基本データ
- 面積……130.55km²
- 総人口……19,606人 (推計人口、2024年10月1日)
- 人口密度……150人/km²
- 隣接自治体……佐世保市、平戸市、伊万里市、唐津市
- 市の木……マキ
- 市の花……ツバキ
沿革
1955年3月31日、北松浦郡志佐町・新御厨町・調川町が新設合併するとともに市制を施行。松浦市(旧)となる。
2006年1月1日、松浦市・福島町・鷹島町が新設合併し、現行の松浦市が発足。
概要
北は玄界灘と伊万里湾、南は佐世保市、東は佐賀県伊万里市、西は平戸市に隣接する、長崎県北部の北松浦半島にある市。
LPG国家備蓄基地や石炭専焼発電所を持つエネルギーのまちであるとともに、澄んだ海と白い砂浜を持つ港町で、特にアジとサバは日本有数の漁獲量を誇る。
緑も豊富で、特に果実では、「松浦アールスメロン」「御厨ぶどう」「松浦マーコット」という高級果実が実り、それぞれ大都市へ出荷されている。
入り江を利用した養殖業も盛ん。特に海上の養殖いかだで一年半かけて育てるフグ類の養殖では日本トップクラスの生産量を叩きだしている。また、伊万里湾内に浮かぶ福島は最高級車海老の養殖地として知られる。
周遊船「つばき号」では、四つのコースから選べるクルージングを通して松浦の海の景色を堪能できる。
「松浦党の里 ほんなもん[1]体験」という、農漁村や民泊などの体験プログラムに力を入れている。定置網など、割と本格的な内容だが早起き必須。
土谷棚田は日本の棚田百選の中でも夕陽の美しさで名高い、多くの写真愛好家が足を運ぶフォトスポット。
松浦鉄道は1987年の設立以来、「MR」と呼ばれ、松浦市民の足として親しまれている。佐世保から佐賀県有田までの全長93.8kmのうち、松浦市内を走るのは全長16.8km。無人駅である前浜駅からは、レールをくぐって少し進むと広い海の景色を望める。
たくさんのアジが獲れることからシティプロモーションとして2019年4月27日 には「アジフライの聖地」を宣言した。市内でアジフライを提供する店舗は「松浦アジフライ勲章」を授与されている。
「まつドリー」という、「松浦」と「ドリーム」をかけて松浦高校の生徒が発案したキャラクターと、「松浦松之介」という、 時空のゆがみによるタイムトンネルを通って、松浦市今福町の梶谷城跡に来臨したという設定の二種類のゆるキャラがいる。
阿翁石という、鷹島町の阿翁地区でとれる石材を加工したものが伝統工芸品として扱われている。
10月最後の土・日曜に行われる、地域を守った武士を称える松浦水軍祭りが主な祭事。
松浦市鷹島町神崎免の沖合いには、元寇の際に松浦鷹島沖で吹いた神風で沈没した元の軍船や遺物などが眠る。2012年3月27日、日本文部科学省はこの海域を、日本で初めての海底遺跡「鷹島神崎遺跡」として国史跡に指定した。
関連動画
関連リンク
関連項目
脚注
- *「本物」の意。
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