松田優作単語

244件
マツダユウサク
2.0千文字の記事
  • 4
  • 0pt
掲示板へ

松田優作1949年9月21日1989年11月6日)とは、山口県下関市出身の俳優歌手である。

先妻は作家松田美智子、後妻は女優松田美由紀。熊谷真実は義理のにあたる。

先妻の間に一女、後妻の間に二男一女がいる。長男松田龍平、次男は松田翔太で共に俳優である。

文学座→六月劇場事務所(個人事務所)→セントラル・アーツに所属していた。現在松田優作に関する権利は、優作の家族が所属・経営するオフィス作が保有している。(所属俳優として扱われている)

             松田優作           

概要

185cm長身空手で鍛えた屈強な体、切れ長の鋭い眼差しと彫りの深い顔立ちで1970年代80年代テレビドラマ東映映画角川映画を中心にアクションスターとして活躍し一時代を築いた。また「野獣死すべし」出演時の、役作りのための過酷な減量とを4本抜いたエピソードに代表される演技への病的とも言えるこだわりで、30代以降は舞台テレビ映画ジャンルを問わぬ演技として評価された。その独特の演技に魅了される者は現在も多く、新たなファンを増やし続けている。

ただ、生前は短気な性格と過剰なこだわりが災いし、大小さまざまなトラブルを起こしたことからトラブルメーカーとしてのイメージも強く、概ね生前の松田優作に対する一般的なイメージは「なんじゃこりゃぁあ!!!の人」「探偵物語工藤ちゃん」「お騒がせ俳優」の3つに集約されていた。

生い立ちと生涯

日本人在日韓国人3世のとの間に非嫡出子として生誕。出生時の本名は金優作。2人の異がおり(異母兄弟もいる)兄弟仲は良かったが、自身の生い立ちに気付き孤独を感じるようになる。

1967年高校中退をし、渡をする。弁護士になれという母親の厳命によるものだが、後にアメリカ生活に嫌気が差し帰。長一家のつてを頼りに東京の私立高校間部に転入。1969年卒業をする。

1972年に劇団文学座への入団が決まり、役者に専念するため当時通っていた大学中退

1973年日本テレビ系刑事ドラマ太陽にほえろ!』に柴田刑事ジーパン)役に大抜され、一躍脚を浴びることになる。同年には法務省帰化申請して日本国籍を取得し、通名であった松田優作が本名となる。1974年ジーパン役として演じた有名な殉職シーンなんじゃこりゃぁあ!!!」はモノマネの定番になったドラマ史に残る名場面となっている。

その後は映画に軸足を移したが、1976年一般人暴力を振るい全治3ヶの重傷を負わせる傷事件を起こし逮捕される。これによりテレビドラマへの出演を1年間自粛する。1977年、そんな優作の復帰を願った石原裕次郎オファーにより、日本テレビ系刑事ドラマ大都会PARTⅡ』にレギュラー出演し本格的にテレビドラマにも復帰する。

1979年には日本テレビ系列アクションドラマ探偵物語』に演。同作には企画段階から参加し、私立探偵工藤俊作をアドリブ満載で熱演しはまり役となった。現在でもファンが多くいる作品でもある。この作品でゲストとして共演した女優熊谷美由紀と不倫関係に陥る。当時優作は駆け出し時代の劇団の同僚だった女優真弓(現・作家松田美智子)と結婚していたが、この不倫が原因で1981年離婚し、美由紀とは1983年長男の誕生を機に結婚

大都会Part2」「探偵物語」といったテレビドラマでの出演の一方、映画でもこの時期に「人間明」「る金」「野獣死すべし」に出演し、第二の絶頂期を迎えた。

1980年代からはアクションドラマ映画から距離を置き、舞台への回帰をすすめる。この頃から演技力も高く評価されるようになっていった。1986年の「ア・ホーマンス」で演兼監督を務めたことで話題となる。

1988年にはアメリカ映画ブラックレイン』に出演しハリウッドデビューを果たすが、この時に侵されていた。1989年に膀胱の転移により死去。享年40歳という若すぎる死であった。

