概要
松戸市の中心駅であり、JR東日本(常磐線)と新京成電鉄(新京成線)が乗り入れている。常磐線は、常磐快速線と常磐線各駅停車のホームがある。常磐快速線は一部列車が我孫子駅から成田線(我孫子支線)に乗り入れており、JR東日本は常磐・成田線という表記も使用している。
1896年12月25日に日本鉄道の駅として開業。1906年11月1日に日本鉄道が国有化され、1909年10月12日に線路名称制定で常磐線の駅となった。1955年4月21日には、新京成線の駅が開業している。
転機が訪れるのは、「通勤五方面作戦」で常磐線の複々線化が決定したことである。この際、日本国有鉄道(現:JR東日本)は綾瀬駅までしか複々線化工事を行わず、綾瀬駅から先は帝都高速度交通営団(現:東京地下鉄)が工事を担当することになったのである。松戸駅は快速停車駅に選ばれ、快速線にホームも設置された。
こうして1971年4月20日に常磐快速線と常磐線各駅停車が営業運転を開始するのだが、多くの問題を抱えることとなってしまう。当時の常磐線利用者は地下鉄利用に切り替えることをなかなかよしとせず、快速通過駅の利用者は快速停車駅である松戸駅での乗り換えに殺到したのである。
問題はこれだけに留まらなかった。帝都高速度交通営団がストで運行を停止すると、常磐線各駅停車は地下鉄(千代田線)との境界駅である綾瀬駅までで運行を打ち切らなければならなかった。しかし、綾瀬駅に快速線ホームが設置されなかったため、常磐快速線の通過する綾瀬駅、亀有駅、金町駅の利用者は松戸駅まで戻って乗り換えなければならなくなったのである。こうなった日はただでさえ酷い松戸駅の混雑にさらに拍車がかかることになり、利用者からは「迷惑乗り入れ」として非難が集中する事態となってしまった。
バスは市川駅を結ぶ京成バスをはじめ流山、三郷方面等に路線が走っている。
駅構内
JRと新京成電鉄を乗り換えるには、連絡改札口を通る必要がある。
番線 | 路線 | 方面 | 備考 |
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1 | ■■常磐快速線・成田線(下り) | 取手・水戸・成田 | |
2 | ■■常磐快速線・成田線(待避線) | 取手・水戸・成田/上野 | |
3 | ■■常磐快速線・成田線(上り) | 上野 | |
4 | ■常磐線各駅停車(下り) | 新松戸 | 朝ラッシュ時、このホームに電車は来ない |
5 | ■常磐線各駅停車(上下始発・終着) | 新松戸/綾瀬・代々木上原 | 朝ラッシュ時、下り専用のホームとなる |
6 | ■常磐線各駅停車(上り) | 綾瀬・代々木上原 | 朝ラッシュ時、当駅始発もこのホームから出る |
7・8 | ■新京成線 | 京成津田沼・千葉中央 |
かつて、4・5番線の発車メロディー(宗次郎作曲『四季~愛しき子供達へ』)の曲調があまりに欝になれる曲として有名だった。2004~2005年を境に、著作権の関係で別の曲に置き換えられたが、今度は6番線の発車メロディー(SF22-14)が発車メロディーらしかぬ一風変わった曲調で有名になってしまっている。
隣の駅
路線名 | 隣の駅(上り) | 当駅 | 隣の駅(下り) |
---|---|---|---|
■■常磐快速線・成田線 | 北千住駅 | 松戸駅 | 柏駅 |
■常磐線各駅停車 | 金町駅 | 松戸駅 | 北松戸駅 |
路線名 | 隣の駅(上り) | 当駅 | 隣の駅(下り) |
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■新京成線 | 終点 | 松戸駅 | 上本郷駅 |
関連項目
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