命ダイヤル」では劇場公開版で正式に吹き替え役に復帰。最後のインディ役にあたって以下のコメントも発表された。
男(わたし)は夢を見た。それは冒険の夢。
アマゾンであり、アンデスであり、また、エジプトだった。
今迄、行ったことの無い場所だ.そうだ、インディの映画を見たからだ.夢は世界を駆け巡る.
男は少年の頃、檀一雄の小説、「夕陽と拳銃」が好きだった。
大陸に行き、馬賊になる夢想をしていたこともあった。
そして今、男はインディの声の吹き替えを受け持っている.
これが最後のインディか、男は悲しみと惜別の思いで、ハリソン・フォード演じるインディアナ・ジョーンズに別れを告げた。
出演作品
テレビドラマ
- 天と地と(高坂弾正)
- 春の坂道(渡辺数馬)
- 勝海舟(榎本武揚)
- 元禄太平記(羽倉斎)
- 獅子の時代(伊河泉太郎)
- 徳川家康(水野信元)
- 山河燃ゆ(オーソン相川)
- 真田太平記(大谷吉継)
- 元禄繚乱(堀田筑前守正俊)
- 浅見光彦シリーズ(浅見陽一郎)
- 北の国から(井関利彦)
洋画吹き替え
- インディ・ジョーンズ(インディアナ・ジョーンズ)
- スター・ウォーズ(ハン・ソロ)
- エアフォース・ワン(マーシャル大統領)
- デビル(トム・オミーラ)
- K-19(アレクセイ・ボストリコフ)
- 6デイズ/7ナイツ(クイン・ハリス)
- パワー・ゲーム(ジョック・ゴダード)
- エクスペンダブルズ3/ワールドミッション(マックス・ドラマー)
関連動画
関連リンク
関連項目
- 2
- 0pt