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東名高速夫婦死亡事故単語

トウメイコウソクフウフシボウジコ

東名高速夫婦死亡事故とは、2017年6月5日に発生した、神奈川県東名高速道路でワゴンが追突され、一家4人が死傷した事故。この事故により両親が死亡した。ワゴンは、追い越し線に停していたが、加者に理やり停させられていた[1]

概要

事故2017年6月5日午後9時35分ごろ、東名高速道路の下り線で発生。事故の前、被害者ら家族父親が、中井パーキングエリアで、パーキングエリアで加者のが、道路を塞ぐように外に駐していたのを注意。そのことを逆恨みに思った加者は、被害者らが高速道路に入ると約1・4キロの間、邪魔をするように走行してきて前を遮った[2]被害者らがやむなく止まると、男性女性が出てきて、注意されたことについて抗議。両親のうち被害者である父親を引きずり出そうとし、高速道路上で口論をする。そして、そこから間もなく、ワゴントラックが追突し、両親は死亡。加者の知り合いである女性も重傷を負った。

直接の事故の原因である、トラックドライバーについては、過失致死傷で書類送検となった。トラック運転手男性は「左によけようとしてハンドルを切ったが、間に合わなかった」などと説明。追突の衝撃でワゴンは前方に止めてあった加者のも巻き込み、約13メートル先の中央分離帯にぶつかって停した[3]

事故について被害に遭った長女は、「事故の直前、パーキングエリア出口をふさぐように止まっていたい乗用に注意したところ、高速道路上を追いかけられ、理やり追い越し線に止められた」、「猛スピードが追いかけてきて、さっき怒っただってことが分かって、ちょっと逃げようとしたんですけど、を前につけられてどうしても止まらなくてはいけないふうになってしまって、(男性が)から降りて急につかみかかって(お父さんが)胸ぐらつかまれて、さっきのはけんかうってるのか、調子乗るんじゃねーよとか、高速道路お前投げてやろうかとか」と話している[4]

警察の対応

神奈川県警察は6月事故後、けがをした2人のや、加者のに同乗していた女性の聴取に加え、現場付近を当時走行していたを洗い出して260台以上の運転者らから聞き取りを重ねた。その結果、「前照が左右に何度も動くのをミラー越しに見た」などの言を得た。当時走行していたの一部からは、ドライブレコーダー映像も回収。裏付けを進めたところ、加者が停前、極端に接近して走行したり、進路を塞いだりする妨行為を繰り返した末に、被害に遭ったワゴン理やり停止させていたことがわかったという[5] 。ワゴンにそうした走行は全く確認されず、加者の説明は虚偽であることが分かっている。

加害者

者は10月10日自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死傷)などの疑いで逮捕された。捜関係者によると、事故を引き起こしたとして、直接衝突していないの運転手を逮捕するのは異例だという[6]

男性は、「パーキングエリアで邪魔だと言われ、けんかになった」とトラブルがあったことは認める一方で、「高速道路で追い抜いたらあおられたので、止まれという意味だと思い、止まった」と反論している。

逮捕前の10月1日、加者は、 ()は取材者、「」は加

(なぜ中井PAから追いかけていった?)
「やっぱり言われたらこっちもカチンとくるけん。(中井PAから)普通に高速に出よったから抜かしていったら後ろからあおられて。止まれってことだよねと思ったから、そこ(追い越し線)で止まった感じです」
(2人が亡くなったんですが?)
「やっぱりそれは悪いことをしたなって思いますね」
(悪いことをしたなって言うと?)
「そこ(追い越し線)に止まったから」

と、取材に答えていた[7]

前科

者は、この事故の1カ前にも山口県下関市の一般で、3台のに同様の妨行為をしていた。5月8日石橋容疑者は下関市の一般で運転中、時速約10キロまで急に減速。追い越したクラクションを鳴らすなどし、進路をふさいで停させ、をたたいた。翌9日未明には、ゆっくり走行している際に追い越そうとしたの進路を2回妨して停止させ、運転席のドアを3回蹴った。同日にも、追い越そうとしたの方へ自分のを寄せて衝突。手前の信号でに変わっても10ほど発せず、その後も遅めの速度で走行していた[8] 。この時は、山口県警察自動車運転処罰法違反(過失傷)容疑で書類送検し、起訴猶予処分になった[9]

