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東北縦貫線(とうほくじゅうかんせん)とは東京駅 - 上野駅間を結ぶ路線である。2015年3月14日開通。
2013年12月9日、運行系統の愛称を「上野東京ライン」とすることが発表された。なお、運行系統の詳細については「上野東京ライン」の記事に別記する。
概要
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上の図(?)を用いて説明していく事にする。
東北縦貫線とは現在、上野駅止まりとなっている高崎線・宇都宮線・常磐線の3線を東京駅まで乗り入れさせ、東京駅から東海道線に直通運転を行う事を想定した路線である。
線路は、高架であり、東京駅周辺はスペースがなく、東北新幹線のほぼ真上を線路用に建設中であり、日中は工事が行えない為、終電後から始発までの僅かな時間に特殊な機材を使い建設された。
駅は東京駅・上野駅のみであり、秋葉原駅も計画されていたが、予算等の問題で建設は見送られる事となった。
工事は2008年から始まっており、当初は2013年度に開通予定であったが、東日本大震災の影響もあり2014年度開通予定となり、最終的に2015年3月14日開通予定となった。
なお、以前にも東京駅の東海道本線ホーム~上野駅の高崎線・東北本線・常磐線ホームを結ぶ線路は存在しており、多くの列車が行き来していたのだが、東北新幹線の工事の関係で1983年に使用を停止し、秋葉原駅~東京駅間は線路が撤去され、跡地に東北新幹線の高架が整備された(1991年開業)。
この高架は東北縦貫線が建設されることを見越して設計されていたが、33‰となる急勾配に当時の国鉄の車両が登りきれるか疑問視されていたため、着工は見送られた。
しかし、JR化後にこれら急勾配を登りきれる高性能な車両が数多く登場したため、着工に至ったものである(直通先である宇都宮線・高崎線・東海道線・常磐線で車両がJR化後に登場した車両に統一されたのはこのためである)。
画像
秋葉原駅-御徒町駅間 | 秋葉原駅山手線ホームから | 山手線と京浜東北線 |
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効果
東北新幹線完成以前は東京駅に乗り入れていた3線だが、現在は高崎線・宇都宮線・常磐線の利用者が東京・品川方面に行くには、上野駅での乗り換えが必要になってしまう現状であった。
この為、東京 - 上野間の混雑率は非常に高く、都内ワーストクラスであった。
その為、直通による利便性だけでなく、大幅な混雑緩和も期待された。
また、大宮~横浜の直通列車は副都心には湘南新宿ラインが走っているが、東京駅側にはない為、新設により、同様の速達性が実現した。
その他、東京駅・品川駅へ直結することにより羽田空港へのアクセス路線である京急線、東海道新幹線やリニア中央新幹線との接続が大幅に改善される。常磐線方面への特急が乗り入れることにより、中京圏や京阪神圏から茨城県各地への利便性も向上する事となった。
山手線新駅
東北縦貫線完成後は品川・田町車両基地が整備される予定であり、空いたスペースに山手線30駅目を2020年度完成を目標に泉岳寺付近に建設する計画が立った。2020年3月14日より高輪ゲートウェイ駅として暫定開業している。
関連項目
外部LINK
- 東北縦貫線の開業時期、愛称について [PDF/71KB]
- 「上野東京ライン」開業により、南北の大動脈が動き出します~開業時期、直通運転の概要について~ [PDF/27KB]
- August 2010:特集「新幹線直上に架けるJR東北縦貫線」 - 鹿島建設
- 茨城県南常磐線輸送力増強期成同盟会
- 手続きの進捗状況 東北縦貫線(東京駅〜上野駅間)整備事業
- 常磐線輸送力整備・新線建設促進期成同盟の公式パンフレット
- -運輸政策審議会答申第18号- 「東京圏における高速鉄道に関する基本計画について」- 国土交通省関東運輸局
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