東京湾アクアライン(とうきょうわんアクアライン)とは、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ高速道路である。
通称「アクアライン」。本稿では、東京湾アクアライン連絡道についても述べる。
概要
1997年開通。開通により京浜 - 木更津間の大幅な移動時間の短縮がなされることとなった。
神奈川県川崎市を起点とし、東京湾を横断して終点である千葉県木更津市に至る。
川崎市から、海ほたるパーキングエリア(以下:海ほたる)までの間が地下トンネル、海ほたるから木更津市までが橋になっている。
経済効果
当初木更津市側は、アクアラインによる経済効果を大きく期待していたが、開通当初の通行料金の高さによる交通量の伸び悩みに加え、ストロー効果により、経済的に豊かになるどころか大きな打撃を受けることになった。
交通量の伸び悩みに関しては、ETC割引制度により大幅に値下げされたために多少の改善が見られるようになり、また物流における経済効果を期待する声も聞かれる。
ゴールデンウィークといった大型連休の頃にはかなりの混雑が起こり、海ほたるの駐車場が常に満車になることもある。
また、高速バスは充実しており、比較的安価に木更津・君津から主要地域(東京駅、品川駅、新宿駅、羽田空港、川崎駅、横浜駅)へのアクセスが可能となっている。
交通量の値引きや主要地域へのアクセスの良さが影響してか、対岸の神奈川県などから木更津市側に移り住む人が目立つようになった。
上記の要因に加え、木更津市周辺の土地価格が他の主要地域と比較して非常に安価であり、それゆえ広い敷地を確保しやすいことから、一軒家を望む人によって選ばれるようになったと考えられる。
木更津市の人口は増加し続け、2011年11月15日には、市の人口が市制施行以来初となる13万人を突破したことが発表された[1]。
都市開発
1997年頃より都市再生機構によって大規模な土地区画整理事業が開始されていたものの、具体的な都市開発の着工には至っていなかった。
しかし、2010年に、木更津市側の着岸地である金田地区に、『三井アウトレットパーク 木更津金田』の進出が決定したことが発表され、開通から13年を経てようやく木更津側に動きが見られるようになった。
金田地区に設置予定のニュータウンは「かずさアクアシティ」と名付けられており、三井アウトレットパークを中心とし、商業や住宅、物流の機能を備えたウォーターゲートシティと位置づけている。
インターチェンジなど
番号 | 施設名 | 接続路線 | 所在地 |
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首都高速道路 神奈川6号川崎線 大師方面 | |||
1 | 川崎浮島JCT | 首都高速道路 湾岸線 | 神奈川県 |
浮島IC | 国道409号線 | ||
- | 海ほたるPA / BS | - | 千葉県 |
- | 木更津料金所 | - | |
2 | 木更津金田IC | 国道409号線 | |
3 | 袖ケ浦IC | 国道409号線 国道410号線 |
|
16 | 木更津JCT | 館山自動車道 |
アクアライン利用の高速バス路線の所要時間
※下記の所要時間は目安です。所要時間は時間帯や交通状況により異なります。
関連動画
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関連項目
脚注
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