知人によると、加者は普段から運転が荒く、前方のが遅かったりすると、理やり追い越して今回のように停させることもあり、運転手に「お前遅い!」などと暴言を吐いていたという。また加者は、年2回ほど事故を起こしていて、「当たり屋とかもしていたんですよね」とも話す[10]

容疑

者の容疑は、自動車運転過失致死傷罪である。7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰となっている。弁護士によっては、「往来妨罪」[11]または「過失運転致死傷罪」に問えるとするもの[12]、殺意を持っていないので殺人罪としては問われない可性があると断りつつ、恒常的な行為ならば立法的な解決が必要ということを述べるもの[13]間の高速道路に同乗者を置き去りにして立ち去った場合、その相手が亡くなったら殺人罪が適用されるだろうとし、今回の事件は、自身のを割り込ませ、被害者のを動けないようにしたという点で、そうしたケースと同様であり、起訴の段階では未必の故意(実の発生を意図するものではないが、自分の行為により結果として実が発生してもかまわないという心理状態)による殺人罪まで視野に入れるべきだとするものもいる[14]

危険運転

また、過失運転致死傷よりも重い罪状に、自動車運転処罰法が定める危険運転致死傷罪があり、人を負傷させた者は十五年以下の懲役に処し、人を死亡させた者は一年以上の有期懲役に処する、と定められている。自動車運転処罰法第二条の第四項には、「人又はの通行を妨する的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又はに著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度自動車を運転する行為」とあり、今回のケースはこれに該当する可性がある。

しかしながら、捜関係者によると、「危険運転致死傷罪」はが動いている運転中の事故が前提となるという。また、を停止させる前に繰り返した妨行為については、妨行為によってけがをしたり死亡したりしていないことや、大トラックが突っ込む事故そのものに直結していたとはいえないことから適用できないと判断したという。

自動車運転死傷行為処罰法が制定される際に、法制審議会の部会のメンバーを務めた武内大徳弁護士は、「やはり危険運転致死傷罪の適用は難しいと思う」「今回の事故では、妨行為そのものによって追突事故が起きていれば適用できた可性はあるが、実際は双方のが停し、妨行為はいったんとまっている。これを危険運転致死傷の類に入れるのは難しいのではないか」と答えた[15]

風評被害

事故とは全く関係の人物が「容疑者の父親」としてネット上で拡散され、嫌がらせ電話が殺到するなどの被害を受けていた。ネット掲示板2ちゃんねる」や「爆サイ.com」上には、その人物の会社や自宅の住所・電話番号などの個人情報す書き込みが逮捕翌日の2017年10月11日頃から相次いで寄せられることになった。この情報を見たユーザーの一部が、その人物の会社に嫌がらせの電話をかけ始めた。その人物はこの嫌がらせについて、取材の中で「許すべき問題ではないと思う」とも話している[16]

関連動画

関連商品

関連項目

脚注

  1. *東名高速の追突死傷事故で新事実 別の車に無理やり止めさせられていた可能性
  2. *東名事故、進路ふさいだ男逮捕=夫婦死亡、過失運転致死傷容疑-神奈川県警
  3. *東名高速夫婦死亡事故 頻繁に車線変更 1カ月前にも妨害行為
  4. *東名事故、長女が証言「無理やり追い越し車線に」
  5. *妨害行為、走行車260台から裏付け 東名夫婦死亡事故
  6. *東名高速死亡事故 車止めさせた男を自動車運転処罰法違反容疑で逮捕 県警
  7. *“東名夫婦死亡事故” 過失運転致死傷などの疑いで25歳男を逮捕
  8. *1カ月前も3台に走行妨害 東名夫婦死亡事故の容疑者
  9. *東名高速夫婦死亡事故 頻繁に車線変更 1カ月前にも妨害行為
  10. *東名高速死亡事故の容疑者の素顔…知人が証言「当たり屋もしていた」
  11. *刑法124条の「往来妨致死傷罪」という規定。「陸路、路又はを損壊し、又は閉塞して往来の妨を生じさせ、人を死傷させる行為」を罰するもの。往来妨致死傷罪は故意犯で、刑の上限は懲役20年、併合加重すれば最高刑は懲役30年になる
  12. *東名高速の追突死傷事故で新事実 別の車に無理やり止めさせられていた可能性
  13. *“なぜ、殺人罪は適用されない?”高速のあおり運転で死亡事故を誘発した容疑者が逮捕
  14. *八代英輝氏 東名高速道路の死亡事故に意見「殺人罪まで視野にいれるべき」
  15. *東名夫婦死亡 進路妨害は「危険運転」にならない?
  16. *東名追突事故、「容疑者の父」とデマ拡散 無関係なのに...嫌がらせ電話「1日100件」

