村田いずみは、アニメ「つうかあ」の登場人物である。筑波女子高等学校のレーシングニーラードライバー。
鈴木なぎさは、いずみの相棒であり、筑波女子高等学校のレーシングニーラーパッセンジャー。
概要
いずみは、藍色の髪で、左目が前髪で隠れ、カチューシャを付けている。極めて高飛車で、相棒のなぎさに対して高圧的な態度で接する。自信家で、女王様然とした振る舞いを崩さない。ドSである。
対してなぎさは長い金髪をお下げにまとめている。一見色気は感じさせないが、脱いだら凄い。常にオドオドした気弱そうな態度で、いずみに大人しく付き従っている。ドMである。
レーシングニーラー「Alsvid(アルスヴィズ)」(カーナンバー33)をバディを組んで駆る。[1]
二人の関係
二人はお互いに幼なじみ。幼稚園、小中高とずっと一緒のところに通っていた。常にいずみがなぎさを引っ張り、いずみは「自分がいないとなぎさは何も出来ない」と思い、なぎさも「いずみの絶対的な子分」と思っていた。レーシングニーラーを始めたのもいずみの考えであった。しかし、ここで初めてなぎさはいずみに異論を唱え、二人は口論となる。その場を飛び出して別れたなぎさは、ふと目にした暴走族のサイドカーに対して「最低」とつぶやく。それを持ち主のレディース(声:竹内恵美子)に聞かれ、因縁をつけられてしまった。そこにいずみが「私の子になにしてんのよ」と割って入るも二人揃ってボコられてしまう。傷ついたまま、二人はお互いを気遣いつつ帰った。そう、いずみはなぎさを本当に大切に思い、だからこそなぎさもこれまでを付いてきたのである。
さて、三宅島に上陸後、なぎさは夢を見る。現実とは立場が逆転し、ボンデージスーツに身を包んだなぎさが使用人としていずみを傅かせているという夢であった。
一方、いずみは一向にタイムが伸びないことに苛立つ。なぎさはガードレールにヘルメットを擦ってしまったり、ニーラーに身体をぶつけて痣を作ったりと悪戦苦闘していた。ちょうど、些細なことでケンカしていたゆりとめぐみに、いずみはスワッピング(互いのペアを交代する)を提案。予想通り、いずみはめぐみとの感覚の違いから限界点を攻め切れない。他方、なぎさはゆりの丁寧なドライビングに感心する。そんななぎさの様子に激しい嫉妬を覚えたいずみは彼女に平手打ちし、「別れる」と言い出してしまう。結局、それはなぎさが頭を下げることで解決したかに見えた。
しかし、いずみもまた夢を見ていたのである。なぎさと同様の夢を。
今度はゆりとめぐみに2台での練習走行を提案するいずみ。先行する明日葉丸のインを突こうとしたその時、どこともなく飛来したカラスとバードストライクしそうになる。危うく直撃を免れスピンした直後、いずみは気づいてしまう。とっさに避けたなぎさの恐るべき反応速度に。そう、彼女がなぎさの命を握っているのではなく、なぎさにこそ自分の命を握られていたことに。その出来事を境に、なぎさはもっと、もっとと求めるように攻め始める。いずみはそれに戦慄するも、逃げることはできない。自分が恐れてアクセルを戻せば、逆になぎさと自分自身を危険にさらすことになる。追い立てられるようにマシンを駆り立てるいずみを見て、なぎさは嬉しさを隠しきれなかった。
こうして二人は互いの本質に気付き、真のSM百合カップルパートナーとなったのであった。[2]
関連動画
関連静画
村田いずみ、鈴木なぎさに関するニコニコ静画のイラストを紹介してください。
関連項目
脚注
- *アルスヴィズとは、北欧神話に登場する馬の名前。その言葉自体は「快速」「あらゆる力の要求に応えるもの」「賢い」という意味を持つ。
- *二人の苗字をローマ字読みすると、「M」urata、「S」uzukiとなる。おわかりいただけただろうか。
- 0
- 0pt