東京ゲームショウ(TGS)は、日本国内最大のコンピュータゲームの展示会。毎年9月から10月の辺りに開催される。コンピューターエンターテイメント協会(CESA)が主催。
概要
東京ゲームショウはその名の通りゲームを扱う展示会だが、コスプレ参加や一般向けの物販ベース参加、イベントが開催されるなど、一般客をターゲットにしたイベントでもある。会場限定配布の商品を狙った徹夜組が発生するなど、一般公開日はコミックマーケットに似た状況になっている。
第1回は1996年だが、1988年にCESAの前身であるコンシューマ・ソフト・グループ(CSG)が開催した展示会の系譜を継いでいる。
背景として挙げられるのが、国内の家庭用ゲーム機がファミコン一強であること、ファミコンのソフト(サードパーティ含む)の流通が任天堂の関わり深い問屋による独占状態だったことが挙げられる。(詳細は初心会を参照)
故に、サードパーティーの中には自社ソフトを非初心会の問屋に流通させるため場所、展示会が必要と考えるようになる。そんなサードパーティー達が集まって出来たのがCSGであり、「CSGショウ」という展示会である。(無論、任天堂も初心会主催の展示会を開催する形で対抗した。)
その後CSGはCESAに改組、1996年に開催された第1回TGSは87社参加と、ゲームの展示会としては国内最大規模となった。
以上の経緯から任天堂は参加しないのが慣例で、どちらかと言えばサードパーティを中心としている。SIEやマイクロソフトなどもかなり気合を入れているが、宣伝のメインがハードのため、ソフト展示ほど目立たない傾向にあり、埋没しがちである。
基本的には国産メーカーだけでなく、海外のメーカーなども招待されている。ただし、ブースを持っていてもビジネスデーの参加がメインで、一般公開日には人どころか展示物まで撤去されていたりする場合がままある。またコンシューマゲームに限らず、オンラインゲームを初めとしたPCゲームの出展もある。一時期はNVIDIAがブースを持っていたりメーカーにPCを貸与したりするなど、PCゲームが広がりを見せたこともあった。
関連項目
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