死去から25年以上を経た現在でも、そのカリスマ性は伝説となっている。

関連動画

関連商品

関連コミュニティ

松田優作(または彼が演じた人物)をモデルにしたキャラクター

製作者・原作者が明確に認めていないものも含んでいます。他にもあれば追記・修正願います

関連項目

【スポンサーリンク】

  • 4
  • 0pt
記事編集 編集履歴を閲覧

ニコニ広告で宣伝された記事

この記事の掲示板に最近描かれたお絵カキコ

お絵カキコがありません

この記事の掲示板に最近投稿されたピコカキコ

ピコカキコがありません

松田優作

33 ななしのよっしん
2021/11/27(土) 20:28:04 ID: K3kyglhWUT
この人の演技不思議なんだよなぁ。一種のウソ間であるテレビの中でさらにウソ違和感なく構築出来る不思議な力があるのよ。本来ならドラマテレビの中で仮想現実めいたリアルを構築するところ、ウソなもんだから一種のファンタジーみたいな世界になってしまう。

何を言いたいのか分からないと思うけど、それだけ引き込まれてしまう俳優ですわ。

👍
高評価
0
👎
低評価
0
34 ななしのよっしん
2021/12/10(金) 19:17:05 ID: fq/1/moVls
 歴史ifクソいとは言うが、もし松田優作が生きて居たら、

刑事貴族2及び3
相棒
NHK大河ドラマ
・JM(キアヌ=リーブ演の映画、史実では日本人ヤクザ役を北野武が演じた)
007
ジョン=ウー監督作品
マトリックス
エクスペンダブルズ

辺りで出演してそう。他にも『ザ・レイドGOKUDO』とか『あぶない刑事』とかで敵役として出て来たりはありそう。
👍
高評価
3
👎
低評価
0
35 ななしのよっしん
2022/01/31(月) 15:14:11 ID: svSk6zmsaA
存命してたら60後半~70代くらいだけど
老人になった松田優作ってどんな感じだったんだろうね
👍
高評価
0
👎
低評価
0
36 ななしのよっしん
2022/04/30(土) 18:24:58 ID: NNEKcgjszz
最近の松重豊がそのイメージに近い気がする
👍
高評価
0
👎
低評価
1
37 ななしのよっしん
2022/08/17(水) 20:43:04 ID: K3kyglhWUT
存命ならギラギラとした強汁は抜けて、良い意味で力の抜けた俳優になってそう。三枚についた感じの

でも狂気暴をどこかに秘めた二な俳優になってるだろうなぁ。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
38 ななしのよっしん
2022/10/07(金) 00:04:49 ID: Y88GYgbTKH
生きていたとしてもまだ73歳なんだよね…
👍
高評価
1
👎
低評価
0
39 ななしのよっしん
2022/12/12(月) 20:29:06 ID: K3kyglhWUT
佐藤次郎さんが亡くなられたけど、優作さんのことをいたく気に入ってようだね。先輩を立ててくれてるとか。

優作さんも次郎さんを慕ってたから、かなり人たらしというか、人を引き寄せるオーラがあったのかな。
👍
高評価
0
👎
低評価
0
40 ななしのよっしん
2023/08/19(土) 21:35:54 ID: NjHHW9+MfY
ブラックレインマイケルダグラス高倉健も喰ったあの一世一代の名演技。あれで大ファンになった。
あんな演技見せられたら、どうしても「生きていたら」と思ってしまうけど
死を覚悟していたからこそできた演技なのかなぁ。



>>8
そんな松田優作を「生意気だ」と瞬殺した渡瀬恒彦
👍
高評価
0
👎
低評価
0
41 ななしのよっしん
2024/08/09(金) 16:10:47 ID: mQWKQ1kSV6
バーチャルヒューマン版ができたそうな
👍
高評価
0
👎
低評価
0
42 ななしのよっしん
2024/09/12(木) 22:19:48 ID: DrSUrQlzmv
もうちょい長生きだったら仮面ノリダーには出てそう
本物のW-B-Xですよ
👍
高評価
0
👎
低評価
0