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読み:トウメイコウソクフウフシボウジコ
初版作成日: 17/10/14 05:12 ◆ 最終更新日: 18/12/14 13:56
編集内容についての説明/コメント: 関連項目から不適切な「殺人」を削除(殺意が無いのは明確なため該当しない)
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東名高速夫婦死亡事故について語るスレ

339 : ななしのよっしん :2018/12/14(金) 19:45:46 ID: ft69BYybzQ
法に厳密にやっただろ。
停止後の行為ではなく、事故の前の行為である煽り運転をもって

二条
四 人又はの通行を妨する的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人又はに著しく接近し、
かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度自動車を運転する行為

これを事故原因となる危険運転と認めた判決だから、停止後々はもう論点じゃない。
340 : ななしのよっしん :2018/12/14(金) 20:42:36 ID: LmO32248dc
上訴でひっくり返りそうな判断理由な気がする…
341 : ななしのよっしん :2018/12/14(金) 20:44:30 ID: hVaS/bbhDn
こういう馬鹿はどんどん処分していいと思う
今更更生なんかせんやろ
342 : ななしのよっしん :2018/12/14(金) 22:14:54 ID: VWlPBUPPSp
>>338
走行中でしか適用できないとする方が恣意的だと思うがね
343 : ななしのよっしん :2018/12/14(金) 22:24:27 ID: Qye0S0YgvH
は移動と移送の為の手段だ、自己顕示欲を満たす為の方法じゃない。
=自分の」と勘違いした結果が傲慢な態度や運転になったのだと考える。

取り敢えず生涯こいつには免許を持たせるな。
344 : ななしのよっしん :2018/12/14(金) 23:28:56 ID: n54Df0wxjn
2人の殺人を犯し、それ以前の言動から明らかに危険思想を持っていることがうかがえる社会不適合者が、20年もせずに再び世に放たれる
基本的人権を尊重する法治国家限界
345 : ななしのよっしん :2018/12/15(土) 07:44:43 ID: ft69BYybzQ
いやこの判決は現行法では重すぎるくらい重いぞ。
人権とは正式に裁判を受けて罪刑法義に基づく刑罰を受けることができることであって、
刑罰を軽くしたり重くしたりすることではないぞ。
346 : ななしのよっしん :2018/12/15(土) 07:46:29 ID: TG5It/jruW
何がこえーって、コイツ社会に出たら遺族か元カノに報復しに行くことが怖いね。遺族の名前だってこれだけ報道されてるし、元カノの名前もネット特定されてる。
347 : ななしのよっしん :2018/12/15(土) 08:00:21 ID: hMiqNb4NIt
・余罪多数
・自分が起こした死亡事故からそう経たないうちにまた煽りやってる
・自分が事故の原因でありながら「あの事故がなきゃ自分は結婚していたのだから許せ」とかいう身勝手極まりない言い分

根本的に罪悪感が欠落しているんだから反や更生なんてするわけがない
こんな人間をどうにかできない今の法律がもどかしい
348 : ななしのよっしん :2018/12/15(土) 08:29:06 ID: ft69BYybzQ
基本的に事故の結果に対する法律は過失が前提になってるから軽めにできている。
昔の飲酒運転なんて酷いもので、厳罰化される前は今で言うケータイと変わらないような違反扱いだった。
危険運転致死はその中でも世論の高まりで制定された故意が認められる法律だから、かなり重めに出来てる。
それが今回認定されたのは本当に良かったよ。気持ち的にはもっと重くても良いと思うが、現行法としては最大級に重い
これから必要なのは、今回のような想定をえるような故意を裁くような法律の制定だな。
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